07.24
セントマーティン旅行記 (カリブ海ディズニークルーズライン・ファンタジー号4日目)
カリブ海は小アンティル諸島にある St. Maarten セント・マーティン にやって来ました☆
ずっと来てみたいと思っていた島ですが、さすがに遠い。カリブ海クルーズでもここまで航行する船は少なく、まさか憧れのディズニー・クルーズラインで来られるとは!今日はセントマーティン旅行記として一日の様子を写真55枚でまとめます。
ディズニー・クルーズライン
乗船しているのは Disney Cruise Line ディズニー・クルーズライン のファンタジー号。
セントマーチンを含むクルーズはフロリダのポートカナベラルから出ており、7泊8日に及ぶ東カリブ海クルーズの4日目にセントマーチンへ停泊します。出航してから3日間はずっと洋上でしたが、クルーズライフを満喫してすっかりバカンス気分に。初めての寄港地に期待も高まります。
一番の不安はお天気ですが、朝キャビンの窓を開けてみれば燦々と輝く太陽!ホッと一安心です。
お隣のピアーに停まっている大きな船は Royal Caribbean Cruise Line のインディペンデンス・オブ・ザ・シーズ号(2008年造、154,407トン)、そして左手前の雄大なマストを持つ帆船は Club Med 2 のよう。有名クルーズ会社が揃い踏みですね、クラブメッドのクルーズには近いうちに乗船してみたいところ。
朝8時から下船できるのですが、今日も完全に朝寝坊。
とりあえず朝食へ…コースではなくバッフェでお手軽に済ませてしまいました。
こっち側にも巨大なクルーズ船が。食事中の視界を遮っているのは Norwegian Cruise Line のノルウェージャン・ゲットアウェイ号(2014年造、144,017トン)です。同じ曜日に寄港するスケジュールで運航されており、ここで隣り合うのはお約束みたいなもの。
彼方にはセントマーチン島で一番大きな町、フィリップスバーグが見えていました。
ディズニー・ファンタジー号
ファンタジー号はディズニークルーズラインの豪華客船。
2012年3月31日に処女航海という最新のクルーズ船で、デッキ数14、排水量13万トン。フロリダのポートカナベラル港からカリブ海へと航行しています。船内の様子などはディズニークルーズライン乗船記として別ページにまとめるとして…この日は初めて見上げる大きなシップの写真を撮ってみました。紺色にゴールドのライン、他のクルーズ船ではとても敵わないエレガントな装いではないでしょうか?
さて、念願のセントマーティンに到着です☆
キーカードをかざして下船、そのまま入国という呆気なさ。桟橋の前はショッピングアーケードになっていました。真冬とは思えない気候に思わず顔が綻びます。
島の北はフランス領、南はオランダ領というユニークな島、セントマーティン。
クルーズ船が停泊しているのはオランダ側、地図では右下にあたり、ここから島内のほとんどの場所に30分くらいで行けます。船が催行するエクスカーションで島内観光することもできますが、もちろん僕らは気ままに自分たちで見て歩きます。タクシーの料金表も出ていました。
とりあえずウォータータクシーに乗って目の前のフィリップスバーグの町まで出てみることに。
2015年1月現在、1人7ドルで乗り放題。ビーチで遊んだあとランチを食べにファンタジー号まで戻って来る、なんてこともできそうです。って、昨晩の夕食時にテーブル担当のキャストさんから聞いた話の受け売りですけどね(笑
時刻は朝の10時。少し出遅れたかな?と思ったのですが、このくらいの時間から観光に出かける人も多いよう。むしろ日の出をデッキで見てから下船時刻ピッタリに動き始める日本人の方がちょっと変わっているのかも知れませんね。
出航は午後6時45分。ウォータータクシーの最終便が午後5時30分と書いてあるので、それまでに戻って来なければなりません。
ボートの上から眺める景色ですら、まるで絵のようです。
海が明るい、これぞカリビアンブルー!今すぐにでも海に飛び込んでみたいっ
10分もかからずフィリップスバーグに着きました。
背後に小高い山をかかえ、連なる低層の建物はそのままビーチに面しているようです。これは開放的ですね~
フィリップスバーグ
セントマーチンの南側はオランダ領(ダッチサイド)となっており、その首府が Philipsburg フィリップスバーグ です。
島一番の賑わいを見せる町であり、観光の中心地。とは言ってもノンビリとした時の流れの中にあるようで、ここでは忙しく歩き回るのは似合いません。サングラスをかけ、アイスクリーム片手に地図も持たずにそぞろ歩き…
とっても綺麗で可愛らしい街並みですね!
