2015
11.02

トーゴ共和国北部の町、カラの様子

トーゴ旅行記 カラ観光

西アフリカにある細長いトーゴ共和国。首都ロメから内陸に向かって北上し、カーラ Kara に滞在しました。
北部きっての都市で人口は約10万。とは言っても小さな町で見どころはありませんが、裸族バタマリバ人の村を訪ねるためにここを拠点としました。もし陸路で隣国ブルキナファソと行き来する場合も、ここカラの町が中継地となります。

トーゴ共和国 カラ
Kara, Togo

首都 ロメ Lomé から北に413km、バスで所要7~8時間

まずは 行き方 ですが、ロメから長距離バスが毎日1便運行されています。
時間はかかりますがエアコン付きの大型バスなので乗ってしまえば確実に着けます。乗り場とルートは上の地図に青い線で示した通り。時刻や料金など詳しくは Rakieta社のバスでトーゴ共和国を陸路縦断 の旅行記をご覧ください。

ロメから所要6時間50分、午後2時20分に到着しました。
どこに何があるかは歩き回った方が早く分かるので、そのまま適当に散策してみることに。荷物は小さなリュック一つだけ。まず宿を探さなくちゃ…という心配が要らないのは楽で良いですね。

トーゴ、カラ Kara, Togo

トーゴ、カラ Kara, Togo

いくつかの通りは舗装されており、その両側に露店が並んで市場を形成しているようです。
日中はとても暑いので皆さん日陰に座り込んでいました。声をかけてから何枚か写真を撮らせてもらったのですが、外国人には我関せずといった様子です。

トーゴ旅行記 カーラ観光

トーゴ、カーラ Kara, Togo

町の規模は小さく全体的に古ぼけていますが、東西南北に幹線道路が交わるトーゴ第3の都市。北部を旅するなら必ず通るので、カラで宿泊・観光を計画しておくと良さそうです。
ここなら旅人の姿も見かけるかな、と仄かな期待を抱いて来ましたが…やはり皆無!アフリカの辺境国の内陸ですからね、この先も自力で情報収集しないと身動きが取れそうにありません。

トーゴ旅行記 カラ観光

道端でサッカーのテーブルゲームに興じる子供たちを傍目に、さてどうしようかと思いを巡らせます。
見つけたインターネットカフェ、予想通りと言ってはなんですが…まったくつながらず。

インターネットカフェ

その後4か所回ってみたものの、どうやら町全体のネットワークがダウンしているようで、店員すらつながらなくなって何日目か忘れるほどの有様。アフリカでは一事が万事この調子、彼らはビジネスになるのでしょうか?

ゲストハウス・レストラン
Guesthouse & Restaurant

宿泊先には Hotel La Douceur を選びました。バックパッカーからの評判が良く、ロンプラの筆頭に掲載されているゲストハウスです。
ただし住所が無く場所も分からないため、まずはここを知っている Zem(バイタク)探しから始まります。着いてみればカラ中心から歩いて10分ほどの距離、マップ上にも場所を示しておきました。なお、バイクのドライバーもホテルのスタッフもフランス語しか通じません。

トーゴ カラ ゲストハウス Togo Kara Guesthouse

Hotel La Douceur

なんともナチュラルな外観ですが、きちんと水も出ますし電気も点きます。
ファン 6,000フラン(約1,200円)、エアコン 8,000フラン(約1,600円)と宿泊費は格安。エアコン付きは予約でいっぱいのため数日後にお部屋を移らなければならず、と言われて面倒なのでファンのお部屋にしました。分かりにくい立地にも関わらず結構お客さんは入っているんですね~

Hotel La Douceur

カラの町中にはレストランと呼べそうなお店は見つけられず、食事もここでいただきました。トーゴの食事は割とまともでトマトベースの味付けは日本人好みだと思います。有料ですが毎日朝食も作っていただけました。

Hotel La Douceur

トーゴ カラ レストラン Togo Kara Restaurant

嬉しいことにトーゴのビールは4銘柄も!
一番高いやつでも 850フランという安さ、暑さも手伝って毎日かなり飲みました。さらにこのホテルは携帯電話のディザリングでWi-Fiを提供しているようです。非常に低速ながらメールの送受信やTwitterへの写真投稿ができて助かりました。

トーゴ ビール

カーラからの観光・交通情報
Bus, Bush Taxi from Kara

カラから南下して首都ロメに向かう場合は先述の長距離バスが便利。
1日1便運航されているので Rakieta社のバスでトーゴ共和国を陸路縦断 のページの後半を参考にしてください。

KaraからLomeまでRakietaバス

国道1号線の交差点にガソリンスタンドがあり、周辺へのブッシュタクシー(ミニバス)が発着しています。
下の写真は北部の カンテ Kandé 行きの車、運賃を聞くと 1,300フラン とのこと。満席になり次第出発というアフリカ方式のため非常に時間がかかります。遠出するなら人の集まりやすい朝早く来るのが鉄則でしょう。

トーゴ カラ ブッシュタクシー Togo Kara Bush Taxi

僕の目指す クタマク Koutammakou に向かうには、地図を見る限りはカンデまでブッシュタクシーで行き、そこからバイクを探すという流れになりそう。一応ユネスコ世界遺産なんですが…とにかく行くのは大変そうです。

陸路でブルキナファソ国境へ

トーゴからブルキナファソへ陸路で抜ける場合もここから北上です。ブルキナ国境の町は シンカセ Sinkasse、カラから直行するブッシュタクシーがあるのかどうかは不明です。他の旅行者の2015年の旅行記によると、KaraとKandéの間は所要1時間、KandéとSinkasseの間は所要4時間で6,000フランという情報を見つけられました。

ガソリンスタンドで情報収集をしていたところ手が滑ってスマホを地面に落としてしまいました。画面がバッキバキに割れてしまい、この日は意気消沈してホテルでふて寝。
気を取り直して翌朝、改めてガソリンスタンドへ。

クタマク 行き方 バイク

捨てる神あれば拾う神あり、ここで出会ったのがシャリティです。
英語が話せて外国人をクタマクにも案内したことがあるという彼は27歳のZemi-John、カラからクタマクまで丸一日かけてバイクで往復してもらえることになりました。これは結果として大正解!その道中は クタマクへの行き方 と ユネスコ世界遺産バタマリバ人の住む土地と伝統的な泥造りの家タタ に続きます。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.04.19)

2015年, '15 トーゴ

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