スペインの新幹線、AVEに乗車。(マドリッド~バルセロナ)
スペインのマドリッドとバルセロナの間を、スペイン国鉄(RENFE レンフェ)の運営する新幹線(AVE アベ)で往復しました。
とても楽しみにしていた鉄道です。
マドリッド、Atocha アトーチャ駅。
正面は工事中でした。
この向かいにはピカソの絵を展示するソフィア王妃芸術センターがあります。
電車の待ち時間に覗いてきました。
観葉植物が繁り、中はいい感じ。
ツーリストインフォメーションやコインロッカーもあって便利です。
マドリッドからバルセロナに向かいます。
この区間は2008年2月20日に開通し、鉄道での移動が格段に便利になりました。
空港みたいな搭乗口。
このように列車ごとに乗客を管理しているヨーロッパの鉄道は初めてです。
この出発エリアに入る前には、セキュリティチェックもあります。
電車の切符。
AVEは全席指定で、座席は3クラスあります。飛行機みたいですね!
エスカレータでプラットホームへ。
ユーロスターと似ている点が多々。
スペインの高速列車、AVE(アベ)。
格好いいなぁ。
AVEの車体。
まもなく出発です、ヨーロッパの鉄道は何のアナウンスも無く動き出します。
車内の様子。
先頭のシートは反転しないので、車両の末端にこうしたお見合い席が出来ます。
(2等車、トゥリスタ)
イヤホンは無料で全員に配られました。
車内ラジオ番組が聴けます。
スペインっぽい?音楽にトークで、旅情を盛り上げてくれます。
連結部の様子。
AVEは標準軌です。
各車両に荷物のラックとトイレがあります。
カフェテリア。
なぜかヨーロッパの車内販売は素っ気無い雰囲気…
コーヒー一杯 1.5ユーロです。
クールな案内表示。
車窓の風景は、荒野が多く緑が少ないですね…
ここまで茶色っぽい国土はヨーロッパで初めてです。
バルセロナ、Sants サンツ駅。
マドリッドほどの規模は無いものの、シンプルで機能的な駅です。
マドリッド~バルセロナ間の移動は約3時間なので、飛行機ではなく鉄道の方が便利で快適だと思います。距離感としては、日本で言うと 東京~大阪 の移動みたいなイメージです。料金は 110.3ユーロ~と日本の新幹線並みで、安くはありません。
チケットは当日買いましたが、行きは混んでいて一時間半後まで空席がありませんでした。逆に帰りは非常に空いており、料金も 66.2ユーロと行きの4割引になりました。
(パスポートを提示して予約するため、往路の記録を参照して「AVEの60日以内の往復は2割引」が適用され、自動的に復路で値引き精算されたのだと思います…すごい!)
支払いにはもちろんクレジットカードが使用できますし、窓口では英語が通じます。
なお、スペインだけを旅行し、この間を往復するなら、飛行機をオープンジョー(入国と出国の地点が異なるチケット)にして、例えばマドリッドinのバルセロナoutという航空券にした方が効率的です。
今回の僕の航空券では、マドリッドはストップオーバー(途中降機での24時間以上の滞在)扱いのため、マドリッドからバルセロナに鉄道で往復となりました。
スペインには日本からの直行便がありませんが、ロンドンから BA(ブリティッシュエアウェイズ)や IB(イベリア航空)が毎日何本も飛んでいるので、フライトを上手く選択すると時間と費用を節約できます。