October 15, 2010

ルーマニアの田舎へ!(シナイア・ブラン城・ブラショフ)

ルーマニアKitagawa@ルーマニアです、ブーナズィア(こんにちは)。
首都ブカレストは予想以上に見所がありません。かといってバスや鉄道のディレィが日常的なルーマニアでは、短時間で地方都市の往復もままならず…
と困っていたところ、とてもラッキーなことに シナイア、ブラン、ブラショフ へと車で連れて行っていただけることに。ルーマニアは田舎がイイ!という意見を良く聞きますが、同感です。もし地方をまったく見ずにルーマニアを後にしたら、大変もったいないところでした。

出発!

実は今回は関東からご旅行のマリコさんという方が手配されたプライベートツアーに、文字通り便乗…という形です。ぃゃ、本当に助かりました、感謝しております。
朝8時にホテルをチェックアウト。スーツケースを車に積込み、レッツゴー!です。

シナイア Sinaia

ブカレストから、トウモロコシ畑の広がるのどかな風景の中を2時間ほど走り、車はカルパチア山脈の中へ。まず向かったのは、山の中腹にある景勝地、シナイア です。
夏はトレッキング、冬はスキーが楽しめるそうです。

ペレシュ城 Castelul Peleş

最初の見所は、ルーマニアで最も美しいと言われる ペレシュ城
www.peles.ro
お城はドイツ・ルネッサンス様式で、カロル1世(初代ルーマニア国王)の離宮として1875年に建てられたそうです。とてもロマンチックな佇まいですね~

ペレシュ城 Castelul Peleş

シナイア僧院 Mănăstirea Sinaia

続いて、すぐ近くにある僧院へ。シナイアの町の名前はこの僧院に由来しているそうです。
www.manastireasinaia.ro
訪れたのは 9月中旬ですが…さすが山中、結構冷え込みました。

シナイア僧院 Mănăstirea Sinaia

DSC_0836.JPGシナイア僧院には2つの教会があるようです。入ってすぐに見えるレンガ造りのものは、カロル1世による1842~1846年の建立。一方、中庭にある白く小さな教会は1690~1695年に建てられた古いもので、フレスコ画が当時のまま残っています。

ルーマニアの見所は圧倒的に教会が多く、そのためルーマニア正教の特徴を勉強しておくと旅が面白くなるのですが、宗教について俄か知識で薀蓄を書くのは失礼に当たるかと思いますので、ここでは割愛させていただきます。

そうそう、ここの見学中にクライアントから緊急の電話が入ったりして大変でした…。お客さんは僕が都内にいると思って掛けているので、Kitagawaさん今どこ?の問いに、ちょっと外に出ておりまして…と答えるしかなく、口が裂けても「今ルーマニアの山の中なんですよ」とは言えません(笑
幸い、電話でのやり取りだけで大口の商談がまとまり、どこでもつながるGSMの携帯電話に感謝!です。

教会

フレスコ画

ブラン Bran

トランシルヴァニア地方シナイアを見た後は、山の中を走り ブラン村 を目指します。

ルーマニアの田舎は自然がいっぱいで本当に素晴らしい景観です。首都のブカレストが無機質でモノクロな印象なのに対し、地方は瑞々しくカラー!って感じですね。車窓から放牧の光景を何度も見ましたが、未だ馬車が現役で道路を走っていたりもします。

ブラン城 Castelul Bran

ブラン城 Castelul Bran

ブラン城 Castelul Bran本日の最大の見所、ブラン城 です。今回の旅行のプランニングの段階では訪問先の候補に挙がっていましたが、自力で行くと丸一日かかるため諦めた場所…来れて嬉しいです。

ここは1377年に作られた城砦。「吸血鬼ドラキュラ」の住むお城のモデルとして有名で、かつてここに居を構えたワラキア公ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ)は残忍さゆえ実際にドラキュラと称されていたそうです。ただ、さすがに人の血を吸ったりというのは小説の中だけのお話のようです。しかし、地元でも“ドラキュラ城”としてアピールされており、ルーマニアの名所のひとつとなっています。
www.brancastlemuseum.ro

