01.17
ナミビア航空欠航!急きょ南アフリカ航空でナミビアへ
ナミブ砂漠への旅にあたって 南アフリカ航空 South African Airways を利用しました。当初乗る予定だったナミビア航空が二日続けて欠航をかましてくれて参りました…その顛末も含めて3便まとめた搭乗記・旅行記です。
アフリカ旅行フライト計画 に書いた通り、ジンバブエのビクトリア滝にあるビクトリアフォールズ空港からナミビアの首都ウィントフックまで 直行便 を見つけたので、ナミビア航空を使ってみることにしたのですが…まさか飛ばないとは!旅程が崩れてしまった時どのようにリカバリーしているのかも参考にしてください。
ビクトリアフォールズ空港
Victoria Falls Airport
アフリカ南部きっての観光名所であるビクトリア滝。
多くの観光客が訪れるためビクトリアフォールズ空港がジンバブエ側にありますが、今回はマリオット系ホテルの プロテア・ホテル・リビングストン Protea Hotel Livingstone があるザンビア側に滞在しており、国境超えも含んだ空港までのシャトルサービスをホテルに手配してもらいました。旅行者が頻繁に往来する国境なので通過は超簡単、ビクトリアフォールズブリッジから25分で近代的な外観のビクトリアフォールズ国際空港(VFA)に着きました。
ところが中に入ると静まり返っており、チェックインカウンターにすら人影がありません。嫌な予感がしつつも発着案内を見てみると…なんとウィントフックからの到着便はキャンセルと表示されており、折返しのウィントフック行きも当然欠航です。
世界遺産と言えどもアフリカのローカル空港、この後出発する国際線は一本も無い ので当日中の出国は絶望的で泊まるしかなくなってしまいました。しかも 空港内にはエアナミビアの窓口が無い のでインフォメーションで相談したところデューティマネージャーの部屋に通されて、しばらく待っていたら今夜のホテルを手配していただけました。しかし欠航を知らずにノコノコと定刻に空港までやって来たパッセンジャーは僕だけのようです…この後空港職員の送迎バンでホテルまで送ってもらえて大変助かりました。
手配されたホテルは エレファント・ヒルズ・リゾート Elephant Hills Resort。
ツアーの利用が中心の古いホテルですがお部屋にバスタブもあり、それなりにリゾートっぽい造り。宿泊費と三回の食事は航空会社の負担 なので支払いはありません。前日まで晴れていて暑かったのに雨まで降り始めてしまい、既に観光は終わらせていますが気が滅入りますね。
この後向かうナミビアでは 一緒に旅するメンバーが翌日の便でウィントフックに集まる 予定で、僕だけ一日早く着いてレンタカーなどの準備をするつもりが間に合わなくなってしまいました。まずは今夜泊まる予定だったホテルをキャンセルし明日のホテルを取り直し。たいてい到着日のホテルは直前までキャンセル可能なレートで押さえてあるのでこの辺りはマリオットの画面上で完結できます。他にもあれこれしなければならないことがありますが…とりあえず夕食を取って落ち着くことにしました。レストランでは生演奏をしていたり、ここが観光地であることを思い出させてくれます。
しかし欠航するのにメールの一通も寄越さないとは信じられません。どうやらナミビア航空は技術的な理由で二日続けて欠航しているらしく、明日飛行機が来るかどうか確かなことは誰も分からないそうで…しかも同便は最終の国際線なので 運航が判明する時刻まで待っていると欠航した時に同日の他社便に乗るなどの手段が取れない うえ、さらに一日遅れるとナミビアでみんなが楽しみにしていたエトーシャ国立公園でのサファリに行く時間が無くなってしまいます。この先は一人旅ではありませんので不安なエアーナミビアに見切りを付けて 確実性が高い南アフリカ航空の航空券を買い直す ことにしました。直行便は無いためヨハネスブルグ経由のウィントフック行きとなり、運賃は 288.54 USD(32,045円)なり。今日の明日ですが通しのレートがぎりぎり残っていたのは不幸中の幸いです。
翌日は午後4時に迎えの車が来る予定でしたが、朝食の後ホテルのコンシェルジュに頼んで空港へのシャトルサービスを手配。これは残念ながら航空会社付けにはできず自分で支払いました、料金は 14 USD。11:00ちょうどに迎えが来て、空港まで所要30分です。
少し時間に余裕があったので昨日お世話になったデューティマネージャーにお礼の挨拶に立ち寄ったり。ビクトリアフォールズ空港では Makuwa Lounge を利用しました。果たしてナミビア航空が予定通り飛んで来るのかどうかを確認せず、南ア航空の翼でジンバブエを発ちます。
なお、エアーナミビアには空港のラウンジから本国のコールセンターに国際電話をかけてチケットを放棄する旨を伝えました。ぎりぎりの連絡ですが振替便の出発前なので全額が払戻されることになり、後日 3,886 N$(28,725円)がクレジットカード経由で戻って来ています。一日半スケジュールが押してしまいましたが、ホテルと食事をタダで出してもらった ので良しとしておきましょう(笑
