至高のコーヒー「コピ・ルアク」
今日はコーヒーの話題…ご紹介するのはこちら、「コピ・ルアク(Kopi Luwak、コピ・ルアック)」です。世界最高級のコーヒーであり、インドネシアを訪れたらぜひ飲んでおきたい一杯。香りや味もさることながら、その“製法”にも驚かされます。(笑
さて、訪れたのはこちら…滞在中のセントレジス・バリ リゾートの「キングコール・バー」です。キングコールの名はニューヨークのセントレジスのバーとして有名ですね。
ちなみにお昼過ぎはどういう訳か日本人の女性客が何組も…どうやら「セントレジスでアフターヌーンティー」というツアーがあるそうで、バスで外からやってくる人達らしいです。
さて、ここならコピルアクも置いてあるだろうとメニューを開いたら…ありました!
さっそく淹れていただきますが…目の前で挽いてくれると思っていたのに、予めパックされたものを使うのは残念だなぁ。コピルアクは、まず豆の色と香りを楽しませなくては!と思うのですが…
ちなみになぜ幻のコーヒーと言われているかというと、その産出量の少なさにあります。というのも、ジャコウネコが食べたコーヒー豆を 排泄物から回収 し、洗浄・乾燥・焙煎したものが「コピ・ルアック」なんです。ぉいぉいって感じでしょうか?詳しくは上のメニューをご覧ください。流通量が少ないため入手は困難で、「世界で最も高価なコーヒー豆」としても知られています。豆の外観は白く独特の香りを持ち、淹れたコーヒーは芳醇さが特徴です。
さてさて、Kitagawaの前に運ばれてきました!さすがに素晴らしい香り、そしてくせのない旨さ。パックだったので少し心配したのですが、豆は浅煎りにされており口にしたときに僅かな酸味も感じられ、非の打ち所の無い完璧な一杯と言ってよさそうです。
もうね、普段飲んでるスタバの安コーヒーとは比ぶべくもない、本当のコーヒーの味です。もっとも、コーヒーの味の半分以上は“煎り方・挽き方・淹れ方”に由来するもの…というのが僕の持論なので、コピルアクが美味しいというよりキングコールの淹れかたの良さを褒めるべきかも知れません。
余談ですが、コピルアックは 2008年の映画「最高の人生の見つけ方」に登場して一躍有名になりました。映画の内容は、死期の迫った2人が意気投合し“やりたいことリスト”を作って残りの人生を駆け抜けるハートフル・ ストーリーですが、コピルアクは物語の鍵になっています。思いついたことを次々と実行していく姿は僕の憧れでもあります。
ちなみにコーヒーのお値段は 150,000ルピア(約1,300円)でした。現地の物価からするととんでもない金額ですが、めちゃくちゃ高いということもなく。バリ島にご旅行の際は、話のタネにいかがでしょうか?
Kitagawaの立ち回り先だと、バンコクのDean & Delucaにて 1杯1,000バーツで豆から挽いて淹れていただくことができます。日本では飲んだことがありませんが、1杯2,000円前後が相場のようです。