08.23
トランスモルディビアン航空 TMA 水上飛行機から見る絶景
トランスモルディビアン航空 Trans Maldivian Airways の搭乗記です。
マレ国際空港からリゾートまで水上飛行機で移動しました。インド洋上に連なるように浮かぶ環礁はモルディブならではの景色!このフライトそのものが貴重な体験になりました。
モルディブへのフライト
モルディブまでは近年、バンコク発マーレ行きバンコクエアウェイズの直行便を利用しています。
2017年現在は毎日1往復で、往路はバンコクを午前9時30分発、復路はマーレを午後12時40分発となっています。タイ在住者には最良のタイミングで飛んでおり、朝おうちを出ればおやつの時間までにリゾートに到着でき、最終日も朝食をとってから出発する余裕が助かります。一方で絶対にオススメしないのはスリランカ航空!平気で遅延や欠航をかましてくれるので(経験あり)もし往路のコロンボ乗継ぎで失敗するとスケジュールがめちゃくちゃになってしまいます。
チェックイン
モルディブの マレ国際空港(MLE)はまた名前が変わったそうで、最近はヴェラナ国際空港と呼ぶのだとか。アライバルホールにずらりと各リゾートのカウンターが並んでいますが、たいていホテルのスタッフがプラカードを掲げて待っていてくれるので見つけて声を掛ければOKです。
スタッフに案内されてホール右手にあるトランスモルディブ航空のチェックインカウンターへ。
荷物を預けて水上飛行機のボーディングパスを受取りました。この辺りは完全にお任せで荷物もスタッフが運んでくれました。
その後、バンに乗ってTMAのターミナルに移動します。
一部の高級ホテルはこの到着時から特別なサービスを提供しており、例えば LUX* Resorts やコンラッド、スターウッド系ホテルだと セントレジスモルディブヴォンムリリゾート St. Regis Maldives Vommuli Resort などはラウンジを構えて独自の送迎をしていたりとリゾートに着く前からバカンス気分を盛り上げてくれます。
ターミナル
以下がトランスモルディブエアウェイズのターミナルで、実に素朴な作り。
搭乗が近くなると英語でフライト番号がアナウンスされるので搭乗券で確認しておきます。Wi-Fiによるインターネット接続も無料で使うことができました。その後この 水上飛行機ターミナルは2022年に建替えられてトランスモルディブ航空ラウンジも綺麗に 生まれ変わっています。
画面にフライトスケジュールが表示されていますがあまりアテにならず(笑)この乗継ぎは昔から時間をロスします。リラックスしに来ているのに焦っても仕方がないのですが、それでも着くまでは気持ちが逸りますのでもう少しスムーズになることを期待したいですね。
もし滞在が2~3泊なら空港からスピードボートで行けるリゾートを選ぶと無駄がありません。
以前ご紹介した センターララスフシリゾート&スパモルディブ やスターウッド系ホテルの シェラトンモルディブフルムーンリゾート&スパ はいずれも空港からスピードボートでアクセスできます。
雨季ど真ん中にも関わらず晴れてくれたのは幸先が良い。
さて、アナウンスで呼び出されたら別室に入って緊急脱出時のビデオを見てから水上飛行機に搭乗。ビデオを見るお部屋にはフリッジが置かれており、無料でお水をいただけるようになりました。
トランスモルディビアンエアウェイズ
Trans Maldivian Airways
シップは通称“ダッシュ・シックス”と呼ばれるもの。
DHC-6 Twin Otter はデハビランドカナダの双発ターボプロップ機で19人乗りです。
指定席ではないのでシートは早い者勝ち!
