10.07
エミレーツ航空A380ファーストクラス搭乗記(バンコク-ドバイ)
キラキラ金ぴか憧れのエミレーツ航空ファーストクラス。総二階建てエアバスA380の最前列シートにて、ドバイを経てインド洋の島国へバカンスに出掛けました☆
スイートの名前通りシートはまるで個室のような空間、山盛りのお菓子にドリンク、機内にはバーやシャワー室も!バンコク発だと飛行時間が短くすべての機能を使いこなせないほどでした。
チェックイン
バンコクはスワンナプーム国際空港でチェックイン。
朝早いせいか空いており、キャリーオンバッグにはJALのファーストクラスのように赤いタグを付けられました。出国手続きやセキュリティチェックは「プレミアムレーン」を使えますが、先月からすべての航空会社でクーポンが新しくなり対象のパッセンジャーかどうかのチェックが厳しくなっていました(良いことです)
エミレーツ・ラウンジ
エアサイドに抜けたら右に2回曲がったコンコースGの エミレーツラウンジ へ。
ファーストクラスとビジネスクラスで共通のラウンジですが、フードの質は高めで軽く朝食をいただきました。シャワー室が設けられていますがマッサージのサービスはありません。流石のエミレーツもアウェーでは タイ航空ロイヤルファースト には及ばないようです。
エミレーツはどこの空港でもボーディングが割と早めで慌ただしい。
時刻通りにボーディングゲートに向かったところ既に搭乗が始まっておりエコノミークラスのパッセンジャーで混雑していました。
エミレーツA380ファーストクラス
バンコク発ドバイ行きは毎日5往復も飛んでいます。
搭乗するのはEK375便、朝9:55 BKK発、同日13:00 DXB着で6時間5分のフライトです。A380には春にバンコクからパリまで タイ航空A380ビジネスクラス に乗っていますが、今回はエミレーツ航空ファーストクラスとあって飛ぶ前からアラビアンな気分で浮かれています(笑
アブレストは1-2-1で3列、計12席。
真ん中のシートはEとFで、お外は見えませんがペアで乗るなら中央に並びで座るのが良さそうです。
二階の前方に位置するファーストクラスキャビン。
オーバーヘッドコンパートメントが省略されているので頭上も広々としています。荷物は足元や座席の横、あるいは周りに空いているスイートがあればそちらに放り込んでおけます。
座るとすぐにクルーが挨拶や離陸前のサービスにやって来ました。
エミレーツは国際色が豊かな航空会社でどんなCAに出会うのかも楽しみの一つ。おしゃべりをして距離感を縮めつつ、機内での過ごし方の希望も伝えておきます。気さくなタイ人クルーやこの便で退社される方もいたりして、皆さんとてもフレンドリーでした。他に迷惑をかけるパッセンジャーもおらず、好き勝手に写真も撮らせていただけました。
ウェルカム・シャンパン
ドアクローズ前に提供されるウェルカムドリンクは Moët & Chandon。
食事の際にシャンパーニュを頼むと Dom Pérignon が出てきます。
続いてアラビックコーヒーとデーツ。
おしぼり、雑誌、新聞、機内でスパを使うか訊かれたり、最後に機内食のメニューとワインリストが届きます。もし夜行便ならブルガリのアメニティが配られてパジャマのサイズも訊かれることでしょう。
シートコントローラー
シートの調整は手元のボタンのほか、ワイヤレスコントローラー内のメニューで微調整できます。
ロングホールのフライトなら各種機能の説明が必要かどうか尋ねられるので、一通り聞いておくと後で迷いません。
離陸
出発前から機内エンターテインメントは起動しており、大画面で機外カメラの映像を見られます。
お外が見えない代わりに普段は望めない離陸の様子を撮ってYouTubeにアップしてみました。巨大なA380なので飛ぶのも一苦労という感じが伝わってきますね。
機内食
エミレーツの機内食はパーソナルダイニングサービスと称し、好きな時間に好きなものを頼めます。
朝食を食べたばかりなのでフライトの中ごろに昼食としてコースを組み立ててみました。機内食の写真は当ブログ内 エミレーツ航空ファーストクラス機内食 のページにまとめてあります。
シート
