2016
12.04

ギリシャ・ザキントス島の行き方とレンタカー旅行のすすめ

ザキントス島 空港 アクセス 行き方 オリンピック航空

絶景として有名な シップレックビーチ(ナヴァイオビーチ) を一目見たく、ギリシャの ザキントス島 Zakynthos に飛んでみました。アテネからオリンピック航空で1時間足らず、ここではザキントスへの行き方と観光に便利なレンタカーの情報をまとめておきます。

もくじ

ザキントス島アクセス (飛行機 または バスとフェリー)
アテネ発ザキントス島行きフライト
ザキントス島レンタカー旅行のすすめ
ザキントス島発アテネ行きフライト

ザキントス島アクセス(行き方)

シップレックビーチのあるザキントス島はギリシャの西方、イオニア海に位置します。
首都アテネから オリンピック航空 Olympic Air の翼で 所要55分、夏は毎日2往復・冬は毎日1往復しています。特に夏の朝着・夜発で往復すれば時間を有効に使えて便利。航空券の予約・購入はオリンピックエアーの公式サイトから:

www.olympicair.com/en

旅行の3週間前にオンライン予約し、日程の変更と23kgまでの預入れ荷物が付いたFlex運賃で行きは1人93.18ユーロ、帰りは1人71.30ユーロでした。料金は片道60~100ユーロが目安ですが、早く予約すれば20~40ユーロ程度と格安で取れることもあるようです。

一方、飛行機を使わない場合は アテネからザキントス島までバスで行く ことも可能。
最新の時刻表を下記サイトで確認できます:

ktel-zakynthos.gr/en/

ペロポネソス半島の端の キリニ Killini までバスで向かい(所要4時間)そこからバスと一緒にザキントスタウン行きフェリー(所要1時間半)に乗継ぐ路線をKTEL社が毎日3~4便運行しています。アテネ側バスターミナルの行き方はオモニア駅から051番バスで終点キフィスウターミナルへ。

アテネ国際空港 Athens International Airport

さて、アテネ国際空港(ATH) にやって来ました。
ザキントス行きOA074便は朝05:30発、06:25着という早朝のフライト。2時間前の03:30にチェックインカウンターが開くそうです。僕らは空港真正面にある ソフィテルアテネエアポートホテル Sofitel Athens Airport Hotel に泊まりました。横断歩道を渡ったら出発ロビーという最強の立地で、個人的にはアコーホテルズなのも助かります。

アテネ国際空港 ATH

ちなみにアテネ空港は24時間オープン。
エアポートホテルに泊まるのは惜しいという場合は博物館のフロアーにあるマクドナルドで過ごすという裏ワザも。ギリシャの国内線は訳が分からないほど朝早い便がありますからね、旅慣れた旅行者には割と知られた夜更かし場所であり僕も一度だけマックで徹夜したことがあります。

オリンピック航空 Olympic Air

シップはボンバルディアのDHC-8 Q400シリーズ、通称 ダッシュ・エイト と呼ばれるもの。
日本でもJAL傘下の日本エアコミューターやANAウイングスが飛ばしており、オリンピックエアーでは78人乗りで10機を運航しています。

ザキントス島 行き方

国内線は動線が複雑なBコンからの出発で、05:15にランプバスに乗車。日本人旅行者も数組見かけました。
プロペラが大きいですね!P&WC社のターボプロップエンジンを搭載し、短中距離ではジェット機に匹敵するスピードで僕らを目的地に運んでくれます。

ザキントス島 飛行機

bombardier dash 8

アブレストは2-2で20列、機内は満席。
05:35ドアクローズ、05:50に離陸。離着陸時に空調が機械油臭くなりました。

ザキントス島 アクセス

短いフライトながらドリンクとキャンディーとスナックのサービスあり。
この機体はラバトリーが非常に狭いのでお手洗いは地上で済ませておいた方が良いでしょう。

オリンピック航空

07:00のランディング、アッという間に ザキントス国際空港(ZTH) に到着しました。
ちょうど雨上がりの明け方、飛行機が写真映えしますね!

