07.19
豪華絢爛!マドリード王宮を見学 (スペイン)
スペインの首都マドリードにて 王宮 Palacio Real de Madrid を見学しました。6年前にも来ているのですが…すっかり忘れており再訪です。歴代の王が暮らした宮殿で、オリエンテ宮と呼ばれたことも。実に端正な外観ですが内部は贅を尽くした作りで、なんと床面積はヨーロッパ最大の宮殿です。
向かい合うアルムデナ大聖堂の前の アルメリア広場 Plaza de la Armeria から見た王宮の全景。
フェリペ五世の命によって1738年に建築が開始され、完成は1755年のこと。
広大な石畳の広場を歩いて正面の入口へ。ど真ん中の扉から堂々と入場です。(笑
見上げるファサードも美しい。
まずは圧巻の主階段、そして天井画が凄い。
このフレスコ画はイタリア人画家の Corrado Giaquinto による作。
順路を歩き進むと内装は煌びやかで豪華絢爛、ロココ全開です!
これが写真で紹介できれば良いのですが、残念ながら館内は撮影禁止。ご参考までに王座の間の様子を、紹介ムービーの一シーンから掲載しておきますね。
部屋数は 3,418室もあり、公開されているのはその内のごく一部。それでも一回りするには結構な時間を要しました。床面積は 13万5千平米で、ヨーロッパの宮殿としては最大です。詳しく日本語で解説しているガイドブックは少ないので、興味があれば有料のオーディオガイドを借りると良いでしょう。
西側の回廊。アーチが作る影が印象的でした。
テラスからはマドリッド郊外を望めます。
現在のスペイン王室は別の場所で暮らしているそうですが、今でもここで行事が行なわれることがあるのだとか。
これはスペイン王家の紋章でしょうか?
王立武具博物館
王宮の南西角にある小さな入口。
ここも入場料に含まれているのですが、目立たないこともあり2009年に来た時は見落としていました。
かつて王家が馬上戦で使用していた武器が保存・展示されています。
階段を降りていくと…想像以上に広い展示室でビックリ。
こちらも残念ながら内部の撮影が禁止されているので、様子が分かるように紹介ムービーから一シーンを掲載しておきましょう。カルロス五世やフェリペ二世のために作られた甲冑がハイライトです。
時間・料金
2015年5月現在の開館時間と料金表は以下の通り。
閉館時刻の2時間前からは無料で入ることができ、1時間前に入口が閉まります。
王宮の内部はお部屋ごとにテーマが異なり、隣の部屋へと進むごとに色調や装飾ががらりと変わるので飽きずに見学できました。飾られている絵画はゴヤ作など美術館並みの内容。調度品も贅沢を極め、展示品の中ではストラディヴァリウスが目を惹きました。優美なロココが好きな方は楽しめるかと思います。
下の写真、王宮の真正面に見えるのはアルムデナ大聖堂です。
こちらも合わせて見学すると良さそうですが、実はまだ覗いたことがありません。次回スペインに来た際に忘れずに行ってみようと思います。
ベルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿に比べると知名度が低いようで見学をパスしてしまう観光客もいらっしゃるようですが、スペインの歴代の王が暮らしたというだけでなくヨーロッパ最大の宮殿として見逃せない場所だと思います。マドリッド中心部の広場 プエルタ・デル・ソル からは1kmほどで歩いても来られますので、ぜひ足を延ばしてみてください。
Palacio Real de Madrid
【住所】 Calle Bailén, s/n, 28071 Madrid, SPAIN
【開館時間】
4月~9月: 午前10時~午後8時
10月~3月: 午前10時~午後6時
【入場料】 €11 (2015年5月現在)
【休館日】 なし
【URL】 www.patrimonionacional.es/real-sitio/palacios/6039
2015年, 2012年以前, スペイン, '15 スペイン
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