May 11, 2009

ウィーンからブダペストへの水中翼船

オーストリアのウィーンからハンガリーのブダペストには、船で戻ることにしました。
というのも、地図を見るとドナウ川で結ばれているのと、船に乗った皆さんが絶賛されているからです。ウィーンからブダペストに向かうルートの方がおすすめのようで、また下流に向かうため早く着きます。ここは船でドナウ川を下ってみることにしましょう。

ウィーンからブダペストへの水中翼船

前半のイベントは、閘門(こうもん、ロック)の通過。
これはドナウ川の水位を調整するためのもので、船の前後の水門を閉じてから水を抜いて下流側の水位まで船を下ろすという、船のエレベーターのようなものです。
(長江の三峡クルーズにて初体験しましたが、閘門にも色んなパターンがあって面白いです。詳しくはウィキペディアの閘門や運河の項を参照。)

またこの船の見所は、後半ハンガリー側に入ってから、ドナウ川が流れを90度変えるドナウベンドの一帯。小高い丘の上に建つエステルゴムの大聖堂やヴィシェグラードの城砦などは必見であり、船内でもアナウンスが入ります。
ヴァーツやセンテンドレの街並みを眺めていると、まもなく くさり橋や王宮 などブダペスト観光の目玉が連続し、船は桟橋に到着です。

オーストリアからハンガリーへの移動について

首都間の移動はバスや電車だと3時間を切る距離ですが、船だと5時間ほど要するため、移動は半日がかりです。しかも完全に観光客向けの航路のため、料金も陸上交通の倍以上しますが、ドナウ川そのものが見所(特にハンガリー側)なので、乗る価値は大だと思いました。

今回利用したのは DDSG Blue Danube(Mahart Passnave) が運行する水中翼船で片道89ユーロでした。船は毎朝9時出港で、Kitagawaは直接桟橋でチケットを購入しましたが、ネットから予約もできるようです。2014年現在の運賃は99~109ユーロとなっています。
(ウィーンでもブダペストでも船の乗り場は市中にあり、地下鉄からも歩いてすぐのためアクセス至便です。)

今回の乗客は18名でガラガラ、揺れも無く船内で歩き回って思い思いに過ごせました。ただしスピードが結構速い(35ノット、時速65キロくらい)ので、外に出るにはちょっと辛いです。
船内には軽食や飲み物を頼めるカウンターがあり、7ユーロのセットにキャビアが山盛り付いてきたのは驚きました!コーヒーやビールは3ユーロ程度でした。

リンク

このクルーズの案内ページ(英語&ハンガリー語)
フォートラベルの「教えて!トラベラー」Q&A過去ログ

ハンガリー&オーストリア旅行インデックス (2009年)
ハンガリー旅行記 (2013年)

更新履歴

2009年5月11日 作成
2014年9月14日 リンクと料金情報を更新