04.16
ヘルシンキ空港ビジネスクラスラウンジ
ヘルシンキ空港のシェンゲン協定域内エリアにあるビジネスクラスラウンジをご紹介します。
ワンワールドとスターアライアンスでラウンジが異なりますが、今回まとめて両方を掲載しておきます。
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港
ヘルシンキ空港(HEL)は乗継ぎ利用を重視した設計になっている飛行場なので、フィンランドに旅行の時だけでなく、トランジットの際もスムーズに利用できると思います。ロンドンのヒースローなんかに比べれば、驚くほど楽なんですから。(笑
割と日本人の方もお見かけしました。
空港内の表示には日本語もありますし、空港のサイトにも日本語ページが用意されています。空港内は全域でWi-Fi(無線インターネット接続)サービスを無料で利用できます。
Helsinki-Vantaa Airport
www.helsinki-vantaa.fi/home_jp
ヘルシンキ空港での乗継ぎ解説ビデオ
www.helsinki-vantaa.fi/smooth-transfer-JPN
ムーミンを抱いた女のコがヘルシンキ空港でトランジットをするという印象的なショートムービーで、これはフィンエアーの機内でも到着前に流されていました。(2013年4月現在)
ちょっとマニアックなお話をすると…ヘルシンキ空港の MCT(ミニマムコネクティングタイム、乗り継ぎに必要とされている時間)は、35~40分です。成田空港の 60~110分と比べると、いかに短時間でトランジットできるのかお分かりでしょう。
入国審査
シェンゲン協定域外から到着し、ヨーロッパのシェンゲン協定国へ乗継ぐ場合、ヘルシンキ空港にて入国審査を受けます。例えば日本から来てプラハに向かう時や、今回の僕のようにバンコクから来てオスロに向かう場合が該当します。
まぁアメリカと同じですし、シェンゲン圏に乗継ぐ場合は搭乗ゲートが入国審査ブースの向こう側なので、パスポートにスタンプを貰うのを忘れることは無いかと思います。
今回乗ってきたフィンエアーでは、到着前に機内で次の便の出発時刻と搭乗ゲートの情報を一人ずつ案内していただけました。ボーディングパスの裏面にはターミナルのマップまで付いていて分かりやすいですね!
なお、時間帯によってはイミグレーションで自動化ゲートを利用することができます。ドイツからの乗継ぎで出国する際に使ってみましたので、詳しくはヘルシンキ空港の自動化ゲートのページをご覧ください。
スターアライアンスビジネスクラスラウンジ
ヘルシンキ空港で乗継ぎの際に利用できるラウンジをご紹介します。
スターアライアンス各社のビジネスクラスに搭乗の際は、スカンジナビア航空 SAS のビジネスクラスラウンジが使えます。
中はそれほど広くはありません。
SASやルフトハンザ航空でヨーロッパ内を移動の際に利用させていただきました。
ワンワールドビジネスクラスラウンジ
続いて、フィンエアー FINNAIR の運営するビジネスクラスラウンジです。ワンワールド各社のビジネスクラスに搭乗の際はこちらの利用となります。
ちょっと入口は分かりにくいかも知れません。左の階段を登って入ります。
スタアラより快適ですが、シャワーの設備はありません。
余談ですが、写真の丸いイスはフィンランドの巨匠アルヴァ・アアルトEero Aarnioの1963年の作品、Pallotuoliです。興味の無い方は素通りしてしまうかも知れませんが、個人的にはこのラウンジ最大のアメニティだと思っています。
ちなみにこれ、アルテックArtekで買えるんですけどね、1個7,400ユーロもしました。
ほとんど人のいない時間帯の写真をアップしていますが、発着便が集中する時間帯は空席を探すのが難しいほど混み合うことを書き添えておきます。
そんな時はショッピングでもお楽しみください。
ムーミンショップ
空港内にはたくさんお店がありますが、1軒ご紹介するとすればこちら、ムーミンショップです。
フィンランド生まれのムーミンのグッズが揃っています。
感想
飛行機のトランジットなんて普段ならさっさと終わらせたいものですが、ヘルシンキ空港はショップもラウンジも揃っているので、乗継ぎ時間が長い場合も飽きずに過ごせると思います。JALの直行便が就航すれば、もっと利用される方も増えそうですね。通貨がユーロなのも助かります。
ちなみに空港から市中まではFinnair City Busが所要30分で結んでいます。15~20分おきに出ており、料金は僅か6.3€と、かなり利用しやすい空港だと思います。
2013年, 2012年以前, '13 フィンランド, '12 フィンランド
コメント
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15年くらい前にトランジットした事があるのですが、かなりこじんまりとした印象があります。
ショップもほとんど無かったような気がします。
鹿児島空港の方が立派でした(笑)
ノキアなどフィンランド経済の隆盛とともに、空港も立派になったのでしょう。
ところで、ロシア人の知人から、サンクトペテルスブルクに行くなら、モスクワで国内線に乗り換えるより、ヘルシンキから新幹線の方が快適だし、イミグレも楽だとアドバイスされました。
使い勝手の良い空港のようですね。
ヘルシンキの空港は小さいながらハブ空港として十分な機能性だと思います。
飛行ルートの無駄の無さとしては、ロシア経由ってのもありですね。
そうそう、リトアニアからポーランドに向かう途中にベラルーシに寄ろうか考えていたのですが、ビザのことをすっかり忘れていました。観光ビザは取るのが大変なので、多くの旅行者はリトアニア-ベラルーシ-ロシアのトランジットビザを取得して観光しているようです。
ミンスクやサンクトペテルブルクにはバスがばんばん出ていて数十ユーロもあれば行けるんですが、ビザの壁は思わず高く。
いよいよヨーロッパも全ての国を行き尽くしてしまうので、来年以降しっかり計画を練ってロシア圏も訪れてみようと思っています。