04.01
ターキッシュエアラインズA321ビジネスクラス搭乗記
トルコ航空こと ターキッシュエアラインズ Turkish Airlines が近中距離で運航しているナローボディ機のA321。最近、アメニティや機内エンタメが新しいものに入れ替わったので、換装前のアテネ線と換装後のロンドン線のビジネスクラスをご紹介します。機内食のボリュームも多く、Kitagawaお気に入りの航空会社の一つです。
アテネ - イスタンブール
Turkish Airlines A321-200 Business Class
バンコクとの間に直行便が飛んでいない都市からの復路にトルコ航空を選ぶことが多く、その代表都市がギリシャのアテネです。経由便は割引運賃を出しており、アテネ発イスタンブール経由バンコク行きのターキッシュエアラインズ片道ビジネスクラスが1名あたり166,320円だったので2名分購入しました。予約クラスJなので50ユーロで日程変更できますが払戻し不可です。
エーゲ海でのバカンスは陽射しと食事が楽しみで、すっかり日に焼け食べ過ぎてしまいました。
シートに着くとショートホールでも色とりどりのウェルカムドリンクをトレーに載せて出迎えてくれ、いつもどれにしようか迷ってしまいます。
ATH 15:30発、IST 17:00着のTK1850便。
15:25ドアクローズ、15:30プッシュバック、15:45にランウェイ03Lよりストレートアウトと、計ったようにスムーズな出発です。トランジットの際に泊まることが多い ソフィテル アテネ エアポートホテル が見えましたよ。
アルテミスのビーチを眼下に、北エーゲ海へ。
シート
トルコ航空のA321-200型機のビジネスクラスはアブレストが2-2で計20席、エコノミークラスだと3-3で158席。きちんとビジネスクラス用に専用の大型シートを搭載しており、ゆったり過ごせます。
ヨーロッパの近距離線ではエコノミークラスと同じ3席並びシートのまま“中央の1席を使わない”というせこい運用をしているキャリアも多く、一例として同じスターアライアンスの スイス航空A321ビジネスクラス の搭乗記などと比較してみてください。トルコ航空、めちゃくちゃ頑張ってます!
機内エンターテインメント
こちらが旧タイプのIFEの画面とコントローラー。
ヘッドフォンが安っぽい袋に入っていますが、昔からフィリップス製で聴き疲れしないものが採用されています。
機内食
スケジュール上は1時間30分のフライトですが、実際に空の上にいるのは1時間を切っており、機内食を食べ終わる前に着いてしまうくらい慌ただしい。丁寧な機内サービスが売りのターキッシュエアラインズでもさすがに一度でサーブするようですが…これがブレッドに前菜にメイン、サラダにチーズにデザートと、他の路線とまったく変わらないボリュームで攻めてきて驚きました。普段の倍のペースで食べましたが、僕はとても食事が遅いので半分くらいで時間切れとなってしまいました。
イスタンブールでは沖止めとなり、ランプバスでターミナルまで移動。
バスもビジネスクラスのパッセンジャー用に一台用意されており、わずか5分でターミナルに着きました。トランジットの3時間は ラウンジイスタンブール で過ごし、その後は勝手知ったるトルコ航空TK64便バンコク行きビジネスクラスで帰国します。イスタンブールからバンコクまでは9時間30分のフライトなので機内でしっかり休むことができ、中途半端な時間でトランジットを迎えるエティハドやエミレーツなど中東系キャリアより格段に疲れが少ないので、直行便の無いヨーロッパの都市との行き来に重宝します。
イスタンブール - ロンドン
Turkish Airlines A321-200 Business Class
イスタンブールからロンドンまでTK1997便に搭乗しました。
トルコ航空でマダガスカルのアンタナナリボからモーリシャス経由でイスタンブールに着き、イギリスに向かうという26時間にもおよぶフライトスケジュール。9時間の乗継ぎ時間があったので初めてターキッシュエアラインズが無料で催行している ツアー・イスタンブール にも参加しました。ここアタテュルク国際空港は2019年4月6日 深夜2時をもって営業を終了するので、本当に閉港直前の利用となりました。
ウェルカムドリンクとともに袋入りのナッツ。
機内では新しいイスタンブール空港のターミナルマップを配っていました。
定刻13:55発のところ、13:08ボーディング開始、13:42ドアクローズ、13:50プッシュバック。
14:09にアタテュルク国際空港のランウェイ35Lより離陸しました。
シートのリクライニングは相変わらず手動ですが、エンタメの画面やコントローラーが新しいものになっていました。タッチパネルなので操作も簡単。プログラムに変化は無いもののデザインやインターフェイスが変わるだけで随分と格好よくなるものですね!ピローケースも無地のグレーから色鮮やかなオレンジ色に変わり、キャビンの雰囲気が明るくなりました。
機内誌にも新しいイスタンブール国際空港の特集記事。
今後の拡張を経て世界最大のエアポートになります。
こちらが数日後に開港する新イスタンブール空港です。
黒海をかすめ、チェコ上空を飛び、一路イギリスへ向かいます。
機内食
4時間のフライトなのでサービスにも余裕があります。
前菜のサーモンの塩気が強くてそのままでは食べられず、サラダに混ぜていただきました。メインは3種類あり、すべてをカートに並べて載せたところから見て選ばせてくれるのが良いですね。キョフテのようなものが入っているトルコ料理を選んでみました。
ビジネスクラスのパッセンジャーは4名。
食後は皆さんことごとくPCを開いていたので僕も少し寝てから仕事を始めたところ、揺れも無く思いのほか捗りました。下の写真では分かりにくいのですが、肘掛けから小さなトレイを引き出せるようになっておりカップを置くのに便利。突然の揺れでキーボードに飲み物をこぼすリスクを恐れて、なかなか機内でコーヒー片手に仕事とはいかないものです。
英国時間で15:45着陸、15:57ドアオープン。
トルコとイギリスの間には2時間の時差があり、4月の始めなので気温は低く摂氏7度でした。
ロンドンではLGW、ガトウィック国際空港に着く便です。
とにかく混んで入国に時間のかかる悪評高いヒースローとは違い、ここガトウィックは近距離線で到着するEU民の利用が多くイミグレが割と友好的なことと非EUのレーンが空いていることがメリットで、待ち人数ゼロでイギリスに入国できました。easyJetなどLCCもハブとしているので上手く使い分けてみてください。時刻は16:10、預入れ荷物も無いのでそのまま ガトウィック・エクスプレス に乗車し、16:52にロンドン市内のヴィクトリア駅に着きました。
2019年, 2018年, '18 ギリシャ, '19 イギリス, '19 トルコ
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