南アフリカ航空A319-100エコノミークラス
South African Airways A319-100 Economy Class
ビクトリアフォールズ13:25発、ヨハネスブルグ15:05着のSA41便。
シップはA319-100で機内は外国人観光客でいっぱい、エコノミークラス最前列の窓側を指定しました。定刻より早く13:02にプッシュバックされ、13:14離陸。ラウンジで軽く食べたので機内食はパスして本を読んで過ごしました。
14:28着陸、14:38ドアオープン、ランプバスに乗り14:45にはターミナルに着きました。今回の旅行ではヨハネスブルグでの乗継ぎを4回も経験しておりトランスファーも慣れたもの、セキュリティチェックで待たされることは一度もなく15分あれば出発コンコースに抜けられます。
次の便の搭乗までおよそ4時間。
複数のラウンジがありますが、お気に入りの Bidvest Premier Lounge に立ち寄りました。なお、観光客だらけのビクトリアフォールズ線は預けた荷物から貴重品が無くなりやすい航路ですが機内にすべて持ち込んでいるので盗難の不安もありません。
南アフリカ航空A319-100エコノミークラス
South African Airways A319-100 Economy Class
続いてヨハネスブルグ19:30発、ウイントフック21:25着のSA78便。
シップは同じくA319-100です。予定より一日半遅れましたが何とかナミビアに着けそうでひと安心。機内食はビーフ、チキン、ベジタリアンの三種類を積んでいました。
ナミビアの首都ウィントフックのホセアクタコ国際空港(WDH)に着陸、21:31ドアオープン。AVISレンタカーの窓口が22:00で閉まってしまうので遅れなく飛んでくれて助かりました。
ウィントフック・ホセア・クタコ国際空港
Windhoek Hosea Kutako International Airport
空港ではナミビアの携帯電話会社MTCのSIMカードを買ったりATMでお金を引き出したり。ナミブ砂漠への道がオフロードなので車はトヨタの4WDを借りており、街灯すらない真っ暗闇の道を運転してホテルへ向かいました。
なお、空港から市内まではタクシーだと350 N$(2,653円)が相場です。
僕以外のメンバーはお昼過ぎのエチオピア航空で着いてしまっていますが、トランスファーも含めて17時間のフライトの後に半日も空港で待たせておく訳にはいかず、かと言って自分たちでタクシーの交渉などとてもできない女の子たちなので、ホテルから迎えの車を出してもらってその料金370 N$もお部屋付けをお願いしておきました。前日に急な電話での依頼にも関わらず、僕に代わりきちんとピックアップを手配してくれた Protea Hotel Windhoek Thuringerhof のマネージメントには感謝です。
ウィントフック発ヨハネスブルグ行き
帰りも帰りで大変でした、アフリカ旅行は本当にトラブルが付き物ですね!連日悪路を走ったものだから レンタカーの前輪がパンク してしまい…しかもまさに今から空港に向かおうというタイミングで(涙)こういう時に限ってエマージェンシーの電話番号はつながらず、レスキューを待っていては飛行機に乗り遅れるので 自分でさっさとスペアタイヤに交換 してしまいました。
ナミビア旅行のメンバーはエチオピア航空ビジネスクラス、僕のみ復路も南アフリカ航空のフライトですが Priority Pass を持っているのでチェックインを済ませた後は全員で Amushe Lounge にて過ごすことにしました。もう車を運転しないのでお酒を飲むことができ、パンクのひと騒動で疲れ果ててお腹が空いたのでしっかり食事も取りました。
南アフリカ航空A320-200エコノミークラス
South African Airways A320-200 Economy Class
ウィントフック12:35発、ヨハネスブルグ14:20着のSA75便。
この便は前もって予約してあったもので片道R 2,614(19,644円)なり。シップは少し大きめのA320-200がアサインされており、やはりエコノミークラスの最前列窓側を指定してみました。
12:30ドアクローズ、12:41離陸。
窓の外には赤い大地が広がり、Aminuis という町の辺り。なんとナミビアでは一週間で2,100kmも車を運転しました。
やはり機内食はビーフ、チキン、ベジタリアンの三種類を積んでいました。
南アフリカはヨハネスブルグのO・R・タンボ国際空港(JNB)に14:08着陸、珍しくPBBのあるA8ゲートに着いて14:16ドアオープン。ヨハネスブルグに着いてしまえば一か月に渡るアフリカ旅行もお終い!この後はいつものシンガポール航空ビジネスクラスで日本に帰りました。
2019年, '19 ジンバブエ, '19 ナミビア, '19 南アフリカ
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