07.16

日本でのトルクメニスタン観光ビザの申請・取得
中央アジア周遊でネックとなるトルクメニスタンのビザ情報です。現地旅行会社からの招聘状が必要など入国の難易度が高い国なので簡単にまとめておきます。
年初に示した旅行計画 の通り、この夏は中央アジア5か国を周遊する予定。具体的には、トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン、キルギス を初訪問します。これらのうち日本人が観光で訪れるにあたってトルクメニスタンだけは今も入国にビザが必要です(2025年7月現在)。
ちなみに日程は26日間で、うち トルクメニスタン旅行 は3泊4日。
ちょうど一週間後に出発します!
トランジットビザ(通過ビザ)
かつてバックパッカーの間では通過ビザを使って駆け抜けるのが定番でした。
キルギスの首都ビシュケクのトルクメニスタン大使館あたりで5日間有効のシングルエントリー・トランジットビザが入手できたものですが、コロナ禍で廃止されたまま再開されていません。
ツーリストビザ(観光ビザ)
そこで残された入国条件が大使館・領事館で観光ビザを入手するという正攻法です。ただし、このビザ申請にあたってはトルクメニスタン国家移民庁からの招聘状(LOI)が必要となります。したがって、その手続きを代行できる現地旅行会社を利用したガイド付きのツアーを組まなければなりません。
こう聞くと何やら大変そうですが、そもそも国土の大半が砂漠のうえ観光客も極めて少ない国なので、自力で動くよりチャーター車でのプライベートツアーのほうが圧倒的に楽だと思います…この前行った モンゴル旅行 や完全にチャーター車で旅した インド旅行 の快適さといったら!そんな訳で(節約したいバックパッカーさんには辛いところですが)旅行自体は安全で快適な旅先と言えるのではないでしょうか。
実際には以下の流れでトルクメニスタン観光ビザを取得しました。
- ツアー会社を探してメールで希望の日程を伝える
- スケジュールを決めて見積金額を応諾する
- パスポートや写真などをメールで送る
- 招聘状(LOI)の写しをメールで受け取る
- トルクメニスタン大使館にメールを送り訪問日時を約束する
- ビザの申請・受領に行く
注意しなければならないのは、国家移民庁による書類作成にかなり時間がかかります。
7月29日の入国予定で、3か月以上前の4月25日にパスポートや写真などをメールしましたが、招聘状の写しが来たのは7月2日でした。旅行の1か月前あたりに取り掛かってもぎりぎり間に合うようですが、早いに越したことはないでしょう。
自分で動かなければならないのは最後の手続きだけで、なんとビザは申請当日に発給されて料金は25 USDでした。(支払いは米ドルの現金のみ)
ただしビザの料金や所要日数は流動的で、大使館自身も申請しないと分からないと明記しているほどなので、一応は最大の10営業日を見込んでおいた方が無難だと思います。
最新の情報や具体的な申請方法はトルクメニスタン大使館のホームページをご覧ください。
japan.tmembassy.gov.tm/ja/consular-services/visa-application
オンアライバルビザ(到着ビザ)
大使館・領事館でのビザ手続きを行なわずに、アシガバート空港またはトルクメニスタン国境で招聘状(LOI)だけを提示してオンアライバルでビザを受けることもできるそうです。旅行中にトルクメニスタン訪問を思い立ったりビザを取りに行く余裕がない方はご参考まで、料金は110 USD程度とのことです。
今回僕らもこちらを選択して差し支えないと現地旅行会社から説明を受けましたが、空港や国境で何か問題が起きると面倒ですし、単純に高いので観光ビザを取ってから行くことにしました。あとはそもそもビザが必要な国に行くのにビザなしで(しかも行き先はトルクメニスタン)飛行機のチェックインができるかどうかも怪しいところです。
電子ビザ(eビザ)
2025年4月の報道ですが、トルクメニスタン政府は今後エレクトリックビザの導入を計画しているそうです。
周辺の国が軒並み日本人観光客へのビザを免除しているので、複雑かつ面倒な手続きが少しでも簡単になることに期待したいですね。
見どころいっぱい!トルクメニスタン旅行
実際の旅先での体験は当ブログ内の トルクメニスタン旅行記 をご覧ください。
なお、旅行会社とのやりとりなどはKitagawaではなくぜんぶお友達がやってくれたのでご質問にはお答えできません。
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