08.02
シルク・ドゥ・ソレイユ「Quidam」の舞台に立つ!
Kitagawa@Bangkokです、サワディーカップ。
今日はシルクドソレイユの移動公演、Quidam キダム を鑑賞しに来たのですが…なんと舞台に引っ張り上げられ、息が止まるかと思いました!旅行とは関係ないのですが、滅多にない体験だったので少しばかりここでお話を。
Cirque du Soleil シルク・ドゥ・ソレイユ は独創的な衣装と演出で人間主体のサーカスを行なうパフォーマンス集団。米ラスベガスでは常設公演を行なっており、中でも特に有名な演目の「O(オー)」や「KA(カー)」などは過去に当ブログでも話題にしました。
並行してツアーショーも行なわれており、今年は2015年7月29日~8月3日の6日間、我らがバンコクにもやって来ます。演目は日本公演が行なわれたこともある「キダム」で、傘をさした頭のないキャラクターは有名ですね。アリーナで行なわれる巡回公演は、舞台の大仕掛けありきのベガスとは違った距離の近さが魅力!週末の今日、バンコクはインパクトアリーナまで見に来ました。
ショーをご覧になったことがある方ならご存知かと思いますが、開演直後にコミカルなキャラクターが客席に降りてきて観客をイジるのが恒例です。ここで少し和ませた後一気にステージに注目を集めるのがシルクらしい素敵なイントロでしょう。このシーンで選ばれる “運の悪い観客” は劇団員が扮しているに違いないと思っていたのですが…
まさか自分が当てられる日が来ようとは!
舞台から指差されたと思ったら目も開けていられないほどのスポットライトを浴び、次の瞬間には白装束の4人組が出てきて水平に担ぎ上げられ、気付いた時にはステージの上。相変わらず滅茶苦茶な強引さですが、え!自分なの?と何が起こっているのか分からないほど。呆気にとられていると、またまた担ぎ上げられて舞台裏へ…観客は笑ってますが今なら言えます、
あれはヤラセじゃなかった!と
同時に、あぁ今まで見てきたユニークな表情は、本当に一般人が驚いたリアクションだったんだと合点もいったり。ちなみにこれは運の良い方で、過去にはステージに空いた大きな穴に突き落とされた人も見ているので、何をされるのか本当にドキドキしました。
さらに、衣装まで着せられて一員になる。
舞台裏では、はいこのイスに座って!両足挙げて!そのまま立って!と有無を言わさぬ指示が飛び、アッという間にChiennes Blanchesの衣装を着せられてしまい。会話はもちろん英語ですが、あんなにペラペラ楽しそうにお喋りするシルクドソレイユのメンバーを見たのは初めてで、ステージでの幻想的な雰囲気とのギャップにも唖然です。そして世間話だけで打合せもなく、じゃぁよろしく!と背中を押されて
シルクドソレイユと一緒に舞台に立つ
本当にアッと言う間の出来事で成す術無し、ショーの世界観を作る白装束の軍団に一人だけ同じ格好をした変なのが混じり込む。もちろん一人だけ足並み揃わずどれが僕だか一目瞭然ですが、充分にウケていただきお役目は果たせたようで。しかしオープニングでは本当に素人を巻き込んで成り行き任せの演出をしていたとはビックリ!そしてそれに選ばれるなんて、光栄と言うか単に運が良い?と言うのか…どちらにしても忘れられない感動の体験となりました。
キダムの公式プロモーションビデオが上のもので、公演情報と予約は こちら から。
人間離れしたアクロバット尽くしの最高の三時間。パフォーマンスにぴったり合わさったライブの歌や音楽も素晴らしく、ゾエの空想の中味を縁日のような賑やかさの中で垣間見ることができました。これはシルクドソレイユ以外では作り出せない独特の世界感でしょう。
今回も最前列で鑑賞しましたが、表情の動きや生々しい息遣いまで伝わってくる距離感、巡回公演の魅力はやっぱりこの近さにありますね。もしご覧になるならぜひとも一番前で迫力と臨場感を味わってみてください。
なお、スポンサーであるタイ航空ロイヤルオーキッドプラスのメンバーはチケットを1割引きで購入できました、バンコクでは明日が最終公演です。
コメント
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こんにちは。1日の公演私も観ていました! あれがKITAGAWAさんだったとは!!!
初めてのシルク凄かったです。そして音すべて生バンドが奏でていたのにも驚きでした!
日本人の方もメンバーにいらしたとのこと、ちょっぴり誇らしかったです。
こんばんは!
1日なら同じ公演を鑑賞したようですね、というかアレは僕です(笑
今回は移動公演なので昔ながらの人間主体のパフォーマンスでした。機会があればラスベガスの「O(オー)」はぜひご覧ください、シルクドソレイユの技にハイテクが加わって大変な内容になってます。これを見るためだけに渡米しても良いくらい、あれ何度見ても凄い…