08.01
パロス島 物価が安く静かな町やビーチが心地よいエーゲ海の穴場(ギリシャ)
パロス島 Πάρος は過ごしやすくて秘密にしておきたい場所!
フェリーや飛行機でアクセスしやすい割に立ち寄る観光客が少なく、とても静かでノンビリした空気に包まれていました。主なパリキアとナウサの2つの町はバスで簡単に行き来でき、物価が安いのも嬉しいですね~絶景を望めるベネチア要塞の動画や島内のバス時刻表もまとめました。キクラデス諸島の島巡りの途中で一息入れてみてはいかがでしょうか?
パロス島はエーゲ海のちょうど真ん中に浮かぶギリシャの島で、長さ21km、幅16km。美しい白大理石の産地として知られ、すぐ南西には一回り小さなアンティパロス島が、東隣にはキクラデス諸島で一番大きなナクソス島があります。
行き方
パロス島はミコノス島とサントリーニ島の中間に位置しており船でアクセスできます。
乗船したのはミコノス発パロス経由サントリーニ行きの SEA JETS フェリーで、午後2時20分ミコノス島ニューポート発、午後3時25分パロス島パリキア着、運賃はひとり当たり 20.90ユーロでした。
船が着くと目の前がパリキアの町。
宿泊する ホテル・オアシス は赤丸で示した場所なので迷うことも無く、この気軽さがパロス島を目的地に選んだ大きな理由です。
また、アテネ国際空港から国内線も就航しており、帰りは パロス発アテネ行きオリンピック航空 に乗りました。OA071便は午前11時40分パロス空港発、午後12時20分アテネ国際空港着で、運賃はひとり当たり税込み 58.30ユーロでした。
機内からパロス島パリキアの町を空撮。
この辺りは風の強さも有名で、ドローンは強風のため飛ばせませんでした。
パロス島パリキアのホテル
Hotel Oasis
パロス島ではパリキアにある ホテル・オアシス Hotel Oasis に泊まりました。
口コミ通りとにかく場所が分かりやすい!フェリー乗り場の真ん前なので島に着いてすぐにチェックインでき、周りにはカフェやレンタカー屋さんもあって便利。空港やナウサに行くバスターミナルにも歩いて行けます。
お部屋にバスタブが無くシャワーのみですが、エアコンや冷蔵庫やドライヤーが備え付けられ、1泊当たり 53.10ユーロは経済的。英語の通じるスタッフはどなたも親切で、館内にはエレベーターもあるのでスーツケースの僕らも困りませんでした。
屋上からはパリキアの海岸線を見渡せます。
パリキア観光 Parikia
広場を中心にフェリー乗り場やバスターミナルが集まるコンパクトな町。
夜遅くまで子供たちが広場で遊んでいたりと治安も良く安心して滞在できました。
パナギア・エカトンタピリアニ
Panagia Ekatontapiliani
「百の扉を持つ教会」を意味する名前のパナギア・エカトンタピリアニ。
ホテルの右手にあって、入場無料でした。
この白い建物の内側に中庭があって、その中央に古い礼拝堂が建っています。
ギリシャ最古の教会のひとつであり、現在の姿は地震の被害を受けて18世紀に再建されたもの。残念ながら内部は撮影禁止です。
パリキアのビーチ
海岸通りを北に歩いて行くとビーチに面してホテルやレストランが点在。
フェリー乗り場から1kmくらいなのでお散歩がてら遊びに来ることができ、バックパッカーならこの辺りのゲストハウスに泊まるのも楽しそう。
パロス島パリキアのレストラン
ビーチ沿いに建ち並ぶタベルナはその多くがシーフードを売りにしており、サントリーニやミコノスに比べても安い!昔から営業している家族経営のお店が多く、ゆるい呼び込みと温かいサービスに癒されます。
立ち寄った Taverna Katerina は1973年創業の老舗のタベルナ。
島で作られたというハウスワインは爽やかな酸味が心地良く、魚介類を使ったワイルドなお料理を手ごろな値段でいただけました。
ここでフェタチーズのフライを初めて食べました、6.00ユーロ。
フェタと言えばサラダが定番ですが、溶けたチーズに蜂蜜の組み合わせが絶妙です!
ナウサ観光 Naoussa
パロス島に来たら必ず訪れたい漁港、ナウサの町。
パリキアから北に10km、バスで30分ほどで来ることができます。ナウサの旧市街はギリシャの島らしく真っ白な建物の間を迷路のような石畳の小路が入り組んでいて散策が楽しい。あちこちにブーゲンビリアが咲き、猫の姿も見かけました。
ヴェネチアの要塞
Venetian Fortress
港の先には古く小さな石積みの城塞が海に浮かんでいました。
見たところ波が打ち付ける防波堤を伝って行くしか無いようで、Kitagawaも波の合間を縫ってダッシュ!潜入してみました。
解説によると13世紀末から14世紀初めに建てられ、15世紀末に再建されたヴェネチア時代の要塞で、Venetian Castle や単に Kastro と呼ばれるようです。
今にも崩れそうな階段を登って要塞の上へ。
ギリシャにはこういう半ば放置されているような危なっかしい見どころも多く、くれぐれも自己責任で。ここからは漁船越しにナウサの港や高台を見渡すことができます。
撮った動画をYouTubeにアップ。
改めて見ても素晴らしいお天気に恵まれました!
砲門でしょうか?
円形のヴェネチア要塞の周りには窓が並んでいて、そこから覗く景色もフォトジェニックです。
パロス島ナウサのレストラン
港に面してレストランが集まっているナウサは開放的でお洒落な雰囲気。
白と青とのコントラストがいかにもギリシャらしく旅情を誘います。
ギリシャのビール、AΛΦA で一休み。
風が吹き抜けるカフェも気持ち良く、つい時間を忘れて長居をしてしまう…そんな町です。
漁の安全を見守るかのように、港には古い教会も建っていました。
ナウサのビーチ
広場から西に500mほど坂道を登って行くと Piperi Beach という砂浜がありました。
この辺りも小さなホテルやゲストハウスが多く、時間があるバカンス客は ナウサのアパートメント に泊まる人も多いそうです。ただしパリキアと違って傾斜が強いので荷物が多い場合にはタクシーで来た方が無難でしょう。
パロス島内のバス
島内はバスで簡単に移動できます。
Kitagawaはギリシャの島でレンタカーを何度か利用していますが、パロス島ではバスで十分だと感じました。
パリキアとナウサを行き来するバスの時刻表。
運賃は2018年5月現在、片道 1.80ユーロ。所要30分くらいです。
パロス空港のバスは飛行機の発着に合わせて運行されています。
午前11時40分のフライトなのに10時15分のバスで間に合うのか少し不安でしたが、ここはエーゲ海。ちゃんと間に合いました(笑
アンティパロス島 Antiparos
パロス島の西隣には弟分のアンティパロス島があり、さらに長閑な穴場と言われています。
プンタ Pounta の町からフェリーが頻発していますが、ダイビングが目的だったり時間を持て余している旅行者でない限りパロス島の観光だけで満足できそうです。
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