02.19
ウェスティンジャカルタホテル宿泊記 (インドネシア)
インドネシアの首都ジャカルタで ウェスティン・ジャカルタ The Westin Jakarta に泊まりました。同国で最も高いビルの高層階に位置し、先日オープンしたばかり。スタッフのホスピタリティは驚くほど高く、お部屋の…特にバスルームからの眺めが素晴らしく、印象に残る滞在になりました。
The Westin Jakarta
【住所】 Gama Tower, Jl. H.R. Rasuna Said Kav. C-22 A, Jakarta, 12940 INDONESIA
【TEL】 +62 21 2788 7788
【FAX】 +62 21 2788 7789
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行き方
ジャカルタの スカルノハッタ国際空港(CGK)からブルーバードタクシーで約1時間。メーターで145,900、支払い額は160,000、別途 高速代16,000インドネシアルピアでした。(計1,472円)ホテルから空港へは車寄せに待機していたシルバーバードタクシーを利用し、メーターで312,000ルピア。ジャカルタは渋滞が酷く倍以上の時間を要することもあるので出発はお早めに!
ちなみに空港への送迎をホテルに頼むと400,000ルピアの固定料金で手配してくれますが、2017年2月現在ウェスティンは自前のリムジンを持っていないので、慣れた旅行者はブルーバードかシルバーバードで十分でしょう。重要なのはこれら以外のタクシー会社には絶対に乗らないことです。
ウェスティン・ジャカルタ
The Westin Jakarta
場所は南ジャカルタのクニンガン、ラスナサイド通り。2016年に完成した ガマタワー Gama Tower は高さ308mもあり、インドネシアで最高層のビルです。その50~69階にスターウッド系ホテルのウェスティンが開業しました。
セキュリティは厳重で、エントランスでは金属探知機やX線による手荷物検査もありました。
到着するとすぐにベルのお出迎えがあり、52階にあるロビーまでエスコート。落ち着いた対応で会話も洗練されていると感じました。
チェックイン
Sky Lobby という名にふさわしい眺望のレセプション。
立ったままではありますがウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン、どなたも英語が良く通じ手続きはスムーズでした。ロビー周辺はライティングがきらきらしていて自撮りを楽しむローカルのお客さんの姿も。一つ下の51階にはオールデイダイニングの Seasonal Tastes があり、階段でもアクセスできます。
フロアマップ
ゲストルームは13のスイートを含む272室。
ウェスティンルーム Westin Room(46~48㎡)、プレミアムルーム Premium Room(56~59㎡)、リニューアルルーム Renewal Room(68㎡)と3タイプあり、予約時にスイートルームは出てきませんでした。今回は58階の角部屋、リニューアルルーム Renewal Room をアサインしていただきました。
リニューアルルーム
Renewal Room
面積は68㎡もあり、標準的なホテルなら間違いなくスイートルームになる広さ。
オープンしたばかりのホテルなのでピッカピカです。見晴らしはさすが超高層ビルのそれで、しかもコーナールームのため抜群の解放感。まずは全体の様子を動画でアップしました。
凝ったレイアウトですが、ベッドルームは必要以上の家具を詰め込むことなくシンプルで使いやすい。天井が高いことも手伝ってゆとりを感じさせますね。全体的にカッチリした作りですが、カーペットやヘッドボードの柄、置かれているソファやフットベンチの丸みが温かさを生んでいるようです。
カーテンは電動で、開け放つとこの景色。
ジャワの大地が広がり、まるで空に浮かんでいるよう!空調も静かで良好、カーテンを閉めれば日中でも真っ暗になります。
夜の様子、夕方はもちろんターンダウンのサービスが入ります。
お部屋の照明は COZY と STUDY という2つのモードがあり、点灯するライトが異なります。このうち一方はクローゼットやミニバーも暗くなってしまい、個別に点灯させることができないので戸惑いました。
ワークデスク
お部屋の角にワークデスク。Wi-Fiによるインターネット接続は無料です。
今回のジャカルタ滞在は雨季ということもありほとんどホテルで過ごしましたが、ネットは早くデスクも座りやすくて快適でした。
クローゼット
クローゼットはウォークスルーになっていて、バスルームへと抜けられます。
バスローブやスリッパ、傘も用意されていました。セーフティボックスの左の棚を引き出すとアイロンとアイロン台が出てきます。
ウェルカムアメニティ
スターウッドSPGプラチナ会員向けアメニティでしょうか、フルーツの盛り合わせとGMからのメッセージカードが届いていました。シューシャインサービスと氷の補充、会議室も1時間まで無料で提供するとメッセージあり。
ミニバー
お水は充分な量のボトルが置かれており、ミニバーにはillyのエスプレッソマシーンも。
料金表が見当たらないと思ったらミニバーはすべて無料にするとの申し出で、スターウッド系ホテルでは珍しく手厚いサービスです。
バス
とても気に入ったのがこちら、フルハイトの窓を持つL字型のビューバス!
