07.14
騎士団長の宮殿と兵器庫 (マルタ・ヴァレッタ)
Kitagawa@Maltaです。マルタ島のヴァレッタ旧市街はブラブラ歩いているだけでも充分楽しいのですが、少しくらいはミュージアムのような観光名所も見なくては!ということで訪れたのが町のど真ん中にある大きな宮殿。かつて聖ヨハネ騎士団の本部だった場所で、実際に戦いで使われた武具も展示されていました。
リパブリック通りの中央、パレス広場に面しています。
幅83mもある大きな建物で、上の写真は超広角レンズを使ってなんとか全景を収めることができました。ヴァレッタを観光していれば必ず前を通るハズ、右のアーチが入口です。
The Grandmaster’s Palace
マルタ共和国バレッタ、パレス広場前
【入場料】 大人 €12、子供・学生 €8 (2016年、宮殿と兵器庫で共通)
【開館時間】 午前9時~午後5時 (最終入場は午後4時30分)
【休館日】 12月24、25、31日、1月1日、聖金曜日
料金は一人€8を払いましたが、帰国後に調べてみたら€8って学生料金!
全員30才~だったんですけど、やはり日本人は子供っぽく見えるのでしょうか(笑
騎士団長の宮殿
The Grandmaster’s Palace
1571年に建てられた宮殿で設計は ジェラーロモ・カッサール Gelormu Cassar によるもの。
マルタは聖ヨハネ騎士団の本拠地であり、名前の通り歴代の騎士団長の公邸だった建物です。
1階が主に兵舎、2階が会議室や執務室として使われたそうです。
公開されているのは2階のいくつかのお部屋とネプチューンの中庭を囲む廊下のみ。中に入ればシンプルな外観からは想像できない艶やかな内装で、ここではKitagawaが見学した順番に写真を掲載します。
Entrance Corridor
美しい天井画や大理石の床。
見学客は少なく宮殿内はとても静かでした。
Armoury Corridor
宮殿の真ん中にある兵器庫通路と呼ばれる廊下。
ここはカッコいい甲冑が居並ぶハズが、残念ながらメンテナンス中でした。
Page’s Waiting Room
騎士見習いの控室。
アシスタントさんのお部屋にしては立派なので、装飾は近代に行なわれたものなのかも知れません。
Ambassador’s Room
続く大使の執務室。
Supreme Council Hall
最高評議会が置かれていたホール。
欄間絵は1565年、オスマン帝国による マルタ大包囲戦 Assedju ta’ Malta を描いたもの。
お部屋の奥に騎士団長の席がありました。
State Dining Hall
ここは食堂だったそうです。
各部屋の名前は騎士団の時代に因んでいると思いますが、16世紀から今に至るまで現役の建物なので内装や絵画がいつのものなのかが分かりにくい。観光客目線ではもう少しマルタ騎士団にフォーカスした展示や解説があると歴史に思いを馳せることができたかな、と感じました。
宮殿兵器庫
The Palace Armoury
続いて宮殿の1階の奥、左右それぞれのお部屋が兵器庫になっています。
ここはマルタで最初に作られたミュージアムでオープンはなんと1860年。刀剣や甲冑、大砲まで惜しげもなく本物が並べられており、騎士団長ラ・ヴァレットが使った甲冑も展示されていました。
大砲が立派です。
ヴァレッタでは毎日 アッパー・バラッカ・ガーデンで大砲の発射シーン を見ることができますよ。
そして 聖エルモ砦のインガーディア では騎士団のパレードや戦闘の様子を再現したショーも催されています。
これは見応えがあってヴァレッタ観光で一番のオススメ!ぜひタイミングを合わせて見に行ってみてください。
騎士団はその後ナポレオンによってマルタ島を追われることになり、イギリス支配時は総督官邸としてこの宮殿が使われています。マルタ共和国として独立後はここに大統領府と議会が置かれているため国会開催中は見学できないこともあるそうですが、常にマルタの中心であり続ける騎士団長の宮殿は必見!お見逃しなく。その他の見どころは マルタ旅行記ヴァレッタ観光 のページをご覧ください。
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