03.27

トンガの行き方、ファアモツ国際空港の両替・SIM・市内へのアクセス(フィジーエアウェイズ搭乗記)
トンガ王国の首都ヌクアロファのあるトンガタプ島へ、フィジーエアウェイズで飛びました。搭乗記に加えて、トンガの玄関口となるファアモツ国際空港(TBU)での両替やSIMの状況、ヌクアロファへの行き方についてまとめます。
トンガへの行き方
トンガへ毎日就航しているのは、フィジーのナンディ(NAN)からのフィジーエアウェイズと、ニュージーランドのオークランド(AKL)からのニュージーランド航空です。空路はフィジーエアウェイズでまとめており、往路はシドニー発ナンディ経由ヌクアロファ行きで40,850円、復路はヌクアロファ発ナンディ行きで27,570円でした。ポリネシア域内でのルーティングは フィジーエアウェイズの翼でポリネシアの島国4か国へ のページをご覧ください。
今回はオーストラリアから来ており、実はカンタス航空もシドニーから直行便を飛ばしています(QF189/QF190便)。ただし週に1往復(土曜のみ)で、しかも1~3月はサイクロンの時期のため、フライトが欠航するリスクを考慮してデイリー運航のフィジー航空にしました。
旅程
ポリネシア旅行全体の日数は21日間ですが、計画段階にXでつぶやいたように勢いでトンガ旅行を組み込んだため、かなり強引な日程となりました。往復ともに深夜便の利用で、観光は中2日です。幸い天候に恵まれて、お世話になったゲストハウスやドライバーのサポートも手厚く、トンガタプ島の見どころはすべて見学することができました。現地で出会ったトンガ人の皆さんはスケジュールの慌ただしさに驚くとともに、ほかの島の魅力を強調していました。次回はまとまった日数を確保して、国内線に乗ってダイバーを魅了するサンゴ礁で有名なババウ島のネイアフまで足を延ばしてみたいと思います。
フィジーエアウェイズ・エコノミークラス
Fiji Airways Economy Class
NAN 23:20発、TBU 翌01:50着のFJ213便。フィジーとトンガの間には1時間の時差がありますので、1時間30分の短いフライトです。
トンガのようなマイナーな路線では定刻より早く飛ぶことも多いので空港へはお早めに。
シップはBoeing 737 MAX8でした。
機内は満席で、スポーツの試合に参加するのかお揃いのユニフォームを着たパプアニューギニアからの学生さんがたくさん搭乗していました。
機内食
トランジットの際にナンディ国際空港の フィジーエアウェイズ・プレミアラウンジ で夕食をとっていますが、せっかくなので白ワインとともに機内食ももらってみました。
フィジーエアウェイズで定番の冷製のチキンサラダです。
トンガタプ島は首都を擁する島としてはかなり小さく、徳之島ほどの大きさしかありません。
定刻より早く、トンガ時間で午前1時22分に着陸しました。
入出国カード
入出国カードはこちら。
トンガはトンガ語のほか英語も公用語になっているので言葉のストレスはほとんど感じないはずです。ちなみに周辺の国がヨーロッパの支配下に置かれる中、トンガは一度も植民地化されたことがなく、1970年からイギリス連邦に加盟しています。
ビザ
日本のパスポートならビザ無しで入国できます。
在トンガ日本大使館の情報によると、パスポートの有効期間が半年以上あって、トンガ発着の往復航空券とホテル予約表を持っていれば、事前に査証を入手することなく到着した空港内の手続きで31日以内の滞在が可能とのことです。
www.ton.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryoji_j.html
ファアモツ国際空港
Fuaʻamotu International Airport
現地時刻で深夜2時を過ぎたところですが、SIMカードを売る携帯電話会社のショップや両替屋はご覧の通りすべて営業しており、銀行のATMも稼働していました。フライトが限られているので、飛行機が飛んでくる時刻に合わせてお店を開けているようです。
ATMは引出し手数料が12パアンガ(785円)かかりますが、ヌクアロファ市内のATMと変わらない手数料なので、ここである程度まとめて引き出しておいて良いと思います。1パアンガ=65.384円でした。
パアンガの為替レート
現金の両替なら、この地域はオーストラリアドルとニュージーランドドルが強い(損が少ない)。以下はスプレッドの参考にしてください。
空港からヌクアロファ市内への行き方
空港送迎リムジン
空港と市内の間のタクシー運賃は40パアンガ~が相場のようです。
深夜着なので宿泊先のゲストハウスに空港でのピックアップを依頼しました。専業のドライバーさんがきちんと名前を書いた紙を掲げて待っていてくれて、スムーズに移動できました。
空港からヌクアロファ市内の王宮前にあるゲストハウスまで所要34分。
着いたら宿が閉まっていたので電話でスタッフを起こしてくれました。この空港送迎は70パアンガ(4,577円)と割高でしたが、着くのが深夜だったり激しく雨が降っていたりしたので、送迎を依頼しておいて正解でした。
結局、島内観光でもチャーター車を使って、短い日程でも見どころを漏れなく丁寧に見て廻ることができました。車輛は宿泊先に依頼するのが確実ですが、参考までにお世話になったドライバーの連絡先をトンガタプ島観光のページに掲載しておきます。
トンガ発フィジー行きフィジーエアウェイズ帰国便
帰りも深夜便で、05:40 TBU発、06:15 NAN着のFJ212便。
ホテルは3泊で予約したので夜2時半までお部屋でしっかり寝て、同じドライバーさんに空港まで送ってもらいました。
シップはBoeing 737 MAX8。
ライトアップされた尾翼が格好いいですね、予定通り飛んでくれそうです。
入国時は空調がなくて蒸し暑かったものの、さすがにディパーチャーの待合いスペースはエアコンが効いていました。
Wi-Fiによるインターネット接続もきちんと機能しており、アカウントを作らなければなりませんが無料で使えます。
カフェも営業中。
現地通貨が少し余ったのでこちらでチーズミートパイを食べたのですが、異様な美味しさでした!ミックスされたポテトチップスもおすすめ。フィジーのリゾートでおやつ代わりに食べました が、TaroやKumalaやYamなどお芋の違いを楽しむことができて、もっと買ってこればよかったと思うほどでした。
この空港にはターミナルの二階(ランドサイド)に展望デッキがあります。
離陸の際はここから見送りの人たちが手を振っており、会話できるほどの距離感。本当にかわいいちびっこ空港ですね。
もちろん歩いてボーディングです。
4:38搭乗開始、4:54搭乗完了、5:00ドアクローズ。動き始めたのは5:22なので定刻より18分早い出発で、RWY 29から5:27に離陸しました。
朝食バージョンの機内食はヨーグルト付き。
窓側に座っていますが、流石に外は真っ暗で何も見えませんでした(笑
復路も予定より30分ほど早く、フィジー時間で午前5時46分にスポットに停止しました。ナンディ国際空港は飛行機の到着に合わせてイミグレで生演奏のパフォーマンスがあり、このフライトで初めてフィジーに入国しました。ほとんどがトランジット客の空港なのでイミグレは秒で通過できます。
時間帯にかかわらずタクシーも大量に待機しているようです。
早朝ですが、さっそくタクシーを拾ってデナラウへ。朝の6時台にもかかわらず、なんとアーリーチェックインを受付けてもらえました!その様子は当ブログ内の シェラトン・フィジー・ゴルフ&ビーチ・リゾート Sheraton Fiji Golf and Beach Resort のページをご覧ください。非常にホスピタリティの高いスタッフと広大な敷地に恵まれたリゾートで、トンガからサモアに向かう途中に最高のバカンス気分を味わうことができました。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。