06.13
世界遺産 ゴレ島観光(セネガル・ダカール)
西アフリカのセネガルで最も有名な見どころのゴレ島を訪れました。コロニアルな建物が残る島内には穏やかな空気が流れ、迷路のような道を歩いたり猫を追いかけていると時間が経つのもあっと言う間でした!
Île de Gorée
ゴレ島とは、アフリカ大陸の西端にあるセネガルの首都ダカールの沖合いおよそ3kmに浮かぶ小さな島。15世紀半ばにポルトガル人が到達した後、オランダ、イギリスやフランスにより激しい商業権争いが繰り広げられます。重要な貿易港として栄えたゴレ島には奴隷が売買された館が残っており、1978年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。(Kitagawa)
行き方
ダカールの港から船で訪れることができます。
詳しいアクセスは当ブログ内の ゴレ島への行き方、フェリーで日帰り観光 のページをご覧ください。
同じ宿に泊まっていた日本人の女の子達と来たのですが、写真を撮っているうちにはぐれてしまい…島内で出会ったアフリカ人と一緒に歩きました。英語めちゃくちゃ通じる!と思ったら、彼女らもナイジェリアから来た観光客でした(笑
ゴレ島は2時間もあれば一回りできる規模ですが、せっかくセネガルまで飛んで来たので夕方までノンビリ過ごしました。車と喧騒に溢れるダカール市内と違ってゆる~い感じが心地よく、カメラ片手にたくさんのスナップ写真を撮ることができました。
ゴレ島の観光名所
必ず見学したいのは島の来歴を教えてくれる 奴隷の家 La Maison des Esclaves。中の様子や解説をリンク先の旅行記にまとめました。
また、エストレ要塞と歴史博物館 には島内の地図や主な建造物のリストが掲出されています。最初に見学しておくと観光の道しるべになって助かります。
植民地時代の建物や知事の官邸跡
奴隷の家や博物館以外にも至るところにコロニアルな建物が残っており、島全体が屋外博物館と言っても良いくらい。良く言えば町並みに馴染んでいて、悪く言えばほとんど看板や解説が用意されておらず、注意深く見つけてみてください。
ウィリアム・ポンティ師範学校
ex-École William Ponty
かつてフランス領西アフリカの最高教育機関であった学校が1913年から1937年までゴレ島に置かれ、その校舎が今も島の中央に存在します。どう見ても普通のアパートメントになっていて生活感に溢れていました。
知事官邸
Palais du Gouverneur
ゴレ島で特に立派な建物である旧知事邸。
1864年築ですが現在は廃墟となっています。訪れた時は勝手に入ることができて、海を一望できました。
城跡
Castel
島の高台はお城と名付けられていました。
坂を登って行っても何も見当たらないので地元の人に尋ねたら、特に砦が残っているわけではなくこの高台そのものを城塞と呼んでいるようです。
240mm二連カノン砲
Tourelle double de 240
島の南に睨みをきかす立派な砲台。
第二次世界大戦中、ここはダカール沖海戦の戦場となりました。1940年9月23日にイギリス艦隊を沈めてヴィシーフランスが勝利を収めています。
サン・シャルル・ボロメ教会
Église Saint-Charles Borromée
慰霊碑
広場に建っていたモニュメント。
刻まれていたフランス語を読むと1878年の流行で命を落とした医療関係者に捧げる…と書いてあるので19世紀のコレラ流行の慰霊碑のようです。
島内の様子
以下はゴレ島で撮ったスナップ写真です。
西アフリカはなかなか撮影しにくい地域ですが(声を掛けても断られるケースが多い)ここはバリバリの観光地なので大きなカメラを首から提げて歩いていても目立たないのが助かります。
お花・ヤギさん・ねこ
映画撮影
ちょうど映画の撮影を行なっていました。
どうやら戦時中を描いたフランス映画のようです。
セネガル国旗
ビーチ
おみやげ
外国人が多く来るのでお土産を売る露店が連なっていますが、声を掛けられることも無く商売っ気はまったくありません。帰りに丸いボールが紐でつながった音の鳴るオモチャを買ってみたのですが、宿に持ち帰ったら日本人のバックパッカーさんがそれは アサラト Asalato という西アフリカ生まれの民族楽器で本物ですよ、と教えてくれました…すごく値切っちゃって悪いことしたかな?
一通りゴレ島の観光を終えて一休み。
ビーチを見下ろせるレストランでダカール産ビール、La Gazelle を飲みました。お天気に恵まれたものの暑くて暑くてビールが旨い!
ダカールはアフリカ大陸西岸において治安が良く航空便も多いので地域の旅の中継点になる都市ですが、見どころはそれほど多くありません。今回は初めてセネガルに来たものの、観光はここゴレ島だけで満足できました。頑張って ギニアビサウのビザ申請 を済ませたので、受取りしだいよりマイナーな国へと出発します。
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