テオティワカン遺跡
Kitagawa@Mexicoです。
今回のメキシコ旅行のハイライトであるテオティワカン遺跡を見学してきました。
この遺跡は首都メキシコシティの北50kmに位置します。半日ツアー(65USD、所要4時間)で行くのがお手軽ですが、行ったことのある友人が「テオティワカンはバスですぐだよ~」と言っていたので、公共交通機関で往復してみることにしました。
【アクセス】
まずは地下鉄を使ってAutobus del Norte駅へ(1乗車3ペソ、22円)。駅を出るとすぐ写真の北バスターミナルです。ここでSan Juan Teotihuacan社の窓口でチケットを購入(片道35ペソ、257円)。バスは頻発しており、1時間足らずで遺跡に着きました。(テオティワカンまで乗っていくと町まで行ってしまうので、途中のピラミッド Piramidesで降りなければいけません。)
テオティワカンは古代メキシコ最大の都市国家の遺跡。巨大なピラミッドが残っており、ユネスコ世界遺産に指定されています。入場料は 51ペソ(374円)。
遺跡は南北に長く、入口は3ヶ所にある(各所でバスは止まる)ので、最初に止まった南端の「入口1(Puerta 1)」から入り、北に向かって歩くことにしました。
まず現れたのは「ケツァルコアトルの神殿」。
レリーフの往年の彩色は国立人類学博物館にレプリカが展示されているので、比較してみると面白いと思います。(リンク先の一番下に写真があります)
ここからピラミッドを目指して「死者の道」を北に向かって歩きます。
正面に見えるのは月のピラミッド、前方右手に僅かに見えているのが太陽のピラミッド。これ近そうに見えるのですが…すごく歩きます。お水と帽子と日焼け止めは必携です。
ようやく「太陽のピラミッド」が見えてきました。
底辺224m四方、高さ64m、メキシコ盆地で最大のピラミッドです。ちなみにちょうど1年前に見に行ったエジプトのピラミッドは、底辺230m四方、高さ139mでした。
正面の大階段を登ります。ここまで歩いてくるのに結構疲れてしまっているので、何度も休みながら頂上を目指しました。地元の学生さんたちとおしゃべりなんかしつつ、全然頂上に近づいていきません…
ほうほうのていでようやく頂上に到達。360度の眺望を楽しめます。風が心地よいですね!
向こうに見えているのは「月のピラミッド」。
頂上にあったマークです。PROYECTO PIRAMIDE DE LA LUNAと彫られていました。太陽のピラミッドの頂上に、なぜか“「月のピラミッド」プロジェクト”と彫られてるのが不思議ですね~。
(気になって帰国後調べましたら、このマークはピラミッドの名前ではなく、調査団の名前が“月のピラミッド”であったことに起因しているようです。)
その他いくつかの宮殿があり、中には1800年~2000年も前の壁画が僅かに残っています。
帰りは元の場所までは戻らず、北端にある「入口3(Puerta 3)」から出て、通りでバスを拾いました。観光そのものは2時間もあれば充分ですが、暑いのと高度が高く空気が薄いので、結構体力が要ります。メキシコシティからの往復費用は、入場料を含めても総額で1000円を切ってしまう安さでした。