とは言っても乗降は短時間で行なわれ、しかも通常は満席で飛びますので好きな席を選んでいる余裕は無いかもしれません。近年は中華系のバカンス客が急増しており、お互いうまく譲り合いたいところ。
下の写真はダッシュシックスの操縦席で、最前列の中央に座ると計器もよく見えます。
コパイ席にクリップされているのは各リゾートごとのアプローチを示したもので、ここには掲載しませんが僕もFAAのパイロットだと話したら特別に見せていただけました!リゾートごとにNo Fly Zoneを設定しているようで、もしモルディブでドローン撮影を行なうならそのエリア内に留めておくと航空機と衝突の可能性を回避できそうです。
マレ
南にある環礁を目指すフライトでは離陸後にマレ国際空港やモルディブの首都 マーレ Malé の島を眺められます。空港のトラフィックパターンの関係で通常は島の西側を飛びますので、機内の左手に座ると町を見やすいのではないでしょうか。
Kitagawaは過去に2度ほど島に上陸して観光したことがあります。
市内の様子は モルディブ旅行記マーレ市内観光 をご覧ください。
機内からはターコイズに輝く遠浅のラグーンがいくつも見られます。
モルディブは26の環礁から成り、その外縁や内側に浮かぶ島の数は1,190にも及びます。多くの島がサンゴ礁に囲まれているので シュノーケリング やスキューバダイビングに挑戦すれば可憐なトロピカルフィッシュの群れが出迎えてくれます。
トランスモルディビアンエアウェイズの路線図。
南アリ環礁でも主要なリゾートに発着していますね。航空会社を名乗っていますが運航はジェネアビに近く、フライトの時刻も前日にようやく決まります。さすがに自分で予約する人はいないと思いますが、手配はホテルにお任せが安心。ちなみに下の図で赤い丸が集まっているアリ環礁の南部くらいの範囲だとリゾート間をスピードボートで移動することも可能です。
飛行高度は4,000フィート。
計器を見るとマレのVORを受信しつつもGPSナビゲーションになっていました。着陸、もとい着水は表示されているETA通りでさすがガーミンです。
到着と出発
フライトは30分足らず!アッと言う間でした。
小さなアイランドリゾートでは海上のフロートに降ろされるので、ドーニに乗ってリゾートに上陸。機内にスペースが無いと稀にスーツケースが別のフライトで届くこともあります。という訳で水着と日焼け止めくらいは手荷物に入れておくと安心です。
この時の詳しいホテル宿泊記は センタラグランドアイランドリゾート&スパ モルディブ Centara Grand Island Resort & Spa Maldives のページをご覧ください。滞在中も何度かリゾート上空を横切るTMAのシップが見えました。
下の写真は上空から見たセンタラグランドアイランドリゾート&スパモルディブの全景です。僕らが泊まった サンセットオーシャンプールヴィラ も見えました!ちなみに残念ながらセンターラに発着の際はこのように真上からリゾートを見下ろすことが叶いません。これらの写真は ヴァカルファリアイランドリゾート Vakarufalhi Island Resort から コンラッドモルディブランガリアイランド Conrad Maldives Rangali Island へのフライトで撮影したものです。
ホテルのメインプールからも水上飛行機を毎日見られました。
今年は カリブ海のケイマン諸島でもケイマン航空の国内線で同型のDHC-6ツインオッター300に搭乗 しました。とは言っても向こうは滑走路で離着陸するのでモルディブほど特別感は無く、日程に余裕があればマーレから少し離れたリゾートに水上飛行機でアクセスしたいものです。
帰りのフライトはチェックアウトの前夜にお部屋に届くインフォメーションで知らされます。
この時は午前9時20分に水上飛行機が迎えに来る予定となっており、8時20分までにチェックアウトとなりました。これまたトランスモルディビアン航空はノンビリしているので度々遅れるのですが(汗)乗継ぐバンコクエアウェイズも慣れており毎日1往復だけなので航空会社同士で連絡を取り合ってたいていは待っていてくれるハズ。皆さまも素敵なバケーションを!
更新履歴
2017年8月23日 作成
2022年8月17日 ターミナル情報更新とリンク追加
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