01.31
ハウスリーフにお魚いっぱい!安くて広いエキゾチックな水上バンガローを見つけた (モルディブ・アリ環礁)
モルディブで滞在中の水上バンガローについて取急ぎまとめておきます。
絶景を持ちながら安く泊まれるオールインクルーシブ・リゾートの一つ。少し古いのでハネムーンなど特別なご旅行には向きませんが、まとまった日数をのんびり過ごしたいヨーロピアンやリピーターに穴場として知られるホテルです。
このところ続けて来ているアリ環礁に位置します。マーレからは水上飛行機でのアクセスとなり、Maldivian Seaplane の翼で約20分。なお、当リゾートは豪華なドーニーを何艘も保有しており、プライベートクルーズをアレンジ してくれます。ここを選ぶ大きな理由の一つなので、モルディブに精通したエージェントを使って事前に内容と条件を確認し、最低でも5泊以上で計画を立てることをオススメします。
水上バンガロー
島の面積の割にゲストルームの数が多いので予約は取りやすいでしょう。洋上にある水上バンガローは39室、特に東向きの164~184のお部屋から見えるのはコバルトブルーに輝く大海原のみ!今回はくれぐれも静かなお部屋を、とリクエストを流しておいたら桟橋の先の方がアサインされ、滞在中に長い距離を歩くことになってしまいました。景色は変わらないので島に近いお部屋で十分だったかも知れません。
全てのバンガローが八角形をしているのがユニーク。
桟橋はシンプルでお部屋の壁も扉も素っ気ない感じですが実用上の問題はありません。ドアはカードキーではなく鍵なので、島内で別々に行動する時は少し不便でした。なお、大人も1部屋に3名まで泊まることができる珍しいリゾートです。
お部屋は広くスーツケースを2つ広げっ放しにしてもスペースが有り余るほど。窓も多いので明るく解放感がありました。エージェントから「内装が古いので期待しないように」と釘を刺されていたのですが、どうやら竹の柱や編み籠のような天井がアジア系のゲストに田舎臭く映るようで、むしろ日本人目線では自然味あふれるエキゾチックな内装に感じられました。そのせいか近年安めのリゾートに溢れかえる中華系ゲストが比較的少なく、半分以上がヨーロピアンでした。加えて日本のガイドブックへの掲載も稀で日本人ゲストも少なく、客層が程よく散らばっているようです。
テーブルも八角形で、なんとガラス越しにバンガローの下が見えました!
モルディブでも最近あまり見なくなった演出で懐かしさを覚えますね。シュノーケリングの道具はレセプションにて無料で借りられますが、古くて数も少なくあまり当てになりません。僕はフィンだけ借りましたが左右で色違いになってしまいました(笑)マスクやフィンなど使い慣れたものを持参した方が良さそうです。
プライベートバルコニーもなかなかの広さ。
階段で海に直接降りることができ、ハウスリーフには色とりどりのお魚たち!誰でもシュノーケリングを満喫できること間違いありません。アリ環礁の中でもサンゴ礁が立派な島なので魚影が濃く、もちろん島内にはダイブショップもありスキューバダイビングを楽しめました。
クローゼットのうえにフローティングベスト、クローゼット内にバスローブとセーフティボックスが置かれていました。飲食がオールインクルーシブのリゾートであり、ショップでのお買い物やダイビングの料金もお部屋付けにできるので現金やクレジットカードの持ち歩きは不要です。テレビの下には冷蔵庫あり。テーブルには灰皿が置かれており、室内が禁煙でないのも今どき珍しいホテルですね。
お部屋の清掃はとてもしっかりしていて、今回は計5部屋を使っていますが全室とも毎日きちんと綺麗にしてくれました。夕方もう一度タオル交換に来てもらえるのも助かります。
気になったのはデスク周りにアリさんが歩いている点で、木材が多く古いので虫が入り込みやすいのかも知れません。エアコンはパナソニック製で外出中も付けっ放しにできますが、広さに対して冷却能力がやや不足しているように感じました。
泊まる際の注意点としてはインターネット接続が使い物になりません。これも事前にエージェントから情報を得ていましたが、Wi-Fiがつながるはずのロビーやレストランですら日によっては使えないほど。2018年1月現在、公式にはお部屋でのインターネット接続を提供していないのですが、どういう訳か滞在中に1日だけお部屋からサクサクつながる日があったりと理解に苦しみます。なお、マーレの空港でSIMカードを簡単に買えて電波や速度も安定しているので、インターネットが必須の方はSIMカードを買い求めておくと良いでしょう。
バスルーム
居住空間より水回りの方が清潔なくらい。
バスルームの扉からはバルコニーに直接出られるので、シュノーケリングから帰って来たらそのままシャワーを浴びられます。扉の左手にはレインシャワーが付いていてシャワーブースになっていました。
水圧も強く、室外のタンクからの給湯ですがバスタブいっぱいになるまで熱いお湯が出ました。歯ブラシなど使い捨てアメニティはなし。置かれているシャンプー・コンディショナー・ボティソープはいささか安っぽいので使い慣れたものを持って来た方が良いかも知れません。
まとめ
ハウスリーフが素晴らしくシュノーケリングが魅力のリゾートであり宿泊費も安いので、金額が大きく違わないなら水上バンガローの選択がオススメ。作りの古さは否めませんが広さと丁寧なハウスキーピングで十分カバーされていると思います。一方でどうにもならないのはインターネットですね、各自準備が必要です。
そしてリゾートの保有するドーニーがとても立派なのでクルージングに出掛けないともったいない!洋上ど真ん中でのシュノーケリングや 無人島へのピクニック、さらにはサンセットクルーズなど何度もお世話になり、なかなか出来ない体験と思い出になりました。ちなみにスタッフは割と適当なのでアレコレこちらから指図する必要があるものの、英語でまくし立てればたいていの要望が通ります。
レストランは1か所のみで全食バッフェなので日数が長いと飽きてしまいますが、それでも最低5泊しないと泊まる意味がありません。1週間程度をのんびり使える、細かいことは気にならないモルディブ好きのリピーター向けのホテルと言えそうです。一方、もう少し旅程が短かったりしっかりしたレストランやサービスを求めるなら、同じアリ環礁のオールインクルーシブ・リゾートでは センタラ グランドアイランドリゾート&スパ モルディブ を候補として推薦いたします。
最後に、水上バンガローのほか陸上にはビーチバンガローもありました。
もし僕らがもう一度泊まるなら、建物が陸上にあってバルコニーが水上に張り出しているセミ水上バンガローを選ぼうと思います。水上バンガローは絵になりますが、レストランやダイブショップからは一番遠いんですよ。毎日のこととなると、海にもビーチにもお食事にもすぐに行けるセミ水上バンガローの立地が良さそうです。
コメント
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何卒ご了承ください。
すみません。それでこのホテルの名前はなんというのでしょうか。とても良いホテルだと思ったのですが、肝心の名前がどこにも書いてないので教えてください。