03.06
アムトラックAMTRAK予約方法 (アメリカの鉄道)
Hi, readers、Kitagawa@U.S.A. です。
今日はアメリカ合衆国の鉄道ネットワーク、AMTRAK アムトラック の運行する列車のオンライン予約と切符の受取り方法をまとめておきます。北米旅行で長距離鉄道を利用する機会は少ないかと思いますが、予約自体はいたって簡単です!
アムトラックは全米の鉄道網を結ぶネットワークのようなものです。アメリカでは各州の地域鉄道網を利用してアムトラックが中・長距離の旅客輸送を一元して行なっています。
ただし、線路が単線だったり貨物と共用のため遅延は日常茶飯事!もっぱら時間に余裕のある旅行者向けとなっているのが実情のようです。なお、乗り放題のレイルパスや寝台列車の設定もあり、鉄道でアメリカ大陸横断も可能ですよ。
飛行機が発達しているアメリカではなかなか鉄道を使ってみようという気にはなりませんが、アムトラックはボストン~ニューヨーク~ワシントンD.C.に自社路線を持っており、この区間は Acela Express アセラエクスプレス という特急列車が走っています。ビジネス客向けに仏TGV型の新型車両を投入してほぼ定時運行を行なっているそうなので、ニューヨークからワシントンD.C.までアセラエクスプレスに乗車してみることにしました。
切符は駅の窓口でも買えますが、情報収集も兼ねて公式サイト www.amtrak.com から購入します。
列車と時刻表の検索
左上のボックスに出発駅、到着駅、乗車日、年齢層ごとの人数を選択して FIND TRAINS をクリックすれば列車の候補が表示されます。なお、ニューヨークではグランドセントラル駅ではなくペンシルベニア駅(通称、ペン・ステーション)にアムトラックは発着しています。
ずらずらっと出てきました。運賃は4段階に分かれていて、払戻しや便の変更が可能なものほど高くなります。早く予約すれば 割引チケット Saver が拾えることも。この辺りは航空券やヨーロッパの鉄道と同じ仕組みですね。
Regionalは各駅停車なので、ここは特急列車の Acela Express となっているものから選びます。
2015年現在、ニューヨークは毎時正時に出発のようです。午前11時ちょうど発のアセラエクスプレス2155号にしてみました。選んだら ADD TO CART をクリック、続けて他の路線を検索してカートに追加していけば複数の区間をまとめて買うことも可能です。なお、運賃は人数分の合計(ここでは2名)で表示されています。
上の画面は宣伝なので、興味が無ければそのまま次へ。
受取り方法の選択と乗客の登録
続いて乗客の情報の入力画面です。チケットの受取り方法はメールで受信して自分で印刷する E-Ticket か、駅のキヨスク端末でプリントする Quik-Trak が手軽でしょう。アメリカの携帯電話を持っていれば遅延情報などをSMSで受取ることも可能です。また、もし日本の電話番号なら先頭のゼロを取って代わりに国番号81を付けて入力すればOKです。
一番下は万が一列車に乗れなかったときの保険ですが…いざ使おうにも適用基準が厳しく手続きも煩雑なので、Kitagawaはこの手のプロテクションはほとんど利用したことがありません。
続いてクレジットカードによる支払画面。住所はカードの明細書の送付先と同じものを英語で入力します。まれに乗車時にクレジットカードそのものが必要となる可能性もありますので、旅行に持って行くカードを使うのが無難です。
予約に関する説明は Terms and Conditions のリンク先に掲載されています、必ずご確認を。
最後、規約に同意して Purchase をクリックします。
予約が完了すれば以下のような画面が表示されます。
Reservation Number は予約番号なので大切に控えておきましょう。PDFファイルでE-Ticketもメールされますが、この番号さえ分かっていればE-Ticketを失くしたり印刷できなくても駅で切符に換えられます。
駅のQuik-Trak端末でAMTRAKの切符をプリント
駅に設置されたキオスク端末Quik-Trakを使ってセルフサービスで切符をプリントできます。操作は簡単、Reservation Number を入力するだけです。
下の写真の大きな紙がE-Ticket、小さな紙がQuik-Trakでプリントした切符で、どちらでも乗車できます。
まぁ本当はE-Ticketだけで良いのですが、滅多に乗る機会のないアムトラックですからね!いかにも乗車券って感じのチケットも手に入れて雰囲気を出してみました。(笑
実際に乗った時の様子は Acela Express アセラエクスプレス のページでレポートしますのでご覧ください。
レイルパス USA Rail Pass を使った予約について
アムトラックが乗り放題となる USA Rail Pass レイルパス もホームページから購入できます。ただし乗車にはレイルパスのほかに列車の予約も必要です。ヨーロッパと違いアメリカは飛行機の方がたいてい安いので、よほど鉄道で移動しまくる長旅でなければ普通の切符の利用で充分だと思います。
なお、2014年12月現在アムトラックはレイルパスを使った列車のオンライン予約に対応していません。そのため、駅窓口、電話、またはメールにて改めて列車の予約を行なう必要があります。具体的なレイルパスの使い方は www.amtrak.com/take-the-trains-across-america-with-usa-rail-pass に公式の説明がありますので参考にしてください。
2015年, 2014年, '14 アメリカ合衆国, '15 アメリカ合衆国
コメント
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大変参考になりました。おととし暮れにアムトラックに乗ったのですが、今年暮れにまた乗ろうと思っています。フィラデルフィアまでなのですが、以前は人に頼んでチケットを取ったので、今回は自分でと思っていたので大変参考になりました。日本の乗り方と違って改札がないのがやっぱり心配です。表示の見間違いさえしなければ良いのでしょうけどね・・・
benさん、こんばんは。
プラットホームには乗車券を持っていないと降りられないので乗り間違いはまずないかと思いますが…
よいご旅行になりますように。
来年2月にニューヨークを旅行する予定です。(初海外で英語は全くできないです。)
kitagawaさんの記事を読み、ぜひアセラエクスプレスに乗りたい!!と思い、
アムトラックで事前に日本から予約しようとトライしたのですが、
最後の住所を記入する欄でわからずストップしてしまいました。
カードの明細書の送付先と同じものを入力とありますが、
画面ではアメリカ・カナダの州(「State/Province」)を選ぶようになっていて、
日本からは予約できないのかな(泣・・・と思ってしまいました。
どのように入力されたのか、教えていただけるとありがたいです。
お忙しいところすみません、よろしくお願いします!
予約サイトには問合せ先が掲載されているかと思いますが、
英語が全く出来ないのであれば以下のような日本語のサービスを利用されてはいかがでしょうか?
http://www.jtb.co.jp/kaigai_opt/srh/prddetail/p200005880/
万全の準備をされまして、素敵なご旅行になりますことをお祈り申し上げます。
ありがとうございます!!!