またまたインボラをいただきました!その顛末を…
Kitagawa@Bangkok、スワナプーム空港です。
今日の長距離フライトはエコノミークラスの航空券のため、事前にかなり手を掛けました。
まずはこの日の運行機材を調べて、コンフィグ(座席配置図)を見ながら、前に人がいないシートを探し出して押さえるのです。カンタスのジャンボだと、バルクヘッド(前が壁の席)は40列のAかCと僅か2席。またエグジットロウ(非常口席)なら46列と58列のA・C・H・Kが狙い目であり、僅か8席です。(いずれも3人掛け中央席を除く)
ただしこれらのシートは、電話で希望を出しても色々な理由を並べてリクエストを受け付けてもらえず、カンタスの日本語ホームページでは「窓側」「通路側」という大雑把なリクエストしかできないのですが、カンタス本社の英語ホームページならコンフィグを見ながら指定を行なえることを発見しまして、今回は直前に40Cの座席を拾うことに成功しました。
さらに念を入れて、空港にはフライトの4時間前に到着してチェックインです。
先月のシンガポール行きのように、あんまりのんびり出向くとせっかくリクエストした席が勝手に他の人にアサインされかねないので、今回はさっさとチェックインしようという考えです。
そういうわけでやってまいりましたスワナプーム空港。ブリティッシュ・エアウェイズとカンタス航空はコードシェアをしておりチェックインカウンターも共用です。
さて肝心のお席ですが、やたらチェックインに時間がかかり、あちこち電話までかけ始めるので、念のため「40Cだよね?」と聞きますと、「あいにく今日は満席で他の席でご用意しています」とのこと。ありえねー!ぉぃぉぃ満席ってまだ4時間前だよ?
しかしよく確認しますと、「搭乗客が多いので、前方ビジネスクラスで取っております」とのこと。
なんと、インボラ来ました!今日ここで出るとは予想だにせず、最初何言っているか判らなかった。
インボランタリー・アップグレード(航空会社による上位座席への変更)を断る理由はなく、有難くアップグレードしていただきました。
久しぶりのエコノミーなのでここまで頑張ったのに、喜んでいいオチなのか微妙な気分です。
今回は開放席ではなく純粋なビジネスクラスへの変更のようで、荷物はプライオリティ扱い、ラウンジもご利用くださいとのこと。
インボラを受けるのは今年4回目ですが、JAL便以外のインボラは初めてです。ワンワールドのステータスっておまけみたいなもんだと思ってましたが、やっぱ効力あるんですねぇ。
しかも、プレミアム・エコノミーを飛び越してビジネスに2段階アップというのも、非常に珍しいです。座席番号は23J…なんと最前列の通路側をアサインしていただきました。
いったい何がどうなっているのか、あまりの好待遇にお見送りの人も唖然、僕自身ビックリです。
さらに、ヒースローからの接続便も最前列を押さえてくれるなど、超強力な手配力に感謝!
数え切れないくらい飛行機に乗っていますが、今回はこれまでの中で一番のラッキーです。
(ちなみにスワナプーム空港のファスト・トラック・パスは出ませんでした。BAのCクラスだと出たんですが、インボラだから出ないのかカンタスだから出ないのかは不明です。)
※ フライトは本当に全クラス満席でした。締切りぎりぎりにチェックインすると上位にアップグレードされるという噂は良くある間違いで、満席が見込まれる場合のインボラ対象は事前に決まっているため、今回のように早く行ってもアップグレードされます。当日のテクニックや交渉でどうのこうのなるものではなく、機械的にFFPの上位ステータス保有者から空いている上位クラスに移しているようです。