グランドデラックスルーム@セントレジスバンコク
Kitagawa@Bangkok です。
タイの首都バンコクにあるスターウッド系の最高級ホテル、「セントレジス・バンコク The St. Regis Bangkok」のご紹介です。
セントレジス・バンコク The St. Regis Bangkok
ホテルの概要については別ページで簡単にまとめました。
セントレジス・バンコク The St. Regis Bangkok のページをご覧ください。
グランドデラックスルーム@セントレジスバンコク
セントレジスバンコクのゲストルームは16~22階に位置し、客室数 224。スタンダードなお部屋は「デラックスルーム」(45㎡)、窓際にアームチェアとオットマンの置かれた「エグゼクティブデラックスルーム」(47㎡)、二人掛けソファやダブルシンクが配された「グランドデラックスルーム」(47~55㎡)の3カテゴリーです。
今回は、このうち最も広いグランドデラックスルームをご紹介します。なお、セントレジスバンコクはスイートも 51室あり、これもまた大変素晴らしい内容です。スイートルームについては機会を改めてアップできればと思います。
お部屋へ
エレベータもお部屋のドアも非接触式カードキーによるアクセスです。
エントランスは気持ちゆとりがあり、バトラーがお部屋にやってくる機会も多いので助かります。ドアを入ってすぐのテーブルに下げて欲しいものを置いておけば、たいてい知らぬ間に片付いています。
セーフティボックスはA4ノートブックも入るサイズですが、ここは容量たっぷりの大型金庫を置いて欲しかったかな。クローゼットの収容能力は充分です。
何か足りないのにお気づきでしょうか?そう、アイロンとアイロン台です。セントレジスともなれば、考え方が一周回って「ゲストは自分でアイロンを使わず、ホテルのプレスに出すだろう」ということでしょう、お部屋にアイロンは置かれていません。
細かいお話ですが…クローゼットのドアは180度開きスライド蝶番が使用されており、開けっ放しにしても歩く邪魔になりません。しかもダンパー付きで閉める時もバタンとならず。こういう部分って、凝ってもほとんど気付く人のいないものですが、高いレベルで勝負するには手を抜けない箇所でもあったり。自宅の建具でも高機能パーツを主にドイツなど欧州から取寄せているせいで、ついつい目立たない部分に「おっ!」と感心してしまうKitagawaです。(笑
お部屋の全景
厚みがあり音の響かないフローリング、床から天井までのフルハイトウィンドウ、暗くなり過ぎない程よい照明と、三拍子揃った素晴らしいお部屋です。
空調も静かで強力。
Kitagawaの会社や自宅も、全ての物件でフルハイトウィンドウにこだわっていますが、施工も掃除も大変で、お金かかるんですよね。ちなみにバンコクにあるスターウッド系ホテル 8ヶ所の中で窓がフルハイトなのはこことプラザアテネバンコクのクラブフロアだけです。ルメリディアンバンコクやロイヤルオーキッドシェラトンも床まで窓ですが、上が足りていません。
ベッドの余裕もたっぷり。ダブルベッドでツインのお部屋もあります。
お出かけから帰ってくるといつの間にかターンダウンも済んでいます。ハウスキーピングのワゴンが通路に出っぱなし…なんて光景を目にすることもなく、なかなかのレベルの高さ。
今回気になったのは、スリッパが袋に入ったまんま…という点くらいでしょうか。
ターンダウンサービスの、タイの甘いお菓子。これ、屋台で見たことありますが、食べたの初めてかも。
このグランドデラックスルームは窓側が少し広くなっており、明るい色合いのファブリックのソファが置かれています。シンプルながら座り心地の良いもの。ニューズウィークなどの雑誌もあり。
という訳で、格好のお昼寝スポットです。(笑
バスローブはセントレジスオリジナルのもので、さらっとした肌触りが心地よく、それでいて透けません。色合いも真っ白でなく僕好み。バスローブのうんちくについてはまたの機会に…最悪なバスローブはワッフル地のものです。
ワークデスク
電話はシンプルで使いやすく。
使い方が分かりにくい高機能フォンのホテルが増えていますが、僕は単純な電話機の方が好感持てます。
今どきiPhoneやiPodのドックが無いのが残念なところですね。バトラーに言えば何とかしてくれるんでしょうけど、ホテル滞在が多いKitagawaは自前のケーブルで壁面のRCAに突っ込むか、DVDプレーヤーにCD入れるか、という感じになります。
ブローシュア類は箱に収まっており。
すべてのものにカバーがかかっているのは良いのですが、少し使いにくいかも。
ミニバー
ミニバーも立派なケースに入り、高級路線ってところでしょうか。
ぶどうはウェルカムアメニティです。
フリッジの中身。シャンパングラスが予め冷やされており、嬉しいですね。ここまでしておきながら…なんと栓抜きがお部屋に見当たらず。今回はボトルを開けるためにバトラーを呼ぶ羽目になってしまいました。う~ん、惜しいなぁ!
コーヒーや紅茶など温かい飲み物は、お部屋には用意されていません。高級ホテルの中でも上位のホテルの常で、ルームサービスで頼むことが前提になっているためです。
セントレジスでは、バトラーにお願いすれば淹れたてを無料でお部屋まで持って来てもらえます。この際のチップについては考え方がいろいろあるようですね。(笑
バスルーム
バリアフリーでアクセスできるバスルーム。
開放感のある柱無しのL字コーナーは、スライドドアで閉め切ることができるのですが、これがまた上吊式引戸で下レール無し、しかもまったくガタツキ無しと、素晴らしい施工です。水回りなのに木のドアを使うのも挑戦的。コレいいなぁ!
ダブルシンクの向こう側にもバスルームへの入り口があります。
トイレも個室になっており、シャワーブースもレインシャワー併設と、申し分の無い内容。
バスタブは幅・奥行きだけでなく深さも充分で、肩まで湯に浸かりたい日本人には嬉しいサイズです。
バスピローも用意されており、くつろぎのバスタイムを楽しめますね。バスタブ横にミラーを付けるのは珍しく…テレビを付けるよりよっぽど便利で良いと思います。
バスアメニティは Remède(ルメード)のもの。
なおセントレジスに入っているスパは Remède Spa(ルメードゥスパ)が多いようですが、ここセントレジスバンコクではスパの方は Elemis(エレミス)だったりします。
あったら嬉しいものは、あとバスソルトとバススピーカーってところ。まぁバスタイムにこだわる客はそんなもの自分で持って来いって話ですが。(笑
お部屋からの眺め
目の前はロイヤル・バンコク・スポーツクラブ。
ビル群の手前に広がる緑の芝がクッションになり、バンコク都心ながら解放感と清涼感があっていいですね。
別ページの セントレジスバンコク宿泊記 で書いたとおり、まだ少しスタッフのミスが気になるところですが、ハード的には申し分ないと思います。
タイのホテルとしては宿泊料が高めですが、各国のセントレジスに比べればリーズナブルな設定かと。バンコクのご旅行で、ホテルでの時間も上質な空間を求める方にはおすすめです。