06.01
エストレ要塞と歴史博物館(セネガル・ゴレ島)
ダカールのゴレ島北端に建つ丸い砦を見学しました。ここは歴史博物館も兼ねているようです。セネガルの情報は少ないので、現地を自分の足で歩いて知ることばかりですね。
セネガルの首都ダカール近郊で最大の見どころである世界遺産の ゴレ島 Île de Gorée。船に乗って島を訪れると、まずは大砲を構えた城塞が目を惹きます。気になったので、さっそく桟橋から北に向かって歩いてみました。
円形の建物はかつて北部砲台とも呼ばれた エストレ要塞 Fort d'Estrées。17世紀後半に活躍したフランス海軍司令官 ジャン・デストレー二世 Jean II. d'Estrées の名にちなんでいます。歴史的には1815年のウィーン会議でサンルイ島とゴレ島がフランスの植民地となり、奴隷貿易が廃止された後の1852年に建造が始まっています。中も歴史博物館として公開されていたので覗いてみました。
セネガル歴史博物館
開放的な造りで一目で見渡せるくらいの規模です。
連なる小部屋が展示室となっており、セネガルの歴史を先史時代から解説しています。
展示室
フランス語の説明すら限られており歴史博物館と名乗るにはいささか物足りない。ここだけでなく島内の見どころも言われないと分からないような建物が多く、可能であればゴレ島は観光ガイドとともに見学すると理解が深まると思います。英語を話すガイドさんは島へ向かうフェリー乗り場周辺で見つけられます。
出土品
屋上に登ってみると大砲が並んでいました。
この城塞は軍事的にそれほど大きな機能を果たしたわけでは無いようで、ゴレ島が世界遺産となる少し前までは刑務所として使われたそうです。
全景
ゴレ島地図
とても参考になる資料はこちら、ゴレ島の地図。
主要な建物がリストアップされているので、観光の道しるべになりました。
ゴレ島にはいくつか小さな博物館があります。もっとも重要な施設は言うまでもなく 奴隷の家 La Maison des Esclaves ですが、ここエストレ要塞の方が展示は多いので先に覗いておくと予備知識を得られるかも知れません。
そのほかの見どころは ゴレ島観光 の旅行記でご紹介します。
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