May 16, 2009

フランス、パリ。

フランスの首都、パリ。今回の旅行でもっとも滞在日数の長い都市です。
主要な見所を勝手なコメントを付けて一気に紹介。

DSC_0338.jpg■ エッフェル塔

320メートル75センチの高さを誇る鉄の塔。誰もが知ってるパリのランドマークですね。
今年はフランスに来よう!と決めたのは、実はエッフェル塔を見るためでして、そのきっかけはレゴのエッフェル塔だったのは覚えていますでしょうか。訪問先の選定理由が超適当なのは、まぁいつものことです。
写真で見る分には「美しい」「大きい」だけで済むのですが、来てみると上に昇るエレベーターは長蛇の列、そして吹きさらしの展望台では冷たい突風で凍えます!そうそう、毎時0分から5分間だけ全体がキラキラと煌めくライトアップがあり、これは必見です…おすすめビュースポットの紹介は後日

→最新の写真はエッフェル塔に掲載中!

DSC_0357.jpg■ ノートル・ダム大聖堂

パリ発祥の地、シテ島にある、初期ゴシック建築の大聖堂。
完成には1163年の着工から約200年もかかっており、巨大な聖堂内部やバラ窓のステンドグラスは必見です。日本語の音声ガイドを借りて回ると理解が深まりますが、ちょっと説明が細か過ぎて疲れるかも…。
この手の建造物を見て回ると、ロマネスク様式だとかゴシック建築だとかいう言葉がよく出てきます。基本的な単語とその特徴的な様式についてだけでも知っていると、教会見物も断然面白くなってくるのでおすすめです。
セーヌ河の周辺は世界遺産に指定されています。

SANY1395.JPG■ 凱旋門

こちらもパリのランドマークですね、勝利を記念してナポレオンの命で建てられたものです。計12本の道路が交わるロータリーの中心になっており、前方に延びるのはシャンゼリゼ大通り。個人的には、“磁石みたいな形の四角くて重そうな石の門”より、その前に続く華やかなシャンゼリゼの方がお目当てだったりします。
ちなみにこれ、5月下旬の午後8時を回ったときの写真ですよ、空がまだまだ明るいですね~!
春から夏のヨーロッパ観光は陽が長いので遅くまで遊んで歩けるのが助かります。

→最新の写真は凱旋門に掲載中!

SANY1367.JPG■ ルーヴル美術館

言わずと知れた世界最大級の美術館。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザがお目当ての人が多いようですが、僕が長年見たかったのは写真右側の「民衆を導く自由の女神(ドラクロワ作)」。その2つ左隣は「メデュース号の筏(テオドール・ジェリコー作)」ですね。絵画だけじゃなく、ミロのヴィーナスやハムラビ法典など誰でも知っている彫刻もズラリ。
中学や高校で試験のためにただ丸暗記した名作も、こうして大人になり知識や教養となれば、日本の詰込み教育も捨てたものじゃないなぁ、と思ってみたり。
パリには他にオルセー美術館があり、セザンヌ・ゴッホ・モネ・ルノアールと印象派の巨匠が目白押し。こっちは次回にパリに来たときのお楽しみに、あえて今回は残しておきました。

SANY1379.JPG■ コンコルド広場

フランス革命の時にはギロチン台が置かれたことで知られる「革命広場」は、今や見通しの良い広場になっていました。写真の遠景に写っているエッフェル塔をはじめ、凱旋門やノートルダム大聖堂なども望めます。
ここに来た理由は、広場に建っている石の塔「オベリスク」を見るため。というのも、先々週に訪れたエジプトのルクソール神殿に建っていた2本のオベリスクの内の1本だからです、覚えていますか~?
刻まれているカルトゥーシュを読んでいたら、「あんな絵文字みたいなヒエログリフが読めるのか?」と現地の人に驚かれちゃいました。
こうして歴史的なモニュメントの行方を追うのも、なかなか面白いものです。

SANY1427.JPG■ ヴェルサイユ宮殿

パリからちょっと距離がありますが、ルイ14世がマリー・アントワネットと暮らしていた豪華絢爛な宮殿や庭園で、必見の見所です。
小市民である私めは、この手のゴテゴテ金ぴか装飾には全く関心を抱かないのですが、今回の旅行では バッキンガム宮殿(イギリス、ロンドン)や シェーンブルン宮殿(オーストリア、ウィーン)も訪れるため、比較のために見に行きました。
日本では漫画「ベルばら」で有名ですし、歴史を絡めた解説の聞けるオーディオガイド(日本語あり、無料)も分かりやすいので、ヨーロッパ史に詳しくなくても楽しめると思います。
ここも世界遺産に指定されています。

滞在にゆとりがあったため、街歩きの途中に見所へ立ち寄る感じで見て回れたのが良かったです。上記以外にも、おおむね有名所は見れたはず。パリは歩くことでよりその良さを感じますし、パリ名物のオープンカフェでの一息も楽しいものです。
ただし流石に大きな街でして、徒歩だけでの移動は不可能なため、もっぱら地下鉄のお世話になりました。地下鉄はメトロといい14路線が走っており、1回1.6ユーロ。パリ・ヴィジットという一日乗車券の購入が便利です。
パリのホテルやグルメの情報は、また後日。