12.09
真っ白なお寺、ワット・ロンクン (タイ・チェンライ)
前から一度見たいと思っていた Wat Rong Khun ワット・ロンクン を訪れるため、タイのチェンライまで行ってきました。
ここは画家のチャルムチャイ氏が私財を投じて建てた寺院で、純白の外観と奇抜な装飾はタイの中でも異彩を放っています。
場所は市街から少し離れており車で15分ほど。チェンライはバスやタクシーがあまり発達していないので、待ち時間を含めて往復で車をチャーターすると良いでしょう。
こちらがワットロンクンの全景。なるほど確かに真っ白です!金ぴかのお寺ばかりのタイにあって、これは逆に目立つかも。天候が優れませんが、晴れると一層美しいんでしょうね。
アニメやSF作品からインスピレーションを受けているそうで、近未来的なデザイン。
あらゆるものが融合していて訳の分からないことになっています。どこかに解説でもあればよいのですが…
こちらは地獄絵図でしょうか?グロテスクな造形で不気味です。
遠目には白くて単純に美しいんですけどね、これは来てみないと分かりませんでした。
建築は1997年にスタート。今や White Temple ホワイトテンプル の通り名で世界的に有名になってしまい、観光バスで続々と観光客が訪れる名所になっています。信仰の場というよりはお寺全体が氏の作品のようなものでしょうか。
周辺にも建物が建ち並び、合計9つの建物を作る計画なのだとか。
お寺の尖塔が折れ曲がっていますが、これは2014年の大地震で損傷を受けたもの。見学時も修復工事を行なっており、壁画が見られる館内は残念ながら閉鎖されていました。これは後年また改めて見に来ることにしましょう。
境内には私財を投じてワット・ロンクンを建てた เฉลิมชัย โฆษิตพิพัฒน์ チャルムチャイ・コーシッピパット 氏のパネルが置かれています。このポーズに思わずMr.マリックを思い出してしまいました。(笑
そしてこちらがご本人!(右側)
あまりの目立たなさに誰も気付いていませんでしたが、Kitagawaはメディアで見て顔を知っていたので一緒に写真を撮っていただきました。いつも同じ格好をしていることで有名ですが、まさか境内に置かれているパネルと全く同じ服装だとは。
チャルムチャイ氏の作品は バンコク現代美術館 MOCA BANGKOK で見ることができます。その極彩色の仏教画はここワット・ロンクンとはまったく違ったテイストなので、ぜひ見比べてみてください。
現代芸術家が作っただけありサブカルチャーから影響を受けたデザインは個性的。タイにあるお寺の中でも特に変わり種なので、タイ北部をご旅行の際は話の種に立ち寄ってみるのも良いかも知れません。
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