Olympic Air オリンピック航空

朝一のフライトにも関わらず定刻を30分ほど遅れていますが、あまり早く着いてもやることが無いので気にしないことに。空港ターミナルは歩いて行けそうな近さですがランプバスに乗換えての移動でした。

ザキントス国際空港 Zakynthos Airport

無駄に広い空港内の様子。
Wi-Fiによるインターネット接続は無料です。周辺には何もなく、ターミナルの中と外にカフェが1つずつ営業していました。

ザキントス国際空港 ZTH

空港から市内まで

ザキントス空港から ザキントス・タウン までは約5km、所要15分。
2016年9月現在タクシーの料金表には13ユーロと表示がありました。空港を通るバスはありません。

なお、シップレックビーチに行くにはタクシーをチャーターしたり、観光バスとスピードボートで青の洞窟やシップレックビーチを回る日帰りツアー(1人30ユーロ)もホテルで簡単に申込みできます。ただし移動時間が多くゆっくり写真を撮る余裕が無いので、せっかくここまで来たらノンビリ自分のペースで観光するのもオススメです。

ザキントス島レンタカー

ヴェネチア時代には ザンテ Zante と呼ばれたザキントス島は人口4万人。長さ40km、幅20kmの大きさがあり面積は400平方kmです。
地図ではコンパクトに見えますが春に訪れた マルタ島 よりも大きく日本で言えば種子島に近いスケール。島の規模と人口から、バス網が乏しく移動に時間がかかると予想しました。

ザキントス島レンタカー

という訳でいつものようにレンタカーを使います。
飛行機なら空港で簡単に車を借りられるメリットもありますのでぜひご検討を。

ザキントス島 空港

レンタカーは プリファードサービス を受けられるAVISを利用。
驚くことに早朝でもカウンターが開いていましたが、朝8時より前に手続きすると23ユーロの時間外手数料がかかるそうなので先にカフェで朝ごはんにしました。一方、午後8時の閉店後に車を返却する場合はキードロップでOKです。

ザキントス島ドライブ

島のハイライトである シップレックビーチ(ナヴァイオビーチ) までは約35km。
今回の旅行では3度行き、山を越えるためいずれも片道1時間以上要しました。幸いカーナビ付きの車を貸してもらえましたが、標識が少なく道は分かりにくいのでGPSは必須です。

ギリシャ ザキントス島

制限速度はおおむね50kmで右側通行です。
路面は痛みがちでガードレールが無いところも多く、幹線道路すら時々信じられないくらい急な坂道やすれ違うのがギリギリの町もあるので運転は慎重に!

ザキントス島レンタカー

と言うのも、実はですね…すれ違いに失敗して脱輪を起こしてしまいました。
海外での運転やレンタカーには慣れていて今年はイタリア・スロベニア・クロアチア・北海道・タイ・トルコで車を運転していますが、たまにこんなことが起こるのもドライブ旅行ならでは。

ギリシャ旅行記

ちなみに空港に向かう途中のためレスキューを呼んでいる時間が無く、ご迷惑を承知で後続車と対向車に止まってもらい通りがかりのトラクターに引き上げていただきました。大渋滞を巻き起こしても文句一つ言われず親切に手伝ってくださった皆さんに感謝!ますますギリシャが好きになりましたが、運転される際はどうか慎重に。

ザキントスからアテネへのフライト

小さなビーチ巡りをしたり絶景写真を撮るため3日間 バルコニーホテル Balcony Hotel に滞在。
お天気が優れない場合は帰りの飛行機をキャンセルして旅行を延長し、アテネまでフェリーとバスで帰るつもりでいましたが、思った以上にあちこち回れてしまい予定通り復路もオリンピック航空に搭乗です。

ザキントス島 空港

何事も無かったかのようにレンタカーを返却し、上の写真はセキュリティチェック後の出発ロビーの様子。
ザキントス20:45発、アテネ21:40着のOA077便で、定刻の20:45に機内に入りました。帰りにもらったスナックはクッキーで、行きのベタつくゴマ菓子より食べやすい。アッという間にアテネに着き、これまた定刻の21:40ちょうどにドアオープンという信じられない正確さのフライトでした。

ザキントス島 飛行機

オリンピック航空 搭乗記

ザキントス島 旅行記

オリンピック航空 シート

オリンピック航空 Olympic Air

アテネではアポロコーストのアスティアパレスでリゾートを楽しみ、続いてエーゲ海のサントリーニ島に向かいます。
なお、オリンピック航空やエージアンエアラインズ(エーゲ航空)の国内線は 天候による遅延・欠航が起こりやすい 航空会社です。過去6回のフライトでは予定通り飛びましたが、島巡りをする場合は最後にアテネ観光を入れて日程に余裕を持たせる のがギリシャ旅行の鉄則。上手く飛行機を組合わせて、ぜひ一つでも多くの魅惑的な島に足を延ばしてみてください!

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17437枚と心に残った体験を1113件公開しています。(2024.12.12)

2016年, '16 ギリシャ

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