シェラトン・モルディブ フルムーン・リゾート&スパ (ホテル宿泊記)
2011年末のバカンスで滞在した シェラトン・モルディブ フルムーン・リゾート&スパ Sheraton Maldives Full Moon Resort & Spa のお部屋のご紹介です。
ホテルについて
モルディブの北マーレ環礁にあるフラナフシ島がリゾートとなっています。
ホテルの様子やリゾートの外観については こちら をご覧ください。ホテルのオフィシャルサイトは こちら です。
特徴は首都マーレや空港から近いことで、ホテルから遠方に影が見えたりします。(笑
またスターウッド系ホテルをメインに泊まっているKitagawa的には、2008年末からシェラトンブランドになっていることも選択の大きな理由です。
アクセスについて
モルディブは空港も1つの島になっており、ボートが無ければ空港からすらも出られません。そのため、予めホテルにフライトの情報を伝えて、空港まで迎えに来てもらう必要があります。
これは日本のスターウッドの窓口へ電話すればOK。ボートは1人往復85ドルでしたが、現在は料金が上がっているようです。
空港からは15分ほどで到着。チェックインの手続きはウェルカムパビリオンにて。これから始まるバカンスに期待高まる瞬間です。
お部屋までは、電動カートで送っていただけました。スーツケースもすぐに届いて、この辺りの流れはスムーズです。
チェックアウトの前日には、帰国便に合わせてボートの出発時刻についてのメッセージがお部屋に届きます。予めバゲージダウンを行ない、レセプションにて支払いを済ませておきます。ガイドブックによっては日本語スタッフがいることになっていますが、基本的にすべて英語でした。
今回の滞在について
今回はSPGのアワードによる無料宿泊です。今年の夏にスターウッド系ホテルをさんざん泊まり歩いたため、結構な日数のアワードをいただいたのです。それをすべてこちらで使用し、かなりお得な滞在となりました。似たような考えの方がいると思いきや、滞在中は日本人に会うことはありませんでした。
スターウッド系ホテルにおけるアワード宿泊の場合、予約はスタンダードなお部屋となります。こちらシェラトンモルディブ フルムーンリゾートでは最下位のお部屋でも「ビーチフロント デラックスルーム」と豪勢なネーミングですが、このお部屋は極めて平凡な内装で、なんとバスタブがありません。実際このタイプのお部屋にも泊まりましたが、モルディブまでやってきて滞在するには寂しさを感じる内容です。
しかし、たとえ無料のアワード宿泊であっても、プラチナメンバーであれば、これまた無料でお部屋をアップグレードしていただけるのがSPGの良いところ。毎日最大限の調整をいただき、他にも色々なお部屋をアサインしていただけました。ホテルだけの小さな島なので、お部屋が変わることで新鮮さも感じられ、ホテルそのもののファンとしては相当に楽しませていただきました。なお、こちらシェラトンモルディブ フルムーンリゾートは満室率が極めて高く、たとえプラチナメンバーでもまったくアップグレードされないこともあるようです。
さて、いくつかのお部屋に泊まらせていただいたのですが、ズバリKitagawaのおすすめは陸上にある「コテージ Cottages」でございます。戸建てになっていて程よいプライヴェート感があるうえ、オープンエアーのバスルームも気に入りました。本稿ではこのお部屋をご紹介しようと思います。料金は 655ドル++で約780ドル、1泊あたり 65,000円程度です。
もちろん更に上には「水上バンガロー(ウォーターヴィラ)」など素晴らしいお部屋もありますが、もしこのクラスのお部屋を検討されるなら、僕は他のホテルも候補にするべきだと思います。というのも、ホテルの3分の1くらいはリゾートとは程遠い雰囲気をまとった中華系のゲストなので…もしお金を払って水上バンガローを予約するくらいなら、もっと空港から遠方にあって料金の高いリゾートにされた方が、よりモルディブのリゾート感を楽しめることと思います。
コテージ Cottages
戸建てになっており、真っ白な壁に藁葺きの屋根が、いかにもモルディブらしい外観です。
コテージは扇形に広がっており、海に面したものは「ビーチフロント・コテージ」、それ以外は「アイランド・コテージ」となります。
コテージの面積は 76㎡もあります。水上コテージに比べても 1.4倍の広さです。
天井が高く、なかなかの解放感。
インターネットは有線接続で、正直かなり遅い!
僕は普段からTVを全く見ないのですが、ここは確かNHKも入っていました。
このお部屋はオーディオの外部入力が無いのが残念です。
そのままビーチに出ることができます。
お部屋の前のウッドデッキは本を読んだりするのに最適です。
収納スペース
ウェルカムアメニティはこちら。
普通はフルーツじゃないの?なんて思いつつ、手を伸ばしてみたら意外にも美味しいスナックでした。
バスルーム
オープンエアのトロピカルなバスルーム。屋内とも屋外ともつかないこの作りは気に入りました!
今年は約50ヶ所のホテルに泊まりましたが、3本の指に入る素敵なバスルームです。
水圧も充分。もしダブルシンクだったら、申し分なしです。
ミニバー
輸入品だから致し方なしですが、高めのミニバーです。シャンパンがイエローラベルとは、嬉しいですねぇ!なおモルディブはお酒の持込みが禁止されているのでご注意を…高いからと持って来ても、空港で没収されます。
ドリンキングウォーターは、ボトルがお部屋に用意されており無料です。なお、紅茶はTWGのものでした。
朝食
朝食はレストラン Feastにてバッフェをいただけます。
アワード宿泊の場合はプラチナメンバーであっても朝食は付かず、1名 24ドル+でした。フルーツが多いのが嬉しい内容ですが、火の通ったものはそれほど多くの種類はなし。コーヒーは言わないと出てこない感じです。
なお、2011年現在はスターウッドプリヴィレッジの対象ホテルとなっており、カードの提示にて全レストラン共にフード代が半額になりました。モルディブは食事が高く付くうえ、レストラン以外に食事をする場所も無いので、これはかなり助かりました。
(コメント欄でスターウッドプリヴィレッジに関する質問はご遠慮ください。入会方法など詳細はご自身でお調べ願います。)
感想
アワード宿泊だから選んだホテルであり、もし僕が自費で来るならフォーシーズンズかシックスセンシズを候補にするところですが、それでもすっかりモルディブの魅力に引き戻されてしまいました。やっぱイイよモルディブは!
ゲストは欧米系に次いで中華系が目につきますが、満室の割にはリゾートは静かで、のんびり年末のバカンスを楽しむことが出来ました。リゾート内のファシリティについての情報や、レストランやイベントのスケジュールは、もう少し丁寧なインフォメーションが欲しいところ…尋ねないと分からないということが色々ありました。ホスピタリティはアベレージ。全体的にサービスはスピーディーで、お願いしたことへの対応に漏れはありません。
空港から近いゆえ、島からの景観は感動というほどではありませんが、海の美しさは流石モルディブと言うほど美しいものです。水上コテージからドボン!と飛び込んだ場所でも数々のトロピカルフィッシュを目にできますので、シュノーケリングは是非挑戦してみてください。ダイブショップもあり、スキューバダイビングももちろん楽しめます。
今月いっぱい、このblogには数々のスナップ写真をアップしましたので、リゾートの雰囲気については 2011年12月の各ページをご覧いただければ幸いです。今回が初モルディブだった連れは非常に気に入ったようで、来年の夏にもまた来たいそうです。という訳で、もしモルディブでおすすめのリゾートがあれば、ぜひお教えください。近々、別のリゾートについてもblog上でご紹介できればと思います。