03.27
エジプト航空A330-300ビジネスクラス搭乗記(バンコク-カイロ)
エジプト航空 EgyptAir を利用してカイロまで飛びました。
機内・地上ともサービスに特段の良さを見つけにくいキャリアではありますがスターアライアンスに加盟しているのが最大のメリットで、マイルを使って発券しビジネスクラスに搭乗してみました。
チェックイン
タイはバンコクのスワンナプーム国際空港、まだ3月ですが今年既に12回目の利用です。
エジプト航空のチェックインカウンターはQの島で、ビジネスクラスおよびスターアライアンスゴールドのカウンターも一つだけありました。
今回の最終目的地はインド洋に浮かぶコモロ連合のグランドコモロ島モロニです。
乗り継ぐエチオピア航空の分も含めて3便4レグ分の搭乗券を出してもらえました。カイロからアディスアベバへの搭乗券を先に受け取っておけるのは大きい。
と言うのも、カイロ国際空港はチェックインカウンターの手前にも忌々しいセキュリティチェックがあり、チェックインが始まるまでカウンターのあるエリアにすら入れません!カイロでは20時間30分に及ぶトランジットの時間を使って ギザのピラミッド や カイロ考古学博物館 を見学する予定で、早めに空港に戻ってラウンジに入れるのと何もない外で待つのでは大違いです。
搭乗口はD3なので歩く距離が短く、搭乗時刻まで タイ航空ロイヤルシルクラウンジ で過ごしました。
ボーディングは25分遅れの0:40に開始、ドアクローズは1:05でした。
フライトマップ
タイ・バンコクからエジプト・カイロまで、MS961便で移動します。
この便は香港からバンコクに飛んでからカイロに向かう路線で、週3便の運航。スケジュールは BKK 0:50発、CAI 5:50着となっており、機長のアナウンスによると飛行時間は10時間15分。今回の旅行では夜行便が4回あり、16日間と普段より短めの日程ながら観光に取れる時間を最大化しています。
ウェルカムドリンク
着席後はおしぼりと、ウェルカムドリンクのサービス。
いちご“ジャム”を溶いたような激甘な飲み物でした。
シート
エジプトエアーのA333のビジネスクラスは2-2-2のアブレストで36席。
フロアーやカーテンに青色が使われているくらいで実にシンプルな内装のキャビンでした。
搭乗後はやけにクルーが機内でドタバタしており、個別の声掛けなどはありません。
パッセンジャーは観光客では無さそうだけど商用にしてはラフな服装の、見た目では年齢や国籍の判断がつかない人ばかり。僕も人のことは言えませんが…そうこうしているうちに1:23、離陸。
シートコントローラー
幅25インチ、ピッチは60インチのシートで、残念ながらB777のようなフルフラットにはなりません。
満席に近く、お手洗いに立つときは通路側のパッセンジャーをまたぎ超える感じになっちゃいますね。
機内エンターテインメント
画面が小さめながらタッチスクリーンになっている個人用モニター。
言語は日本語も選択でき、僅かですが邦画も入っていました。
IFEのコントローラーと、あると便利な袖の小物入れ。
お水は早い段階で配られるので助かります。
機内食
離陸から1時間も経たず、出発地の時刻で深夜2時10分に機内食がサーブされました。
どうやらカートに乗った品や周りの様子からエジプト航空は積極的にアルコールを提供していないようです。頼めば出てくると思いますが到着後すぐに観光なので僕もお酒は控えました。夕食は前菜・メイン・デザートと分けて出されて自分のペースでゆっくり食事できました。
朝食
長距離線なので着陸前に朝食のサービスも。
夕食が出てから8時間後、出発地の朝10時に相当する時刻に開始なので食事のタイミングは良いフライトです。写真がピンクっぽく見えますが、実際の機内の照明がこのような色合いでした。
アメニティ
機内で配られるアメニティは十分な内容で、後ろがマジックテープになっているアイマスクが使いやすく耳栓の質も悪くありません。
着陸前に配られるダサい紙のパッケージにはチョコレートが4種類入っていました。
到着
カイロ国際空港はランウェイ05にアプローチ。
ナイル川を一度飛び越えて右に旋回し、カイロ市街を横切ってのランディングとなりました。
いくつも立ち昇っているのは何の煙でしょう?
ナイル川と、手前は Ashubah Ash Sharqi という町のようです。
砂漠に忽然と浮かび上がる要塞のような建物群。
SFチックですが Beta Gardens という不動産開発プロジェクトのようで、何と完売だそうです。
旋回してナイル川を再び越えて、カイロ市街の南部が見えました。
地下鉄2号線の南端の駅、El Monib やカイロ大学の周辺です。
無骨というか画一的というか、無彩色のビルがぎっしり。
壁はレンガを積みっ放しのカラカラに乾いた砂色がエジプトの街並みです。
現地時間で6:34に着陸し、6:50ドアオープン。
タイとエジプトの間には5時間の時差があり、タイ時間で朝の11時台なので体調を崩すことなく観光できそうです。
エジプトビザ
エジプト入国にはビザが必要ですが、カイロ空港にてオンアライバルで一か月有効の観光ビザを取得できます。
特に事前の申請や写真・書類の提出は不要で、イミグレの手前にある銀行の窓口に米ドルの現金 $25 を放り投げればビザのシールを投げ返してくれます。
国内線では乗ったことがありますが国際線は初めてとなるエジプト航空。
香港発バンコク経由カイロ行きのフライトは曜日運航ながら時刻が良く、機内でもしっかり休めたので良い選択でした。さすがにビジネスクラスなのでサービスに漏れはありませんが“仕事だからやってます感”を隠さないのが実にエジプト的で、お金を払って乗る価値があるかと言われると微妙です。せっかくスタアラに加盟しているので上手くマイルを使ってカイロに寄り道するのが良いのではないでしょうか?なお、カイロ空港のラウンジ はシャワーが無く食事やシートも寛げる内容ではないので欧州へのトランジットで乗るならエジプト航空ではなくターキッシュエアラインズを強くおすすめします。
ちょうど10年ぶりとなるエジプト旅行、時間も短いのでさっそく ギザのピラミッド に向かいます。
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