武器と防具お城の中も見学できます。
たくさんの部屋があり、まるで迷路のよう。そして展示品も多数です。左の写真なんて、まるでドラクエの武器と防具みたいですね。「てつのよろい」とか「はがねのつるぎ」とか、そんな名前が思い浮かびました…(笑

ブラン村ドラキュラ城と聞くと、おどろおどろしい雰囲気をイメージしていましたが、周りはビックリするほど平和な光景が広がっています。ブラン城の前はカフェやお土産物の店が軒を連ね、いかにも観光地といった賑わいです。

ルシュノフ要塞 Cetatea Râşnov

ブランからブラショフに向かう途中、丘の頂上にお城のようなものが見えました。ガイドブックによると、異民族が入ってくるのを防ぐために作られた要塞で、城壁の中は町になっていて相当大きいようです。ただし、2010年9月現在は修繕工事のために見学はできず…残念!
ちなみにルシュノフの町は歴史的にハンガリー人が多く住み、建物の様式がルーマニアのそれと異なっているのが興味深いです。

ルシュノフ要塞 Cetatea Râşnov

ブラショフ Braşov

さて、最後に訪れたブラショフは、首都ブカレストに次ぐルーマニア第2の都市。ドイツからの商人が町を拓いた歴史的な経緯があり、他の町とずいぶん雰囲気が異なっています。一言で言えば、とってもお洒落!
下の写真がブラショフの全景です。赤い屋根が目立つ手前側が、見所の多く集まる旧市街で、こちらに向かいます。一方、遠方に見える灰色のエリアが新市街。新しいはずなのに、こっちは遠目に見ても地味で、いかにも“東っぽい”雰囲気です。

ルーマニア・ブラショフ

旧市街の中心、スファルトゥルイ広場です。
歩行者天国の両側にカフェが並び、こういう言い方もなんですが、ルーマニアっぽく無いですね…。山頂付近に、ハリウッドみたいにBRASOVというサインがありました。こういったサインは他の町でも度々見かけました。

ブラショフ Braşov

ところで、マクドナルドに寄ったのですが、トイレに入るのに暗証番号が必要でした。他のマックでも同様で、どうやらトイレだけ使うのを防ぐためのようです。暗証番号はレシートに印刷されていました。

旧市庁舎(歴史博物館)

広場に建つ大きな時計台は、1420年に建てられた旧市庁舎。現在は歴史博物館です。

ブラショフ旧市街

黒の教会 Biserica Neagră

ブラショフの旧市街の真ん中にある大きな教会。名前は、ハプスブルクの攻撃で黒焦げになったことに由来しているそうです。
入場料を払って中に入ると、巨大なパイプオルガンがありました。

黒の教会 Biserica Neagră

さて、もう16時。ブカレストに引き返します。
車中では…爆睡でした!

Kaufland

Kaufland帰り道に寄っていただいたのは、スーパーマーケットです。
www.kaufland.ro
現地の物価が分かり、面白いですね。

スーパーマーケットここでは、「ジェロビタール」という化粧品をお土産に買いました。日本では1個1万円以上もするらしく、直輸入の通販サイトでも5000円以上の値がついていますが、生産国のルーマニアでは 500円!でした。(苦笑
僕は化粧品の価値や効能に詳しくないのですが、アンチエイジングに高い効果があるということで有名らしいです。

帰着、そしてまた出発~

ドライバー兼ガイドさんは現地に住む日本人の方で、車中色々なお話を聞くことができて、大変に有意義な旅行になりました。また、快く便乗させていただいたマリコさんにも、心より感謝!です。

車にスーツケースを積んであるため、そのままブカレストのノルド駅まで送ってもらい、ルーマニア最終日の旅程は終了。夜行列車で次の国 ブルガリア に向かいます。

最後の一日に、多くの見所を廻ることができて、プライベートツアーの効率の良さを感じました。また、ルーマニアの有名なお城を見たり地方ののどかな空気を感じることができて、ルーマニア旅行がより一層充実したものになりました。

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