2020
02.29

ギニアビサウ旅行記: Quinhámelへバスでの行き方とホテル&レストランIndum Marの宿泊記

ギニアビサウ旅行記ブログ

アフリカはギニアビサウの旅行記です。
首都ビサウから キニャーメウ Quinhámel へ観光&冒険に出掛けました。乗り場を探したり迷ったり人に助けられたり、旅は本当に面白い!ミニバスや市内の動画も掲載しました。

キニャーメウへの行き方

ビサウ観光 は徒歩で半日もあれば終わってしまい、ガイドブック Lonely Planet を参考に週末のエクスカーションとしてギニアビサウならではのマングローブ林を見に行ってみることにしました。
目指す Quinhámel は Bissau から40kmほど南西に位置し車で一時間足らずの距離ですが、ホテルの前でタクシーを拾っても反応が鈍く、ドライバー自身が場所や相場を分かっていない様子。

ガイドブック

ちなみにギニアビサウの公用語はポルトガル語で、西アフリカで広く話されるフランス語が通じにくいので翻訳アプリも併用しています。旅行中に使う頻度の高い「~はどこですか?」はポルトガル語で Onde está(オンジ・エスタ)と言いますが、スペイン語の Dónde está(ドンデ・エスタ)でもまず通じます。この位は旅慣れた人なら覚えているフレーズですね。

バスターミナル

通りがかりの人が集まってあれこれ相談してくれて、なんとタクシーまで見つけてくれました。郊外へ向かうバスの乗り場はポルトガル語の パラジェム Paragem という単語が一般的で分かりやすいそうです。

Belém

ホテルから Belém という地区にあるパラジェムまで3km、タクシー代は1,000フラン(185円)でした。
また、Quinhámel に向かう次のミニバスも探してくれて、そのドライバーにも行き先を言付けてくれたようです。観光客はまったく来ない国ですがギニアビサウの人たちは非常に親切で滞在中は不安なく過ごすことができました。

ビサウ バスターミナル

心配だから助手席に乗るように!と言ったのかどうかは分かりませんが、車内でも快適な助手席に座らされる特別対応。あまり外国人だからと優遇はされない西アフリカなので驚きました。
運賃は500フラン(92円)で、風に飛ばされそうなチケットをくれました。

ギニアビサウ バス

時刻表はなく、満席になったら出発するアフリカ方式です。
人の往来が多い方面らしく10分も待たずに満席になり発車。ビサウ市内から空港へ向かう道は立派ですね。

ビサウ観光

その後も道路はすべて舗装されていました。
途中で停まって人を乗せたり降ろしたりしながら一本道を西へ。大きな木の下で音楽をかけて踊っている人たちがいたり、なかなか陽気な国民性です。

ギニアビサウ旅行

出発して55分ほどでキニャーメウらしい集落を通過。
バスがキニャーメウより先まで行くとは知らず、通り過ぎたことに気付きませんでした…

ギニアビサウ旅行

降ろされたのは、こんな場所。
当地で有名だった Mar Azul というホテル&レストランに続く小路の入り口で、キニャーメウの周辺にある宿泊施設と言えばここくらいしか無いんですよね。実は Mar Azul が休業したという情報をビサウで入手していたのですが、もしかして営業しているかな?と思い行ってみることにしました。

Mar Azul

距離は片道2kmですが…これが恐ろしく大変でした(汗
未舗装なのでキャリーケースは砂に埋まるわ陽射しは強いわ、通りがかる人も車もまったくいない。引き返そうか迷っていたところ、通りの商店にいた男の子が暇つぶしに自転車で様子を見に来たようで、バッグを運んでくれました。

ギニアビサウ旅行記ブログ

頑張って歩いて来ましたが、やはり閉まっており結果は空振り。
彼とおしゃべりしながら来た道を戻り、往復1時間ですっかり日焼けしてしまいました。

Mar Azul

その後は幹線道路で通りがかる車を待ち、教えてもらっていた Indum Mar というレストランの場所を知っているドライバーを探すことに。こういう場合も最後は何とかなるという今までの経験から、焦ることなく少年たちとセネガルで手に入れたアサラトという楽器で遊んで過ごしました。なお、キニャーメウから3kmしか離れていないのに電波が微弱で携帯電話は通話すらままならない状態でした。

Indum Mar

通りがかったタクシーが、他にお客さんも乗っていましたが場所を確実に知っているようで、建物の真ん前まで運んでくれました。場所はキニャーメウの中心部から西に1.8km、そこから小道を1kmほど入ったところにあり、歩けなくはありませんが荷物があるならビサウからタクシーで直接来た方が楽だと思います。

Indum Mar

Quinhámel, GUINEA-BISSAU

水辺にあるレストラン、Indum Mar。
宿泊もできるようになっており、キニャーメウにある唯一のホテルだと思います。予めビサウのホテルから連絡を受けていたマネージャーのZeco氏が出迎えてくれました。勢いのあるがっしりした男性で、面倒見が良さそうです。自力で来たら驚いており、電話をくれたらタクシーを手配したのに…と言われてしまいました。僕もまさか英語が通じるとは思っておらず、行き違いでずいぶん遠回りをしてしまいました(笑

Quinhámel Restaurant GUINEA-BISSAU

汗だくなのでキンキンに冷やされたビールが旨い!
銘柄はポルトガルの サグレス Sagres なので爽やかで美味しい訳です、極限まで冷やされているのも素晴らしい。

サグレス Sagres

来るのに3時間もかかったので日帰りする気力はなく泊まることにしました。
お部屋は新しく(と言うか少しづつ造っている途中のようで)電力は日没後のみ使えますがエアコンもあるので助かります。残念ながらWi-Fiは無く、携帯電話は通じますがディザリングには厳しい電波状況。料金は一泊25,000フラン(約38ユーロ)でした。

Indum Mar

Quinhámel Hotel GUINEA-BISSAU

Indum Mar は大西洋に注ぐ川の河口から17kmほど上流に位置しており、目の前にはマングローブ林が広がっています。Zeco氏から置かれているカヤックを自由に使って良いよと言われたので ひとりでギニアビサウのマングローブ林をカヌーで探検 してみました!
今回のギニアビサウ旅行を印象付ける良い体験になりました。

Indum Mar

ギニアビサウのマングローブ林をカヌーで探検

ギニアビサウ 夕陽 サンセット

レストラン

週末はビサウ市内から自家用車で食事やパーティーに来るお客さんが多く、この日は土曜日なので実際に何組もグループが遊びに来ていました。レストランの料理も豪快で、単品でもサラダやライスが付くので日本人にも食べやすい。なぜかサッポロビールのグラスが出てくるなど面白いですね。

ギニアビサウ レストラン

ギニアビサウ料理

メニュー

Indum Mar

ビサウへの帰り道

翌日もお昼過ぎまでのんびり過ごしました。
帰りはレストランのスタッフが車でキニャーメウの広場まで送ってくれて、そこから出るビサウ行きのミニバスに乗車。運賃は500フラン(92円)でした。

キニャーメウ Quinhámel

ギニアビサウ バス

ビサウ観光

最後に、ミニバスの車内の様子や車窓から見たビサウ市内をYouTubeにアップしたので掲載します。
ここギニアビサウは原始宗教が強いためイスラム教の影響が弱く、女性が華やかな服を着ていたり市場を出歩いているなど西アフリカの周辺国とは異なるゆるい空気を感じました。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.04.20)

2019年, '19 ギニアビサウ

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