01.03
テーマパーク「世界の窓」、広大なミニチュア世界! (中国・深圳)
Kitagawa@China です、パンダ!
さて、見どころの少ない中国の深センですが、世界の窓 (深圳世界之窗 Window of the World, Shenzhen)というテーマパークにやって来ました。48ヘクタールにも及ぶ広大な敷地に地球上の名所がジオラマ化されており、これが子供騙しかと思いきや旅人目線で眺めると想像以上に楽しめます!
行き方
場所は深センの郊外にありますが、深セン地下鉄(深圳地铁)を使えば15分ほどでアクセスできます。駅の名前も「世界之窗」なので分かりやすいですね!タクシーなら深圳中心部から40元~が目安です。
僕らは世界の窓の真向かいにある ウェスティン深圳南山ホテル に泊まっていたので簡単に来られました。お部屋からもテーマパーク全体がよく見渡せましたよ。
いざ中に足を踏み入れてみると思った以上の広さ!
半日では日が暮れるまでに一周することができず、楽しみにしていた日本のエリアを見逃してしまいました。電動カート(电瓶车)を借りるのも一考です。
開園時間と入場料
開園時間は午前9時から午後10時30分まで。
入場料は2015年12月現在、180元(約3,400円)です。市民にとっても高く感じるようで、正面で記念写真だけ撮って中に入らず帰って行く人もチラホラと。そのせいか園内は空いていて落ち着いて見学できました。午後7時30分以降は60元となりますが、日没後はエリアによっては真っ暗で何も見えないので、これはショーだけ鑑賞したい人向けと言えそうです。
以下が世界の窓の園内マップです。
中国語(簡体字)に英語が併記されており、テーマパーク内の地図だけでなくショーの時間や主なアトラクションも記載されているので真っ先に入手しておくと良いでしょう。
エリアごとにショーやアトラクションがあり、日に1~6回の演出。
タイミングが合わずに多くは見られませんでしたが、日本のセクションでは舞踊や茶道が披露されているようです。
飞跃美利坚 Flying Over America
我々テーマパークに慣れた日本人が見ても楽しめるものとして、アメリカのセクションにある 飞跃美利坚 Flying Over America が面白いと思います。動きのあるものを言葉で説明しにくいのですが、宙に浮かぶ座席とパノラマ映像で空を飛んでいるような疑似体験が出来るアトラクションです。フロリダの ウォルトディズニーワールドリゾートにあるエプコットのアトラクション Soarin’ のパクリ、と言ったらいささか乱暴でしょうか。
面白味が半減してしまうのでリンクは載せませんが、動画が YouKu(优酷、中国のYouTubeに相当)にも上がっていました。ここは手荷物の持込み禁止なのでバッグは予めコインロッカー(有料、1元コインが必要です)に預けるように…この辺りはヤル気ゼロの係員による中国語の案内のみなので随分と戸惑いました。そのほか主な見どころは園内マップに☆マークが付いているので参考にしてください。
全新大型晩会 The Brand New Evening Show
目玉のショーは毎日午後7時30分~世界広場のステージで催される 全新大型晩会。
実は疲れ果ててしまい園内では見ずにホテルのお部屋から眺めるに留めましたが、想像より大人数のショーを長時間に渡って繰り広げていました。シーズンごとに内容も変わるのか、クリスマスをテーマとしたラインダンスもあったりと演出にも工夫があるようです。機会があれば次回はお席で鑑賞したいですね~
深圳世界之窗
Window of the World
世界の窓の楽しみ方は、園内に点在するジオラマを眺めたり写真を撮ったりしながら歩き回るものとなります。
場所によっては展望台に登れるエッフェル塔や園内を周回するモノレール(高架単轨车)の乗り場があったりしますが、いずれも別途有料。珍しいものとしては馬車も見かけました。
48ヘクタールの敷地におよそ130もの名所がミニチュア化されています。
