07.31
エアリンク搭乗記、レソト王国への行き方
アフリカ大陸の南端にある小国、レソト王国へ行って来ました。エアリンクの飛行機を使ったので、空港の様子や市内への行き方、帰りの便の遅延についても記録を残しておきます…まじ焦った!
地図を見ての通りレソトという国は南アフリカ共和国に囲まれています。
この後ボツワナやナミビアを旅してしまうとアフリカ南東部における 未訪問国がレソトだけポツンと一か国残ってしまう ので、この旅行で頑張って片付けてしまうことにしました。
レソトの行き方
バックパッカーさんならヨハネスブルグからブルームフォンテーンまで長距離バス(所要6時間)で移動し、レソト国境のマセルブリッジまでミニバス(所要2時間)というルートが一般的です。
今回は南アをゆっくり旅する時間は無いので空路を使った弾丸旅行。南アフリカ航空傘下のエアリンクがヨハネスブルグからレソトの首都マセルまで1時間で結んでおり、運賃は往復で 4,941.43ランド(37,134円)でした。
なお、このアフリカ旅行は23日間で12か国を廻っています。
全体の旅程は アフリカ旅行の訪問国とフライト計画 のページをご覧ください。
O.R.タンボ国際空港
O.R.Tambo International Airport
この地域の空の交差点である南アフリカのヨハネスブルグから出発します。
エチオピア航空ビジネスクラス でアディスアベバから深夜3:55に着いて、朝6:40発のマセル行きに乗継ぐタイトなスケジュールですが、ヨハネスブルグの国際線の乗り継ぎ はスムーズです。ビジネスクラスなので移動の疲れも少なく、Bidvest Premier Lounge で朝食をとる時間もありました。
近代的な空港で、Wi-Fiによるインターネット接続も無料。
ターミナルの端っこにあるバスゲートからSA8050便のランプバスに乗り込みます。天候は雨、機体はエンブラエルのERJ-140でした。
シートは一人掛けのバルクヘッドを指定してみました。
定刻より少し早く6:32ドアクローズ、すぐにプッシュバックされて6:42に離陸。
機内食
短いフライトですが国際線なので機内食が出ました。
紙箱に入っていて、印刷されている景色はバリエーションが多く、エアリンクの就航地を紹介しているようです。
“天空の王国”
レソトは標高が高い国で、天空の王国 the kingdom in the sky という異名も持つのだとか。飛行中はその複雑でユニークな地形を見下ろすことができました。写真はマセル東部の様子で、正直なところ今回のレソト訪問では機内から見たこの景色が一番印象に残ったほど。運賃が高くても飛行機を使った価値がありました。
モショエショエ1世国際空港
Moshoeshoe I International Airport
雨も止み、澄んだ空気のレソトに到着。
歩いてターミナルに向かいます。
レソト入国書類
日本人の観光を目的とした入国はビザ不要。
公用語がソト語と英語なので入国書類も分かりやすい。ちなみに国名のレソトとは“ソト語を話す人”という意味だそうです。
同じ飛行機でマセルに着いた人たちは皆さんお迎えが来ていて、あっという間に一人ぼっちになってしまいました。銀行が開いていて両替できるほか(手数料77ランド)レンタカー屋さんもあったので試しに尋ねてみたら話にならない高さでした。
空港からの交通手段は ホテルの送迎かタクシーの利用 となり、空港バスなどはありません。
厳密には空港のゲート前にミニバスが止まっているのを見かけましたが、ターミナルから2kmも先で、国道も4kmは離れているので、飛行機を使うような旅行者が利用することはないでしょう。
空港から市内まで
空港からマセル市内まで距離は20kmあり、所要30分。
タクシーの運転手さんが一人だけいたので、運賃を少し交渉して120ランドで アヴァ二 マセル ホテル Avani Maseru Hotel まで送ってもらいます。車窓からは牧歌的な風景を望むことができました。
マセル発ヨハネスブルグ行き
帰りは泊まっている アヴァ二 マセル ホテル Avani Maseru Hotel に空港リムジンを依頼し、片道150ランドでした。賑やかな名称のモショエショエ1世国際空港(MSU)ですが、不気味なほど静まり返っておりどこでチェックインできるのか探し回ってしまいました(笑
技術的なトラブルで飛行機がやって来ない!
復路は8:10発、9:05着がスケジュールのSA8051便。
搭乗予定時刻を過ぎてもランプにはシップが一機も見当たらず、嫌な予感がよぎります。この便以外にマセルを発つ飛行機が無いので、万が一にも欠航となれば延泊は免れず、陸路に振り替えてもヨハネスブルグまでは丸一日かかり、飛んでくれないと旅程は壊滅的です。
小さな出発ロビーに響くアナウンス、なんと技術的なトラブルで同便はまだヨハネスブルグを発っていないとは!この後Kitagawaがヨハネスブルグで乗継ぐ予定の便は11:45の出発なのでトランスファーの余裕は2時間40分。航空会社をエアリンクで揃えてあるのでここマセルで最終目的地のカサネまで通しでチェックインしてあり、預入れ荷物も無いので…そうですね2時間くらいの遅延であれば何とか間に合いそう。飛行時間にして1時間足らずの距離ですが、代わりの機体を用意して乗客や貨物を積み替えて飛んで来るとギリギリであり、飛行機がヨハネスブルグを発ってこちらに向かっているというアナウンスが流れるまでドキドキしてしまいました。
これほどエンブラエルの姿を頼もしく思ったことはありません。
同じ便の皆さんと胸をなでおろしながら搭乗し、9:25離陸。結局のところ1時間半のディレイとなりました。
10:08着陸、10:30バスゲート着。
パッセンジャーの乗継ぎ情報も予め伝わっていたようで、何人かはドアサイドまでお迎えが来ていました…さすが南ア航空傘下のエアリンクですね。先述の通り ヨハネスブルグの国際線の乗り継ぎ はスムーズで、イミグレを抜けてラウンジに着くまで10分ちょうどでした。この後は引続き ボツワナのチョベ国立公園までエアリンクに搭乗 します。
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