08.29

イラン国内線 イランエアツアー搭乗記
イラン旅行にてイラン航空傘下の イランエアツアー Iran Airtour が運航する国内線に搭乗しました。イランは長距離バスが発達していますが、中東で2番目に大きな国で面積が日本の4倍以上あり、長距離の移動は飛行機が断然楽です。
ここでは最近乗ったテヘラン-マシュハド線と初めて乗ったシーラーズ-マシュハド線の様子を振り返ります。それぞれの航路を以下の地図にオレンジの線で示しました。
イラン国内線の予約方法
イランの国内線は複数の航空会社が運航しており、運賃も諸外国に比べて格安です。しかし、経済制裁の影響でクレジットカードが一切使えないばかりか公式サイトすら国外から開けないので、外国人が個人でチケットを予約するのは相当難しい状況です。運航スケジュールはおよそ一か月前にならないと発表されないらしく、しかも基本的に満席になるようなので、利用される場合はイランを専門とする旅行代理店を通じて早めに手配されることをおすすめします。
Kitagawaは近年、イランに精通した友人を通じて現地のイラン人が予約を取ってくれており、テヘラン発マシュハド行き航空券は1名あたり 48,818,000リアル(55.48 USD)でした。一方、2022年までのイラン旅行では夜行バス・飛行機・鉄道の手配をすべてランドオペレーターである www.irantravelingcenter.com/ に依頼しており、シーラーズ発マシュハド行き航空券は手数料込み1名あたり 57 USD(8,610円)でした。
テヘラン発マシュハド行きイランエアツアー
隣国のトルクメニスタンに陸路で入国するため、バジギラン国境の最寄りとなるマシュハドまでイランの首都テヘランから飛びました。ちなみに日本を出たときはイランに対する本邦外務省の危険度は4(退避勧告)、アメリカ国務省の危険度も4(渡航禁止)が発出されておりましたが、相変わらず両国ともこの地域に過敏ですね。
メヘラーバード国際空港
Mehrabad International Airport
国際線の大部分は郊外のエマーム・ホメイニー国際空港(IKA)に移されたものの、テヘラン発の国内線は市内にあるメヘラーバード空港(THR)に発着しています。泊まっていた Espinas International Hotel から空港までは11km、車は配車アプリのSnapp!で外から呼んで運賃は262円でした。
出発案内はペルシャ語のみで英語なし!
Kitagawaは大学で第四外国語としてアラビア語を学んだので数字や固有名詞はなんとか読むことができました(汗
制限エリアの様子。
Iran Airtour
McDonnell Douglas MD-87
ランプバスで移動してタラップ搭乗です。近年イランはヒジャブを被らない女性が増えるなど急速に変化していますが、さすがシーア派の聖地マシュハド行きとあって巡礼者の姿も多くきちんとした服装のパッセンジャーがほとんど。なお、男性のハーフパンツは今後もイラン国内では有り得ないと思うのでご注意を。
シップはMD-87、イランの国内線では定番ともいえるマクドネルダグラスのMD-80シリーズですね。
定刻より8分遅い13:38のプッシュバックでした。
機内食
1時間半のフライトですが機内食が出ます。サンドイッチに加えてカステラのようなものが付き、さらにトレーに載って出てきました…なんか昔よりグレードアップしていて驚くんですけど。
マシュハド国際空港
Mashhad Shahid Hasheminejad International Airport
B9966便は定刻の15:00よりわずかに早くスポットに停止。ランプバスでターミナルに向かいます。
相変わらず巨大で綺麗な空港ですね~
マシュハド空港は市内から近くメトロも乗り入れていますが、夏のイランは尋常ではない暑さなのでタクシーでホテルに向かいました。トルクメニスタンに向かう前に 世界一おいしいメロンジュース を飲んで、エマーム・レザー廟 も再訪する予定です。
シーラーズ発マシュハド行きイランエアツアー
2022年のイラン旅行では首都テヘランからイスファハン、シーラーズへとイラン観光の定番ルートを夜行バスで南下。そしてシーラーズから一気にイラン北東の大都市マシュハドまで飛びました。マシュハドのハラメ・モタッハル広場はシーア派の聖地なので国内各地からバスや鉄道の便がありますが、いずれも丸一日かかるのでここで空路を使ってみました。
シーラーズ国際空港
シーラーズで泊まった Chamran Grand Hotel から空港までは約18km、車は配車アプリのSnapp!で外から呼んで運賃は128円でした。イランは駅や空港が巨大でびびりますね、しかもゴミ一つ落ちていない。
かなり早く来てしまったため遅めのお昼ご飯。ボリュームがあって美味しいハンバーガーが620円でした。
カフェから見たターミナル内の様子。チェックインやセキュリティチェックも非常にスムーズです。
Iran Airtour
McDonnell Douglas MD-82
ランプバスで移動してタラップ搭乗です。イランはもともと写真にかなり厳しい国で、特に空港は撮影などもってのほかのはずですが…今やイラン人の誰もがスマホを持ってインスタグラムへ投稿しまくる毎日なので、みんな好き勝手に写真を撮っていました(笑
Kitagawaはすぐにシップの機種が分からなかったのですが、かろうじて読めたレジ番のEP-MDEを調べてみるとMD-82のようで、マクドネルダグラスのMD-80シリーズの中でもっとも生産数の多い形式です。日本だと日本エアシステムが導入していましたが、古過ぎて忘れちゃった人の方が多いかも知れませんね。
しかし、まさかマクドネルダグラスのロゴを現行の路線で目にするとは。同社がボーイングに吸収されたのはもう四半世紀も前の話ですが…実はMD-80シリーズで現役の機材のうち3分の1がイランの航空会社によって運航されています。
イランの国内交通は体験した限り時間に正確で、当便も定刻の18:45にプッシュバック。離陸前に僕らの後ろに座っている男性が大きな声で何かしゃべり始めて驚いていると、それに続いて機内の全員が何事かを斉唱していました。神様に無事を祈っているのでしょうか、目的地がシーア派の聖地であることを思わせます。
機内食
1時間半のフライトですが、鉄道やバスのVIPクラスのサービスに対抗してかサンドイッチの機内食も出ました。アメリカから経済制裁を受けている割に飲み物はコーラが出てきます、マイクロソフトとコカコーラは本当に強い。
ちなみにイランは非常に旅しやすくて良い国なのに、外国人の観光客やビジネスマンは極めて少なく、そこら中で声を掛けられます。機内でトイレに立とうものなら全員から注目を集めて、何人も「ウェルカム」と声を掛けてくれました。飛行中はとても賑やかで、まるで修学旅行のバスのような雰囲気、こんな楽しそうなフライトは初めてです。
マシュハド国際空港
そうこうしているうちにマシュハド空港に到着。
訳の分からないほどキラキラしたターミナルで度肝を抜かれました。
マシュハド空港は市内から近くメトロも乗り入れていますが、ホテルの空港送迎サービスを利用しておりスタッフが待っていてくれました。
更新履歴
2022年12月7日 作成
2025年8月29日 写真10枚追加、テヘラン-マシュハド線追記
2025年, 2022年, '25 イラン, '22 イラン
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