ル メリディアン・コーサムイ リゾート&スパ (ホテル宿泊記)
Kitagawa@Thailand です。
サムイ島にあるリゾートホテル ル メリディアン・コーサムイ リゾート&スパ Le Méridien Koh Samui Resort & Spa をご紹介します。ここは2011年10月にリブランドオープンし、昨年ご紹介した Wリトリート コーサムイ に続き、サムイ島で2軒目となるスターウッド系ホテルとなります。
サムイ島までのアクセスは、タイの首都バンコクからの国内線で、バンコクエアウェイズによるフライトが一般的。所要時間は機材により異なり、ジェット機で65分、ターボプロップ機で90分と言ったところです。詳しくは バンコクからサムイへのバンコクエアウェイズによるフライトの記事をご覧ください。
今年は 09:45発 10:50着の PG 805便を利用しました。1時間強のフライトで無事、サムイ島に到着です。
ちなみに予約が直前だったため、1年オープンでしか取れず、運賃は往復 1人9,820バーツでした。機内は外国人ばかりで満席!相変わらず人気ありますね~
さて、Le Méridienのお迎えの車に乗り込み、ホテルへ向かいます。昔はバックパッカーだったKitagawa、偉くなった?ものです。(笑
そうそう、サムイ空港で送迎車などが待っているMeeting Pointは少し分かりにくく、空港を出たら左手にある屋根付きの歩道を進んで行きます。タクシー乗り場などもこちらですよ。
ル メリディアン・コーサムイ リゾート&スパ
リゾートのロケーションはラマイビーチ。サムイ島は交通量が少ないので、30分もかからずにホテルに到着しました。
スターウッド系のホテル、ル メリディアン・コーサムイ リゾート&スパ Le Méridien Koh Samui Resort & Spa です。当blogでLe Méridienを紹介するのは 10か所目となります。
とても小さな入り口です。
プーケット島のリゾートのような、車寄せのある巨大なエントランスをイメージしていると、拍子抜けですね。(笑
荷物はお任せし、スタッフに連れられて、ロビーに向かいます。なんか宮殿みたいですね…
この通路は、人の動きに反応して、夜は石垣が光ります。
オープンエアーのロビーでチェックイン。
部屋数の少ないホテルなので、ひと気が無く非常に静かです。
ちなみにプーケットやサムイの高級リゾートって、どこに泊まっても必ずお花やドリンクのウェルカムサービスがあるものですが…
このホテルは結構アバウトです。夜のロビーはこんな感じ。
一角に ラチチュード9 Latitude 9 というバーがあります。
SPGのプラチナメンバーは、ここで毎日1杯カクテルを無料でいただけます。またお部屋に、カフェ1杯が無料でいただけるクーポンが置かれていることも。(2012年現在)
ゲストルーム
ゲストルームは名称が少しややこしいので、以下にまとめておきます。
宿泊棟は下の写真のように、1階に2部屋、2階に2部屋という構成です。この2階部分が、一番安い「ベランダ・スイート(45㎡、16室)」というお部屋です。
また、同じく2階にある「テラス・スイート(50㎡、10室)」というお部屋は、階段を上ったところの屋外にソファが付くという違いがあります。
写真の1階部分は「プランジプール・スイート(50㎡、16室)」です。名称にプールと入っていますが、実際は小さな冷水ジャクージといった感じです。(プランジプールとは“浸かることができる小さなプール”を意味します。)
お部屋の正面がガラス張りで、ソファの置かれた前室が付き、シャワーがアウトドアになっているなど、室内のレイアウトは結構ユニーク。もし宿泊されるならこのカテゴリ以上の予約をおすすめします。スターウッドのプラチナ会員であれば、恐らくこの辺りまでは無料でアップグレードされると思います。
リゾート内には共用の大きなプールのほかに4つのプールがあり、これを囲んで「プールアクセス・スイート(50㎡、21室)」が配されています。1つのプールには4~7室が面しており、お部屋からそのままプールに入れます。(前述のテラス・スイートは、プールアクセス・スイートの2階部分です。)
図中の大きなお部屋は、戸建てになっているヴィラです。
内陸にあるのが「パビリオン・プールビラ(105㎡、7室)」、海に面しているのが「オーシャンフロント・プールビラ(165㎡、7室)」となります。いずれもプライベートプールがあり、屋外バスタブとサラ(東屋)が付いています。
やはりおすすめは、この最も広いオーシャンフロントプールヴィラです。
海に面したベッドルームと、完全に独立したリビングルーム。屋外には広々としたプライベートプールと、海を一望できるサンラウンジャーにサラまで付いています。
詳しくは、ルメリディアン・コーサムイのオーシャンフロント・プールヴィラのページをご覧ください。ルメリディアン・コーサムイでお部屋から海が見えるのは、オーシャンフロント・プールヴィラのみです。
サムイ島のプール付きヴィラは、斜面に建ち高い所にある“オーシャンビュー”がほとんどですが、メリディアンサムイは海に面する“オーシャンフロント”であることが何よりの贅沢です。それでいながら、外からは見えないという絶妙な作り。スキニーディップも安心して楽しめますよ!開放的でありながらプライバシーも確保できるという、数少ない完成度の高いヴィラだと思います。
