2015
04.04

マホビーチ、頭上スレスレを飛行機が通過!(セントマーティン島)

セントマーティン マホビーチ

Kitagawaです!かの有名な マホビーチ Maho Beach にやって来ました。
場所はカリブ海のセントマーティン島。いやー遠い!遠いけど航空ファンなら一度は来てみたいビーチですね。エアラインの着陸をこれほど間近に体感できる場所は世界広しと言えども他にありません、危険すぎる面白さです。

マホビーチ
Maho Beach

カリブ海 小アンティル諸島 オランダ領セントマーチン (シント・マールテン島)
プリンセスジュリアーナ空港のランウェイの西端

マホビーチへの行き方

セントマーティンへのアクセスについては後述します。
小さな島なのでどの運転手も必ずマホビーチの場所を知っていますが、ここはタクシーがかなり高い!もしオランダ領側のフィリップスバーグから来るならバスを拾うと1~2ドルほど。一方、フランス領側のマリゴとの間にはビーチに直接来られるバスが無いようで、タクシーを利用しました。

セントマーティン マホビーチ

マホビーチはプリンセスジュリアナ国際空港のランウェイの西端。
本当に海のギリギリまで滑走路になっているんですね!

セントマーチン マホビーチ

写真では見たことがありましたが、来てみると思った以上の小ささ。もっともここのお目当ては海ではなく飛行機です。もしのんびりビーチで過ごすならクルーズ船の停泊するフィリップスバーグのグレートベイの方が快適でしょう。

マホビーチ

それでも見てください、この海の色!さすがカリブ海ですね。
去年のジャマイカでのバカンスを皮切りに近年は中米・カリブ海を周っており、しばらくは毎年カリブの島々に来ることになりそうです。

マホビーチ

そうこうしているうちに、遠くに機影が見えてきました。
こうなるとマホビーチは大騒ぎ!

セントマーチン マホビーチ

誰もが浜に戻って空を見上げ、立ち上がってカメラを構えます。
何という異様な光景でしょう!この日はクルーズ船の停泊が多いのか、毎日来ている飛行機ヲタ曰く滅多にない混みようだそうです。

セントマーチン マホビーチ

そしてクライマックス、轟音をあげながら猛スピードで頭上をかすめていくシップ。
自撮りする人、飛行機に手を振る人、写真に収めようとする人…もうお祭り騒ぎです。

マホビーチ

良いタイミングでマホビーチに来たようで、次から次へとバンバン飛行機がやってきます。訪れるなら北米からの便が集中するお昼過ぎが良いそうです。たまたまお隣のビーチチェアに座っていらっしゃった日本人のご夫妻が航空写真家の方で、この日のフライト情報をすべて教えてくださりました。やっぱり有名なだけあって航空ファンも多く、そして皆さん機材が凄いこと。これほど多くの日本人を見かけたのはカリブでもセントマーチンが初めてです。

ユナイテッド航空

そしてこの日一番の見ものというKLMオランダ航空。なんとボーイング747、ジャンボです!
週に3便しかないそうで、こいつを見るために訪れるツーリストも多いんだとか。4発のエンジンを抱いた巨大なジャンボジェットがビーチ目がけて突っ込んでくる様はド迫力!たくさん写真を撮りましたので、マホビーチに離着陸するKLMオランダ航空のボーイング747ジャンボジェット機のページをご覧ください。

KLMオランダ航空

こちらはJetBlueですね、高めのアプローチです。
僕がパイロットライセンスを取ったのは同社のハブとなっている空港で、一度乗ってみたい航空会社の一つ。カリブ海のクルーズ後にフロリダからニューヨークに帰る国内線で初めてジェットブルーに搭乗する予定です。

JetBlue ジェットブルー

USエアウェイズは低めのアプローチ!
プリンセスジュリアナ空港にはILS(計器着陸装置)が設置されていないため本当にギリギリで降りてくることもあって恐ろしい。もっと遠くの小高い場所から見ると、観光客を轢き殺すんじゃないかと錯覚するほどです。

USエアウェイズ

そんな小さなマホビーチですが、パラソルとビーチチェアも並んでいて一応寛げるようにもなっています。
日を遮る場所がまったく無いのでお天気の良い日はパラソルの確保は必須でしょう、座っていればカフェのお兄ちゃんがお金を集めに来ます。何時間いても2人で一式20ドルでした。

セントマーティン マホビーチ

カリブ産ビール Carib Lager Beer もいただきました♪

セントマーティン マホビーチ

最後に、かの有名な看板の写真です。
もちろん警告を無視して(笑)テイクオフを真後ろで体験したのですが…特にジャンボジェットが巻き起こすジェットブラストは凄まじく、冗談抜きに吹き飛ばされます。怪我するか最悪死にますよとの警告は伊達ではありません!ここが世界一危険な空港ランキングの上位に毎回食い込むのも納得です。

DANGER

という訳で、ようやく来ることができた航空ファンの聖地、セントマーティン。お天気に恵まれただけでなく、ジャンボの威力も文字通り肌で感じられたのは一生の思い出になりました。僕のワガママでセントマーティンまで来るクルーズを選びましたが、想像を超える迫力にみんなが喜んでくれて光栄です。

セントマーティン島への行き方と見どころ

ニューヨークなど北米から直行便が就航しているので、カリブ海の中では訪れやすい島だと思います。治安は良く、英語も通じますしビザ不要です。飛行機がお好きな方、アメリカ旅行のついでに足を延ばしてみてはいかがでしょうか?天気が変わりやすいため、綺麗に写真を撮るなら3日は欲しいところです。

マホビーチ

僕らは今回、フロリダからのカリブ海クルーズで来ており一日限りの滞在でした。
豪華客船による旅は格別で、特にここカリブ海はクルーズのメッカ、素晴らしい体験となること間違いありません。ただし小アンティル諸島に属するセントマーティン島はアメリカ本土から遠く、ここまで来ようとなると7泊8日のクルーズとなります。セントマーティン停泊中の一日の様子やその他の見どころを別ページにまとめましたので、詳しくは セントマーティン旅行記 のページをご覧ください。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.03.29)

2015年, '15 セントマーティン

コメント

    • 福島敏之
    • 2018年 4月 11日

    はじめまして~
    昨年クルーズで寄港しましたが、第一目的を羽田空港出発時に無くしてしまい・・・
    気が抜けたままのクルーズで、St,Maartenに寄港したものの半日間海遊びをして過ごしてしまいました。
    Princess Juliana International Airportの事は知っていたのですが、帰国後我に返り悔し涙でした。
    来月普通にMiamiからリベンジで行きますが、リベンジのつもりがただ一泊だけ・・・
    どんな事になりますか、後はBlue Angelsのショーを見る事そしてPensacolaを巡ります。
    昨年のハリケーン後のSt,Maartenのホテル事情が、今のところ一番の心配です。

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