December 17, 2009

ガラパゴス諸島クルーズ:4日目、サンタクルス島

ガラパゴス諸島クルーズクルーズ4日目。
まずは朝食です。今日は軽めにフルーツとシリアルにしました。

サンタクルス島

ガラパゴス諸島クルーズゴムボートに乗り換えて上陸。
今日は サンタクルス島 です。この島の別の場所には、初日の午後に上陸しています。

ガラパゴス諸島クルーズ島の最大にして唯一の町、プエルトアヨラ です。
私はクルーズ前に2泊していますが、本当に簡素で何もない町です。ここでバスに乗り換えて、島の内陸部の ハイランド と呼ばれる高地に向かいます。

ガラパゴス諸島クルーズいました!ゾウガメのお出ましです。ガラパゴスといったら巨大なカメのイメージだったので、感激です。

この1週間、ゾウガメがまったくいないのでどうしたことかと思っていたら、山の上の方にいたんですね。

とにかく動きが遅い!なんと150年も生きるそうです。

ガラパゴス諸島クルーズ沼の周りに何匹もいました。
大きいからゾウガメというのだと思っていたのですが、“象のような手足”だからゾウガメと言うそうです。

すぐ側まで近付いても気にするそぶりも見せないのですが、あまりに私たちがうるさいせいか、そのうち顔を引っ込めてしまいました。

ガラパゴス諸島クルーズこのハイランドと呼ばれる場所には粗末な小屋(吹きさらしの食堂と土産物屋とトイレ)しかありません。

横にはカメの甲羅がおいてありました。人が入れるくらい大きい!ということで、入ってみました。彼女は毎日一緒にご飯を食べたニュージーランドからの参加者です。

ガラパゴス諸島クルーズその後、バスで移動し、洞窟のような場所に…
火山か地層の説明だと思うのですが、この日のガイドさんはアカデミックな単語を連発し凄いスピードで話すので、サッパリ内容が理解できませんでした。

ガラパゴス諸島クルーズさらに山に分け入り、大きなクレーターを見に行きます。
このあたりの植生は海岸とまったく異なります。山の香りがして、空気が美味しい!

ガラパゴス諸島クルーズクレーターは2つあり、いずれも非常に大きく、落ちたら助からない深さです。霧が出て幻想的な雰囲気ですね。

ガラパゴス諸島クルーズバスでプエルトアヨラの桟橋に戻ります。何かクリスマスコンサートのようなものが地元の児童たちによって催されていました。

エクアドルはキリスト教徒が大勢を占め、クリスマスは非常に重要らしく、どこも派手に飾りつけがされています。ここプエルトアヨラの小さな商店でも、クリスマスツリーだけは必ずありました。

ガラパゴス諸島クルーズ子供たちが手作りの小さな箱を持って集団で走り回っています。
何をしているのかガイドさんに聞いたところ、どうも大人達の間を回ってクリスマスプレゼントを集めているそうで、大人は 1人50セント(0.5USD)を入れてあげるそうです。恐る恐る、私たちクルーズのメンバーの所にも来るのですが、みんな苦笑していました…クレジットカードか高額紙幣しか持っていませんからね。

ガラパゴス諸島クルーズ昼食のため、クルーズ会社であるメトロポリタンツーリングの運営するホテルに移動し、昼食です。ホテルには洋上からしかアクセスできずボートで5分かかります…これはちょっと面倒ですね。

船の食事も大変美味しいのですが、このホテルのランチはさらに良かったです。3回もお代わりをしてしまいました。その後しばしの休憩タイム。プールで泳いだり、デッキでお昼寝したり。

チャールズダーウィン研究所

ガラパゴス諸島クルーズ午後はまたボートでプエルトアヨラに戻り、今度は チャールズダーウィン研究所 に向かいます。
ガラパゴス諸島の動植物の観察や保護を行なっているということですが、非常に粗末な小屋が数棟あるだけで、非常にしょぼい…。植物の苗を買って保護活動へ協力して欲しいと求められましたが、全員からブーイングの声。既に入島料 100USDも払っていますが、満足な自然保護活動に使われているとは到底思えませんからねぇ。

ガラパゴス諸島クルーズここでは子ガメを育てて自然に戻しているようです。こんなに小さいカメがあんなに巨大になるとは驚きます。タマゴも見たかったのですが、残念ながら模型しか展示されていませんでした。

ガラパゴス諸島クルーズこれはピンタ島に生き残った最後のゾウガメで、「ロンサム・ジョージ」という名前があります。島ごとに独自の進化を遂げてきたゾウガメですが、彼が死ぬとまた一種絶滅ということになりそうです。

→その後、2012年6月24日にロンサムジョージは亡くなりました

その後は町でしばしのフリータイム。
プエルトアヨラの町の道路沿いに不自然なほど土産物屋が軒を連ねている理由がやっと判りました…研究所から桟橋まで、クルーズの参加者が歩いて帰るからなんですね!
私は、ガラパゴスの自然や動物の写真が美しい、来年のカレンダーを購入しました。

ガラパゴス諸島クルーズお楽しみのディナーです。

毎日夕食は、ランチの際にメニューを見て、前菜とメインをどれにするか数種類から選ぶ方式でしたが、最後だけはバフェ(バイキング方式)でした。

この日はお肉が3種類あり、参加者の誰もが「今日の肉は美味い!」と声を上げていました。焼き加減もソースも絶妙です。

ガラパゴス諸島クルーズ私が気に入ったのが、こちらのお魚。
見かけと違い、サッパリとしたツナ・マヨネーズの味でした。パンに塗って食べると、お酒も進むというものです。

ガラパゴス諸島クルーズこちらはデザート。
とにかく甘すぎて…と割と皆さん遠慮されていますね。美味しいのですが、少量で充分です。

最終日ということで、食後はラウンジで歌と踊りのショーがありました。
そのまま、ダンスタイムに…
いかにも南米!という曲で、楽しかったクルーズの締めくくりです。
支払いや荷造りなど、下船に向けた準備を行なうのも、今夜となります。

今日の人達

今日の朝食と昼食をご一緒したのは、カリフォルニアから来ている4人家族でした。
見かけでてっきりヒスパニック系かと思っていたのですが、スペイン語はほとんど話せず、ルーツを聞いたらエジプトらしいです。
ロサンゼルスに30年も住んでいるということなので、さっそく現地の情報を聞きました。
ロスには来春行く予定で、もう航空券も取ってあります!
やはり車社会ということで、レンタカーが便利だろうとのこと。また近郊のスポットとしてサンディエゴの海洋公園をおすすめいただいたので、余裕があれば行ってみようと思います。
娘さんは来年エジプトに行くらしく、私が今年行った限りでの感想やルーティングをお話しました。遺跡は良いのですが、なかなか滅茶苦茶なところなのでツアーで行くのが良いと思いますが…

今回のクルーズで会う人は誰も、~~は○年前に行ったことがある、~~には来年行くのよ、という人ばかりで、旅行談義に花が咲きます。
もちろんこのご家族も日本にも来たことがあり、お父さんはまた秋葉原でカメラを買いたいと言っていました。

2009年エクアドル旅行インデックス