プール
共用プールはそれほど大きくはありませんが、ここはプーケット島ではなくサムイ島。
ゲストも少なく混みあうことはありません。
夜はこんな感じ。
プールサイドのレストランが、ルメリディアン・コサムイで唯一のお食事処です。
欲を言えば、もう一か所くらいホテル内にレストランがあれば嬉しいなぁ…
ビーチ
プールサイドの階段を下りれば、ラマイビーチに出られます。残念ながらプライベートビーチではなく、幅も数メートルしかありません。
同じタイのメリディアンだと、ビーチは ル メリディアン・プーケットが一番だと思います。
リゾートの前にはホテルの桟橋があります。だからどうってことは無いのですが…
この桟橋は海に浮いており、先端部は下の写真のようになっています。
そうそう、ビーチを左手に歩いていくと、すぐに Starbay Restaurant というオープンエアーのレストランがあります。
これ、お隣の安宿のレストランなんですけどね、割と使えますよ。
朝食
朝食のバッフェもプールサイドのレストランにて。
内容は毎日少しずつ変わります。卵料理もオーダーで作っていただけますよ。
2階席もあります。
ここは日中、何も注文せずにダラダラしていても、特に何も言われません。ゲストも少ないし、結構アバウトなんですよ、このホテル。(笑
Wi-Fiはホテル全域で無料で利用することが可能です。
コムローイ
ル メリディアン・コ サムイ で絶対に見逃せないイベントはこちら、コムローイ โคมลอยです。
ろうそくを灯した熱気球に願いを込めて空に放つもの。これ一度やってみたかったんですよ!
時間は 19時19分から、お天気が良い日だけ催されます。コムローイはカップル1組に1つずつ、無料でいただけます。
写真では見たことあるんですけどね、この紙風船というか熱気球がこんなに大きいとは思いませんでした。
コムローイと言えばチェンマイが有名ですね。そう言えばチェンマイにもメリディアンがありましたねぇ…来年は ル メリディアン・チェンマイ と、チェンマイのコムローイ をご紹介しようと思います。
大切なのでもう一度書いておきますね…
このコムローイ、とっても素敵で感動の体験なので、特にカップルはお見逃しなく!
BGMがenyaなのもGoodでした。
こうして夜は更けていきます…
夜のリゾートはこんな感じ。
アクティビティとシャトルサービス
シャトルバスのサービスが毎日無料であります。日替わりで行き先が変わるので、食事や観光に上手く利用すると良いでしょう。
ホテルの前にはタクシーも停まっているほか、本数は僅かですがソンテウも走っています。サムイ島はタクシーもソンテウも料金が高めですが、ホテルのリムジンよりは経済的なので、慣れた方は合わせて利用されると良いかと思います。
僅かながらホテル内でのアクティビティも用意されています。暇な場合は覗いてみても良いかも知れません。
なお、サムイの海についてはそれほど期待できません。シュノーケリングの機材は無料で借りられますが、かなり傷んでいました。今回は運が良かったのか、桟橋の先でトロピカルフィッシュの群れを見ることができました。もしサムイ島でダイビングをされる場合、タオ島あたりまでボートで出るのが一般的です。
スパ
最後にスパをご紹介。ロビーの回廊の一角にレセプションがあり、トリートメントルームは階下です。
スパの受付は対応がイマイチ。ほんと、ここは設備が立派ですし、皆さんホスピタリティもあるんですが、知識や応接が追いついていないのが残念です。スパは午前中だと料金が割引になります。
概要・感想
ここは僅か数年の間に何度もマネージメントが入れ替わっているホテルです。元は「ランガム プレイス サムイ」としてオープンしましたが、その後「グーリッヒ サムイ リゾート」に変わり、今はスターウッド系のメリディアンブランドとなって落ち着いています。
タイのリゾートとしては敷地面積が狭く、ホテルの構造上ほとんどのお部屋からは海が見えません。全体的にオリエンタルなテイストでまとめられていますが、中華系の装飾が多いのは好みの分かれるところでしょう。
スタッフはサービス精神旺盛ですが、スキルが一歩及ばず、良くも悪くものんびりしています。あとレストランが一か所しかないので、滞在が長い場合は自ずと外へ出る必要が出てきそうです。
お部屋については、ご紹介した「オーシャンフロントプールヴィラ」については大変気に入りました、おすすめです。ただしその他のお部屋に滞在となると…総合的にやや中途半端かも知れません。SPGのメンバーならともかくとして、ツアーやファミリーでサムイ島に来られるなら、他のリゾートも検討された方が良さそうです。サムイ島にある他のリゾートについては、昨年のサムイ島旅行記もご参考に。
いろいろ書いてしまいましたが、スタッフの皆さんには良くしていただき、2012年の年末のバカンスを快適に過ごすことができました。Kitagawaの滞在スタイルについてはこちらをご覧ください…基本的には、ホテルからまったく出ません。(笑
ちなみにタイにあるメリディアンの中では、何といっても ル メリディアン・カオラックがお気に入りです。プールやレストランが充実しており、長期のバカンスでは度々泊まっています。来年の夏も半月ほど滞在する予定です。