エミレーツ航空ファーストクラスでは機材や路線に関わらずほとんど同じ仕様のシートに座れる安心感があり、驚くことにA380とB777の違いも最小限に抑えられています。今年から来年にかけてEKのFは12レグも予約を持っていますが、機内エンタメのコントローラーや窓周りの装飾が違うくらいでハードの質感や統一感の高さに驚きました。一方で清掃やサービスは出発地や出会ったクルーによる差が大きく、エミレーツの旅はソフト面の違いを見出すのが面白いかもしれません。
生花が飾られ、かごに入ったお菓子、手帳とボールペン(あまり質は良くない)そしてミラーの前には三日月形のケースにスキンケア用品が収められています。とても珍しい バレード BYREDO の特製で、トナー、アイクリーム、ピローミストなど5点が入っていました。
シート周りに大小様々な収納スペース。
コンセントには充電用のUSB端子も。
冷えていないのでフリッジとは呼べませんが、ミニバーも設けられています。
フルーツジュースは嬉しい サンレイシア Sunraysia の製造で、クランベリーやマンゴーやパイナップルなど席によってランダムに置かれているので何が出てくるかお楽しみ。
肩の位置にライトと送風口。
キャビンの温度は安定していますが、もし暑く感じる場合は風を出すと眠りやすい。
お菓子はいつでも自由に食べて(もちろん持って帰っても)構わないアイテムですが、なかなかクセのある品揃え。リコリスを見つけたので久しぶりに口にしてみたところ…やっぱり激マズ!離陸の際にいったん下げられるのですが、戻って来たらリコリスが復活してしまいました(汗
電動のドアを閉めてドンディスサインを点灯させれば自分だけのプライベートな空間に。
バンコク発ドバイ行きでも毛布やマットレスが用意されており、ごろごろしながら機内Wi-Fiサービス(スカイワーズの会員以外も20MBまで無料)でインターネットを利用することができます。
機内エンターテインメント
エミレーツの機内エンターテインメントシステム「ice」には途方もない量のコンテンツが入っています。
映画や音楽は日本語のもののみメニューから選べるのですが、タイトルをめくっているうちに最初の方の内容を忘れてしまうほど種類が多いので何を見るか決めるのに苦労しました。
機内誌
今月の機内誌ではギリシャのサントリーニ島ほかが紹介されていました。
この扉に使われている写真は、なんと僕らがいつもサントリーニのイアで泊まっているリゾートのお気に入りの特等席!ペリヴォラスから Ikies Traditional Houses を振り返ったカットに間違い無く、ユニークな写真の選定にセンスを感じました。
シャワースパ
お手洗いは前方に2か所、後方に1か所。
そのうち前方の2つは奥行きがあり着替えのスペースやシャワーも備える「機内シャワースパ」で、ヘアドライヤーや床暖房まで入っています。シャワーはドバイ発の夜行便で利用するので、復路の エミレーツ航空A380ファーストクラス搭乗記 の記事をご覧ください。
バスアメニティ
アメニティはエミレーツ限定のVOYAの製品、これはビジネスクラスの化粧室にも置かれているそうです。
歯磨きのペーストが大きめのチューブだったり、タオルが厚手で大きめだったり、エミレーツはあらゆる点で他のキャリアとの差を見せてくれます。
バー
最後にA380の先端部に設けられたバーの様子を。
セルフサービスでお酒やスナックを持って行けるようになっていました。きっと厳選されたワインや高価なリキュールを積んでいるのだと思いますが…この辺りは眺めて雰囲気を味わうだけで終わってしまいますね。
着陸
6時間のフライトなので食事をして映画を見ればちょうど良い時間に目的地ドバイに到着します。
ファーストクラスの機能を使い倒すなら、もう少し飛行時間が長い路線に乗った方が楽しめるかも?
アラブ首長国連邦への入国や、トランジットの際も優先レーン「ファストトラック」を利用できます。
今回はUAEにいったん入国しドバイで宿泊を挟み、引続き エミレーツB777ファーストクラス でインド洋の真珠と呼ばれる美しい島国セーシェルに向かいます。なおセーシェル線は距離の割に運賃が非常に高くBKK-DXB-SEZを通しで購入すると1名当たり276,315バーツ(約111万円)するので特典航空券で発券するとお得な路線です。
2018年, '18 セーシェル, '18 アラブ首長国連邦, '18 タイ
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