07.11
ワット・プラケオ (タイ・バンコク)
Kitagawa@Thailandです、サワディーカップ!
今日はバンコクの見どころの中でも筆頭に挙がる寺院、ワットプラケオ Wat Phrakeo の写真を掲載します。タイに住んでいても滅多に行く機会はありませんが、先日久しぶりに見学してきました。
ワットプラケオはバンコクの西、チャオプラヤー河沿いにある王宮の敷地内にあります。
過去15年間に4~5回訪れていますが、ここは来るたびに入場料が上がっていますね。2014年現在 500バーツ(約1,600円)になっており、初めて来た時の実に4倍です。
一年中大勢の人でごった返すワットプラケオ。外国人はもちろん観光で、タイ人は参拝にやって来ます。
これだけ観光客が多いと現地の人たちはゆっくりお参りもできませんが、「マイペンライ(気にしないで)」だそうで、タイ人の大らかさを感じられます。
ワットプラケオはラマ一世が1782年に建設を始めて以来、増築を重ねています。
境内はそれほど広くはないものの、たくさんの建物が隣接して建っているので写真を撮るのは苦労します。
本堂
こちらがワットプラケオの本堂。
スコータイ様式の大きな建物です。
中にはタイでもっとも重要な仏像、エメラルド仏が鎮座しています。
この仏像は翡翠(ヒスイ)でできており、その色からワットプラケオはエメラルド寺院の別名も。
靴と帽子を脱いで中を見学できますが、内部の写真撮影は禁止。
ちなみにこのエメラルド仏、一時期はラオスに置かれていたもの。いつどこで誰が作ったのかは分かっていないそうです。
本堂の周りはガルーダの像がびっしり!
プラ・シー・ラタナー・チェディ
本堂横の階段を登ると、他にも特徴的な建造物が並んでいます。
境内でも一際目立つ黄金の仏塔はプラシーラタナーチェディ。中には仏舎利が収められているそうです。
アユタヤのワットプラシーサンペットを模してラマ四世によって造られたもの。セイロン様式のチェディです。
現在のワットプラシーサンペットと言えばまるで遺跡ですが、昔はこのプラシーラタナーチェディと同様に光り輝いていたのでしょうか。
プラ・モンドップ
写真の真ん中にある建物が、仏教の経典が納められている書庫、プラモンドップ。
中には入れません。鬼の像が警護していました。
アンコールワットの模型
境内には隣国カンボジアのアンコールワット遺跡の模型があります。
ちょっと違和感ありますが、ラマ四世によって造られたもので、かなり精巧にできています。
プラサート・プラ・テープビドーン
王室専用の御堂、プラサートプラテープビドーン。中央からはクメール様式の尖塔が突き出ています。
歴代国王の像が安置されているそうですが、内部の見学はできません。
建物の陰に、象さんが取り囲んでいる小さな祠がいくつか点在しています。
プラ・スワンナ・チェディ
プラサートプラテープビドーンの前、左右に建つ仏塔はプラスワンナチェディ。
ラマ一世が両親のために建てたものだそうで、ワットプラケオ最古の仏塔です。
回廊の壁画
ワットプラケオを囲む回廊には色鮮やかな壁画が描かれていました。
内容はラーマキエン物語で、全178枚あります。
ラーマキエンはタイ舞踊でもよくテーマになる物語で、シーダー妃を巡ってラーマ王子と阿修羅王トッサカンが戦うもの。尋常ではないほど長いお話で、回廊も壁画で埋め尽くされています。
境内にはユニークな像や祠が点在しています。
ワットプラケオはいつも混雑しているうえ非常に暑いのでなかなかゆっくり見て回れませんが、また新しい写真を撮ったらこのページに追加していきたいと思います。ワットプラケオを見たら、王宮の見学もお忘れなく!
วัดพระแก้ว
【住所】 Na Phra Lan Road, Phra Nakhon, Bangkok, THAILAND
【入場料】 500バーツ (タイ人は無料)
【開館時間】 午前8時30分~午後4時、入場は午後3時30分まで(年中無休)
※ ノースリーブ、ハーフパンツ、ミニスカートなど、肌が露出する服装での入場はできません。
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