裏通りにも小さなお店がいっぱいあってショッピングも楽しめます。この日は大きなクルーズ船が何艘も寄港しており、普段以上に賑わっていたようです。どこでも英語が通じ、支払いは米ドル現金が基本、もちろんクレジットカードも問題なく使えました。
グレートベイ
フィリップスバーグの真ん前にあるビーチが Great Bay グレート・ベイ です。
水がめちゃくちゃ美しく、さすがカリブ海!天気も最高ですね~
向こうには我らがファンタジー号の舳先も見えていました。
年配の乗船客や子連れのファミリーなど、遠出せずにここグレートベイだけで過ごす人達も多いのだとか。
ここ数年はカリブ海に続けて来ていますが、その中でもフィリップスバーグは好印象、賑やか過ぎない素朴さがまた良い。
もちろんもっと海が綺麗な場所はいくらでもありますが、難易度が低いとでも言いましょうか…ビーチの快適さだけでなく治安の良さやショップの充実度など、非常にバランスが取れていると思います。個人旅行で来たとしてもバジェットアコモデーションだってありますし、ニューヨークから直行便も出ていますし。
いざ、セントマーティンの島内観光へ!
いつかは来たいと思っていたセントマーティンですが、お目当ては空港そばのマホビーチ。
フィリップスバーグからの距離は12kmほどで、バスで向かいました。本当はタクシーで行くつもりだったのですが、声を掛けた町の人が「バスの方が安くて簡単だから」と乗り場まで連れて行ってくれて、マホビーチ行きのバスに乗せてくれたのです…こんな観光客だらけの町で何という親切でしょう。
途中で車窓から見える景色もなかなかのもの。ぽっかり浮かぶ山は絵に描いたようですね。
そして見えました、かの有名な Princess Juliana International Airport プリンセスジュリアナ空港!きっと皆さんもここの着陸シーンは写真で一度は見たことがあるハズ、まさかカリブ海だったとはね~
運転手さんも親切で、ビーチのすぐそばで降ろしていただけました。
運賃は一人当たりわずか2ドルでビックリ!
頭上スレスレを飛行機が着陸するド迫力のマホビーチ
とうとう着きました、Maho Bay Beach マホ・ビーチ。
航空ファンはもちろんのこと、旅人なら知らぬ人はいないというくらいの名所でございます。
見たことありませんか?こんな写真を…
そう、「世界一危険なビーチ」と呼ばれたり「危ない空港ランキング」で常に上位に出てくる場所なんです♪
バッチリ飛行機とKitagawaが一緒の写真もいただきました☆
ここまで来たからと言ってタイミングよく写真を撮れるとは限らないので、これは会心の一枚。しかもシップは République Française ですよ、嬉しいなぁ~
ちょうど到着便が集中する午後の時間帯をこちらで過ごすことができました。色んな飛行機の写真を撮って来ましたので、その様子は マホビーチ、頭上スレスレを飛行機が通過!のページでご紹介します。
どんどん飛来するジェット機を真下で眺めながら、周りの人達と嬌声を上げて大騒ぎするひと時。
もちろん片手には Carib Lager Beer カリブラガービール です。北米じゃ法令によりビーチで飲酒できないので、海の中でお酒を飲めるなんて実に開放的!
さて、ド迫力の飛行機を満喫した後は島の北、フランス側に足を延ばしてみます。僕はずっとここで遊んでいても良いのですが…そろそろショッピングに行かないと怒られそうな雲行きなので。(汗
距離はたった7kmなのに、マホビーチからマリゴに行くバスはありません。割高ですがここはタクシーに乗りました。
南北の境界がいったいどうなっているのか気になっていたのですが、これが驚くことに何もありませんでした。完全に行き来自由で、地図を見ないとどこが国境なのか分からないほどです。
マリゴ
セントマーチンの北側はフランス領(フレンチサイド)となっており、その首府が Marigot マリゴ です。
人影も少なくビックリするくらい静かな町。小さなカフェを見つけて遅めのランチブレイクにしました。丘の上には要塞跡があり、マリゴの町とカリブ海を一望できます。詳しくはセントルイス砦と小さなマリゴの町のページをご覧ください。
いくら免税とは言え今年はヨーロッパにも長く滞在するので買い物はほどほどに。
面白いことにフレンチサイドでは価格がユーロ表示になっていました。こんな小さな島なのに、南北で国が違うなんて面白いですね。そして確かに雰囲気も異なります。国というものが与える影響の大きさに驚かされました。
せっかく乗り方を教えていただいたので、帰りもバスを拾って戻ってみます。
運賃は同じく1人2ドル、安っ!
