02.24
ギニアビサウ共和国のビザ申請 (セネガル・ダカール)
ギニアビサウ共和国の観光ビザ申請の体験記です。
アフリカ旅行はビザ取りが肝ですね、日本人旅行者はセネガルのダカールまたはジガンショールで査証発給を受けるのがスムーズです。
西アフリカの未訪問国も少しずつ片付けており、前回は奴隷海岸にあるベナン、トーゴ、ガーナの三か国を巡りました。今回は6泊7日で セネガル Senegal に初滞在しており、大西洋岸のマイナーな国も一つ挑戦してみることにしました。
地理的に近いのはセネガルに囲まれた細長い国 ガンビア Gambia ですが、難易度が低くて面白くないのと、その割に陸路だと片道でも丸一日潰れてしまいます。そこでセネガルの南に位置する ギニアビサウ Guinea Bissau を目的地とし、日数が限られているので飛行機で往復します。
ギニアビサウの入国にはビザが必要 です。
日本には大使館が無く、周辺国でギニアビサウビザを取得しなければならない ので準備に時間と手間がかかります…こんな“行き難さ”も、この機会に訪れておこうと思った動機の一つ。もっともバックパッカーですら旅してみようなどという人は少なく、ダカールの日本人宿でも行ったという話は聞けませんでした(笑
Rue 6, Point E, Dakar, SENEGAL
在ダカールのギニアビサウ大使館は上記の場所で、タクシー代は要交渉で2,000フラン(約3ユーロ)が目安。タクシーの運転手さんによってはギニアビサウ大使館と伝えるだけで連れて行ってくれました。なお「ギニア」と「ギニアビサウ」と「赤道ギニア」はすべて違う国なのでご注意を。
住宅街にある民家のようなギニアビサウ大使館。
門を入って右手に進んで建物の裏手に回り込み、掘っ建て小屋のような地味な部屋がビザの窓口です。アフリカでは何事も朝一番に行くのが鉄則ですが、のんびり午前10時半ごろに着いたらまだ開いておらず10人前後が手持ち無沙汰に待っていて、ようやく午前11時に扉が開きました。
窓口は一つだけ、列も順番もあったものではなく職員の仕事も遅いのでしばらくベンチに座って混乱が収まるのを待ちました。もしセネガルから陸路で南下される方はここダカールではなくジガンショールにある領事部、Consulat Général de Guinée-Bissau à Ziguinchor での申請をおすすめします。ビザ代が 20,000フランと安く、即時(その場で)発給してくれます。
ビザの用紙らしいものを貰っている人がいたので、そのタイミングで割り込んで申請書をもう一枚お願いしました。記入欄には英語が併記されていて驚きました、こんな親切さは西アフリカにおいて通常あり得ない(笑
航空券などの提示は不要で、ギニアビサウにおける宿泊先の名前と電話番号を適当に書くだけでOKです。
必要書類
申請書1枚
パスポート原本およびコピー1枚
写真1枚
ビザ代
45,000フラン(約69ユーロ)
所要日数
翌々日の午前11時
必要書類を出してビザ代を払い、預かり証を受取ります。翌日に発給されると情報を得ていましたが、受取りは翌々日とのこと。申請書を書いたり順番を待ったりで11時40分までかかりました。
この後はダカールの見どころ、世界遺産でもある ゴレ島 を観光することに。次の船が12時30分なのでタクシーを飛ばしてフェリー乗り場を目指しました。
翌々日はビザを受取ってそのまま空港に向かうギリギリのスケジュール。危なっかしい日程ですが、飛行機が曜日運航なので仕方ありません。しかしアフリカ旅行では意味不明なトラブルがこれでもかと起きるもので…なんと受領に来てみたら誰かほかの日本人のパスポートと入れ替わっていて僕のパスポートが見つからない!
ひと騒動した挙句、もう一度確認したら伝票とパスポートが互い違いになっていただけで無事出てきました…ほんと大使館ですら信じられないレベルで参ります、もし他方の日本人が気付かず先に持ち帰ってしまっていたらと思うと恐ろしい。
そのまま空港に向かい、ダカール発バンジュール経由ビサウ行きのエアセネガル でギニアビサウに出発です。
ちなみにギニアビサウの公用語はポルトガル語。職員もポルトガル語を話しますが、スペイン語でごり押しするより西アフリカとあってフランス語の方が通じやすく感じました。
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