蟹ミソ湯包がデカい！泰康湯包館 （中国・上海）

今日は上海にある小吃のお店、泰康湯包館をご紹介します。
場所は南京路歩行街、メリディアン上海ホテルの向かいという分かりやすいロケーションです。麺やお粥など軽食が一通り揃っていて便利なレストランですが、ここの名物は蟹黄大湯包という一品。まるで小龍包を大きくしたような皮の中に上海蟹のスープが詰まっていて、お値段わずか15元！これはオススメです。

上海の目抜き通り、南京東路にある 泰康食品 の２階にあります。
南京路歩行街の西端、ちょうど地下道の出入口に立てば左手に「泰康食品」という大きな看板が見えるのですぐに分かるハズ。

１階は上海の特産品売り場になっていて、訳の分からないものが所狭しと並べられています。鳥の燻製が裸でぶら下がっていたり、さすが中国ですね。お土産に良さそうな紹興酒も置いてありますが、英語は一切通じません。レストランはお店の奥にある階段から入るので人をかき分け店内へ。

泰康汤包馆

麺を中心とした小吃のレストラン、泰康湯包館（タイカンタンバオグァン）です。小吃（シャオチー）とは軽食という意味で、小龍包をはじめお粥や麺、あとはスイーツなどもひっくるめて言います。
改装された店内は小ざっぱりしていてファミレス風。一人で来ているお客さんも多いので気軽に利用できそうです。

2014年9月現在のメニューはこちら。
小龍包のほか、お粥やスープなど朝食やランチに良さそうなものばかり、お値段も 1品10元～（約180円）とお手頃です。メニューの大きな画像は こちら にアップしておきました。

裏面は麺のメニューです。
50種類以上載っており、1杯 20～25元ってところ。僕は麺より小龍包の方を気に入っています。

英語はまったく通じませんが、注文は指さしで大丈夫です。
なお、ここは 注文時にお金を払うシステム です。カード不可・現金のみなのでご注意を。

やって来ました、小龍包たち。
豚肉の入った焼き小龍包はこんがり色付いた皮がサクサク！中の具もジューシーで非常に熱く文句なしの味。蒸した小龍包の方はテーブルの酢を付けて、こちらもパクパクといくらでも食べられます。形は不恰好ですが、美味しいですね～

そして泰康湯包館でのお目当てはこれ、蟹黄大湯包。
他のテーブルのお客さんもみんな注文していますね。2014年9月現在、一つ 15元（約250円）でした。出来上がると店員さんが巨大なセイロごとテーブルまで運んで来て、脚付きの小さなお皿に取り分けてくれます。これは大きいですね、大湯包（ダータンバオ）の名に恥じないサイズです。

どうやって食べるのか周りを見ていたら、皮を裂いて中のスープを飲むようです。なるほど、だから一つずつ脚付きのお皿なんですね。
汁でパンパンに膨らんだ皮をお箸で突くと、ブシャーと中味が溢れ出てきました。具は上海蟹、これが美味しくないはずがありません。スープを飲んで、皮と一緒にいただいて、ちょっと贅沢な軽食です。カニと言っても臭みはまったくなく、むしろサッパリしたやさしい味付け。これは日本人の口にもよく合うかと。

お席からは賑やかな南京東路を見下ろせます。
向かいの建物は宿泊先の ル ロイヤル メリディアン上海ホテル が入っている上海世茂国際広場です。本当にここ、ホテルの真ん前なんです。（笑

蟹ミソぎっしりの蟹黄大湯包はここに来ないと食べられません、お店の名前になっているくらいなので是非！
場所柄、小吃としては少ーしお値段が高めかも知れませんが、小龍包だけじゃなくお粥や麺もありますし、南京東路で軽く食事を済ませるには便利です。メニューも分かりやすくて観光客向け、覚えておいて損はありません。

2014年, '14 中国