12.07
イラン国内線 イランエアツアー搭乗記
イラン旅行にてイラン航空傘下のイランエアツアーが運航する国内線に搭乗しました。イランは長距離バスが発達していますが、中東で2番目に大きな国で面積が日本の4倍以上あるので、長距離の移動は飛行機が断然楽です。
首都テヘランからイスファハン、シーラーズへと、イラン観光の定番ルートを夜行バスで南下して来ました。ここから一気にイラン北東の大都市マシュハドまで飛びます。マシュハドのハラメモタッハル広場はシーア派の聖地なので国内各地からバスや鉄道の便がありますが、いずれも丸一日かかるのでここで空路を使ってみました。
シーラーズ国際空港
シーラーズで泊まった Chamran Grand Hotel から空港までは約18km、車は配車アプリのSnapp!で外から呼んで運賃は128円でした。イランは駅や空港が巨大でびびりますね、しかもゴミ一つ落ちていない。
かなり早く来てしまったため遅めのお昼ご飯。ボリュームがあって美味しいハンバーガーが620円でした。
カフェから見たターミナル内の様子。チェックインやセキュリティチェックも非常にスムーズです。
Iran Airtour
McDonnell Douglas MD-82
ランプバスで移動してタラップ搭乗です。イランはもともと写真にかなり厳しい国で、特に空港は撮影などもってのほかのはずですが…今やイラン人の誰もがスマホを持ってインスタグラムへ投稿しまくる毎日なので、みんな好き勝手に写真を撮っていました(笑
Kitagawaはすぐにシップの機種が分からなかったのですが、かろうじて読めたレジ番のEP-MDEを調べてみるとMD-82のようです。日本だと日本エアシステムが導入していましたが、古過ぎて忘れちゃった人の方が多いかも知れませんね。
しかし、まさかマクドネルダグラスのロゴを現行の路線で目にするとは。同社がボーイングに吸収されたのは、もう四半世紀も前の話です(汗
イランの国内交通は体験した限り時間に正確で、当便も定刻の18:45にプッシュバック。離陸前に僕らの後ろに座っている男性が大きな声で何かしゃべり始めて驚いていると、それに続いて機内の全員が何事かを斉唱していました。神様に無事を祈っているのでしょうか、目的地がシーア派の聖地であることを思わせます。
機内食
1時間半のフライトですが、鉄道やバスのVIPクラスのサービスに対抗してかサンドイッチの機内食も出ました。アメリカから経済制裁を受けている割に飲み物はコーラが出てきます、マイクロソフトとコカコーラは本当に強い。
ちなみにイランは非常に旅しやすくて良い国なのに、外国人の観光客やビジネスマンは極めて少なく、そこら中で声を掛けられます。機内でトイレに立とうものなら全員から注目を集めて、何人も「ウェルカム」と声を掛けてくれました。飛行中はとても賑やかで、まるで修学旅行のバスのような雰囲気、こんな楽しそうなフライトは初めてです。
マシュハド国際空港
そうこうしているうちにマシュハド空港に到着。
訳の分からないほどキラキラしたターミナルで度肝を抜かれました。
マシュハド空港は市内から近くメトロも乗り入れていますが、ホテルの空港送迎サービスを利用しておりスタッフが待っていてくれました。
イラン国内線の予約方法
イランの国内線は複数の航空会社が運航しており、運賃も諸外国に比べて格安です。しかし、経済制裁の影響でクレジットカードが一切使えないばかりか公式サイトすら国外から開けないので、外国人が個人でチケットを予約するのは相当難しい状況です。運航スケジュールはおよそ一か月前にならないと発表されないらしく、基本的に満席になるようなので、利用される場合はイランに精通した旅行代理店を通じて早めに手配されることをおすすめします。今回のイラン旅行における夜行バス・飛行機・鉄道の手配はすべてランドオペレーターである www.irantravelingcenter.com/ に依頼しており、シーラーズ発マシュハド行き航空券は手数料込み1名あたり 57 USD(8,610円)でした。
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