近年開業するウェスティンは水回りにこだわったプロパティが見受けられますが、これほど贅沢なバスは珍しい。
夜のお風呂。
自宅もバスルームは天井までガラス張りですが、これほどの広さは無いので思わず朝晩とバスタイムを楽しんでしまいました。バスタブの横に洗い場もあって日本人には嬉しい作り、ハンドシャワーとレインシャワーを併設しています。
リニューアルルームではトイレも独立しており…なんとこちらもガラス張り。
ビューバスならぬビュートイレはホテルのお部屋で初めて見ました…もちろんスクリーンは付いていますが。
ロールスクリーンのうち、正面の一枚は開きませんでした。これはプライバシーを考慮して予め切られているのか故障しているのか不明ですがちょっと残念。またバスタブの排水が遅いのと、左手のミラーがスモークになっているので姿が見えづらい。せっかくイスが置かれているのに化粧台としては使い物にならないのがいただけません。
バスアメニティはウェスティンの標準品。
僕は使いませんが、この辺りは中国やタイの高級ホテルと変わらぬ品揃えでディスポーザブルの歯ブラシも置かれていました。
お部屋からの眺め
改めて、58階からの眺望。
2017年現在、ジャカルタだけでなくインドネシアで最も高いビルの高層階にあたります。
真下にある青い屋根は Plaza Festival というファストフード店が集まっているモールで、歩いて行ける距離です。その裏にあるスタジアムからウェスティンジャカルタを見上げるとこんな感じ。
インドネシアの首都、ジャカルタの夜景。
この辺りはビジネス街で見どころは皆無なので観光客には面白味が無いでしょう。もっとも観光でジャカルタに来るような方はほとんどいないと思いますが(笑
国家独立記念塔、トゥグ・モナス Tugu Monas のライトアップが遠景に見えました。
周辺には イスティクラル・モスク Masjid Istiqlal や ジャカルタ大聖堂 Gereja Katedral Jakarta などの名所があります。距離は10kmですが片道30分以上かかるでしょう、タクシーで50,000~60,000ルピアが目安。
ウェスティン エグゼクティブ クラブ
Westin Executive Club
65階にクラブラウンジ、ウェスティンエグゼクティブクラブ Westin Executive Club があり、クラブフロアに宿泊のゲストとスターウッドプラチナメンバーなら無料でアクセスできます。午前10時~午後11時のオープンで、チェックアウトの手続きも可能。
扉は無く、それとなくお部屋番号を訪ねるあたりはスマート。
2日目からは顔と名前を憶えており、黙っていても飲み物が運ばれてくるほど…ここのスタッフは本当にレベルが高い!バリ島のゆるゆるなリゾートとの違いをしっかり見せてくれました。
朝食は午前6時~10時(週末と祝日は~10時半)で、これ以外の時間帯もスナックを含むリフレッシュメントをいただくことができます。
午後6時~9時はイブニングカクテルのサービス。
お酒やホットミールのほか、凝った盛り付けとお味のサラダが出ていました。
国産ビール、ビル・ビンタン Bir Bintang もありました。
ちなみにインドネシアはイスラム教国であり、お酒の値段は結構高め。ホテル内だけで楽しむようにしました。
プール
フィットネスが50階にあり、気分転換に利用しました。
プールは外気が流れるようになっていてジャカルタの熱気を感じました。
男女別の更衣室にはジャクージとサウナも。
ロッカーは暗証番号式ですが、最初はスタッフに声を掛けて開けてもらう必要がありました。
レストラン・朝食
朝食はクラブラウンジでも食べられますが、スタッフのアドバイスを受けて51階の Seasonal Tastes を利用しました。朝から窯でカレーやナンを作っているなど本格的でビックリ!
定番のナシゴレンに野菜カレーとナン。
オレンジ色のスープは ローントングサユル Luntong Sayur と言うそうで、葉っぱで巻いたチマキをピリ辛ココナッツスープに入れていただくもの。初めて食べましたが朝からパンチの利いた辛さでした(汗
オープンキッチンになっているのでスタッフに話を聞きながら選べるのが良いですね。せっかくなのでインドネシア料理を中心にいただいてみました。
一番のお気に入りはこちら、ミーアヤム・ジャムール Mie Ayam Jamur。
現地からインスタにも写真を投げたほどの美味しさ!チキンと味付きキノコ入りのヌードルで食感がいいんですよ、オススメ。
まとめ
ここウェスティンジャカルタは想像以上に完成度の高い高級ホテルでした。特にスタッフのホスピタリティは素晴らしく、ずいぶんとお世話になりました。今回はオープニングキャンペーン料金を利用して泊まりましたが、朝食やラウンジアクセス、無料のミニバーまで付けてくださり申し訳ないほど。新規開業のホテルとしては久々に当たりでした。
ジャカルタ中心部から南に位置する新興商業地域にあたるので観光的な魅力は少なく、タムリンやスディルマン、スナヤンに比べて日系企業も少ないので商用でも便利とは言い難いロケーション。とにかく渋滞が激しいですからね、多忙なビジネスマンならもっと都心のホテルの方が動きやすいでしょう。その分静かで出入りも少ないホテルなので、セキュリティを重視したり自分の時間を大切にしたい外国人エグゼクティブには良い選択肢だと思います。
コメント
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こんにちは〜。ジャカルタウェスティンは、昨年開業と言う事で情報が少ない中、貴重なご投稿ですっかり参考にさせて頂きました♪今月末に滞在予定で先ほど予約入れてしまいまして、今から滞在を楽しみにしてます。綺麗な写真と共に、他の気に成るホテルなどのご投稿が多いのでまたサイトに寄らせて頂きます。