夕方だからでしょうか、小さな島の一本道は渋滞していて40分近くかかってしまいました。
改めて、グレートベイの日中の様子を。
週に3便しかないKLMオランダ航空のジャンボジェットの着陸を見られましたし、フレンチサイドまで足を延ばせて大満足!素晴らしい一日になりました。
少し早めに船へ戻るつもりが、乗ったボートは午後5時30分の最終便。
なんとここで夕立に遭いました、日中はカラッと晴れていたのに嘘みたい。ビーチで遊んでいる時は好天に恵まれたので、これは幸運というべきでしょう。サンセットは午後6時、それを追いかけるように出航です。
少しお腹が空いてしまい、プールサイドで夕食前のつまみ食い。
オールインクルーシブなので何を食べても無料です、こんなことばかりしていたら太っちゃいますね(笑
どこが少しなんだか…僕らのディナーはセカンド、遅い部を選んでおり夜8時15分から。
毎日変わるレストラン、今夜はメインダイニングの Royal Court ロイヤル・コート がアサインされていました。中華のアレンジが感じられるお料理で、シーフードのパスタを特に美味しくいただきました。
お食事中は同じテーブルの皆さんと今日一日の報告会。
さすがに市民の足であるバスに乗ったというツワモノは一人もいませんでしたが(笑)僕らの知らない穴場のビーチに行かれたり思いっきりお土産を買ったりと、どなたも島での一日を満喫されたようです。
海賊コスに身を包み、キャラグリを廻る!
そうそう、この日のドレスコードは“海賊”なんです。
という訳で船内はPiratesコスでいっぱい、特に子供たちはメイクにも力が入っていますね~
キャビンにディズニーオリジナルのバンダナが配られており、大人もワンポイントで雰囲気を楽しめますよ。
ディズニーと言えば忘れちゃいけないのがグリですね、Kitagawaもミッキーと一緒に一枚☆この後ミニーと一緒にファミリーの写真も撮ってもらいました。
まだまだ終わりません、夜は10時半~デッキでイベントがあります。
その名も Buccaneer Blast followed by Club Pirate、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」をテーマとしたショーです。Jack Sparrow ジャック・スパロウ が格好イイ!
クルーズ中、屋上デッキでのショーはこの日のみ。星空の下、ディズニーのパフォーマンスを見られるなんて贅沢ですね。
屋外とあって火を吹くわ煙幕を焚くわと演出もド派手、そしてトドメは花火です!
この後は夜更けまでデッキでダンスパーティ。
乗客はアメリカ人が中心のクルーズなのでノリのよさは半端ありません。子供から大人まで踊る踊る…どのイベントにも年齢を問わず安心して参加できるのがディズニークルーズラインの良いところではないでしょうか?
最初の寄港地セントマーティンの観光はイメージしていた数倍の満足度で終えることができました。何よりお天気に恵まれたのが良かった!
明日5日目はプエルトリコのサンファンに寄港します。
コメント
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バンクーバーからのアラスカクルーズでプリンセスクルーズに乗りましたが、アジア系や白人シニア層が目立ちました。カリブにはディズニーが似合いますね。
では、2回目のアラスカに行ってきます。
昨晩も仕事が深夜まででしたが、ヴィナ・タリンを垂らしたカフェインレス紅茶のお陰で、熟睡できました。
クルーズって船会社によって随分と客層や雰囲気が違いますから、計画段階から迷っちゃいますよね。
ディズニーは圧倒的にファミリーがメインですがディナーでセカンドのグループでは北米から来ている若い20代のカップルや年配のご夫婦も多くいらっしゃいました。
今回はN.P.へのご旅行とのこと、お気をつけて!
いつも詳細な情報ありがとうございます。
2005年の6月にマイアミから7泊8日のカーニバル・ビクトリーでクルーズに行きました。
3日目にプエルト・リコ、4日目にセント・トーマス、そして5日目に有名なセント・マーティンに
寄港しましたが、その時はこんな空港があるなんてしらなかったので島内観光だけでした。
そこで来年の1月に、世界一周航空券を利用してニューヨーク→セント・マーティン→パナマ→ボリビア
→サンパウロ→ケープ・タウン→香港と回ってきます。
特にマホ・ビーチのオールインクルーシブホテルに3連泊を目論んでおります。
ではまた新しい情報楽しみにしております。
Cisiaさん、こんにちは。Kitagawa@Singaporeです。
セントマーティンはマホビーチだけでなく穴場のビーチが点在しているらしくクルーズのメンバーももっと長く滞在したいと声を揃えていました。3泊もすればお気に入りの場所も見つけられそうですね、おすすめスポットを見つけられたらぜひ教えてください。
ルートを見るとスターアライアンスのご利用でしょうか?中南米の少しマニアックな国々が入っているので旅慣れていらっしゃるとお見受けしました。ボリビアは雨期でウユニ塩湖が見頃ですね~また気軽に旅のレポートをお寄せください。
よい世界一周旅行になりますように!