定番の東京ドームに換算すると10個分の広さ、東京ディズニーランドにも匹敵する面積です。誰でも知っているような自然・建物・遺跡が多いのでファミリーでも楽しめそう。
分かりやすいのはニューヨーク・マンハッタンの摩天楼でしょうか。
そう言えば去年のちょうど今頃はニューヨークに滞在していました。
せっかくなのでこちらと同じアングルで記念写真を撮ってみました。
建物もなかなか上手くデフォルメされているようです。
同じくアメリカ合衆国から、こちらはワシントンD.C.ですね~
行ったばかりなので気付きましたが、これナショナルモールと同じレイアウトになっているんですよ。
リンカーン記念堂、ホワイトハウス、ジェファーソン記念堂、アメリカ合衆国議会議事堂、その中心に聳える ワシントンモニュメント は現地と同じ位置関係。
そして実のワシントンモニュメントは途中で建築が中断された影響で塔の途中から色が僅かに変わっているのですが、それをも忠実に再現してあり驚きました。下は本物の写真なので見比べて見てください。世界の窓にあるミニチュア、かなりのこだわりを持って作られているようです。
ギザの大ピラミッド、ここも行きましたね~
ナイアガラの滝。
水しぶきが吹き上げて近付くとズブ濡れになるところまで再現?
世界の窓の中央には エトワール凱旋門 と エッフェル塔。
パリではこのように凱旋門の下からエッフェル塔を見上げることはできません(笑
イギリスはロンドン。
ストーンヘンジですね、現在は保護のため触れることができませんがここは石に登っても大丈夫。
こちらはヴェネチアのサンマルコ広場、来春再訪します。
遺跡や街並みに限らず、彫刻までパクリ…ではなく見事にレプリカが作られていました。
ロダンの考える人、かな?
こっちはステゴサウルスですね。
恐竜たちは「ジュラシック<ダイナソー>パーク」というコーナーに展示されていました、名前もギリギリのところを狙ってくるとはさすが中国(笑
夜も雰囲気があります。
光り輝くミャンマーのシュエダゴン・パゴダ。ここも何度か訪れており直近は昨年です。
タイもありました、バンコクにあるエメラルド寺院こと ワット・プラ・ケオ。
これはなかなか精密な作り込みで見入ってしまいました。
そして後ろに見えている建物が宿泊先、ウェスティン深圳南山ホテル です。
最後、日本のコーナーにたどり着いたときは真っ暗になっていて4つのジオラマを見られなかったのが実に残念~日本の名所として何が展示されているかはお楽しみ!ということでぜひ僕の代わりに行ってチェックしてみてください。
失礼ながらそれほど期待せずに訪れたのですが、実際にその地に行ったことがある旅人目線で見ると細かなこだわりも垣間見れて思いのほか楽しめました。そして100か国以上に旅していながらも「これはどこだ?」という遺跡や建物がまだいくつかあって、次の渡航先を考える刺激にもなりました。そうそう、マップには記載されていませんが峻険な雪山はスイスのマッターホルンを模していますし駅の入り口すらパリのルーヴル美術館にあるルーヴル・ピラミッドにそっくりだったり…遊び心いっぱいですね。
ショーやアトラクションは子供向けのものから本格的なものまで入り混じっていて当たり外れが大きいのと、案内が中国語のみでうまく入れなかったり…見られたらラッキー!くらいの気持ちが良いかも知れません。とにかく広い中国のテーマパーク。実に素朴な、そして少し古さも感じさせますが、見どころの少ない深センではオススメの観光スポットです。
Window of the World
深セン地下鉄(深圳地铁)1号線・2号線「世界之窗」駅上
【住所】 中国 广东省深圳市南山区深南大道9037号
9037 Shennan Road, Nanshan, Shenzhen, Guangdong, 518053 CHINA
【URL】 www.szwwco.com/
【TEL】 +86 755 2660 8000
園内マップ (1.2 MB)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。