09.25
上海トランスラピッド Shanghai Maglev
Kitagawa@Shanghaiです、ニーハオ!
上海では浦東空港から市内までトランスラピッドのリニアモーターカー 上海マグレブ Shanghai Maglev が運行されています。世界で唯一、超高速運転を行なっている商業リニア線、その乗り心地やいかに?
上海にある浦東(プードン)国際空港に到着。案内表示には「磁浮」の文字を発見、たぶんこれでしょう。(笑
ちなみにリニアモーターカーは和製英語なので海外では通じません。英語では磁気浮上を略して Maglev と言うのが一般的です。
さて、こちらが空港駅。右に切符売り場があります。
一台だけ券売機もありましたが壊れていたので窓口で購入することに。
上海マグレブのチケットは非接触式カード、リサイクルされているようで券面がかすれていました。正式名称は 上海磁浮列車 Shanghai Maglev Train と言うようです。
2014年9月現在、普通席の運賃は片道50元(約900円)。
当日の搭乗券を提示したら、割引価格の40元で購入できました。
セキュリティチェックを受けて駅構内へ。何となく薄暗い感じです。
出発時刻が近づくと係員がゲートを開けて、と言ってもただの紐ですが、エスカレータで階下のプラットホームへ降りて乗車します。見た目は普通の電車っぽく、ヨーロッパの近郊列車みたいな外観です。
ちなみに上海のリニアモーターカーはドイツのトランスラピッド社による開発。
日本が開発を進めている超電導リニアとは異なり、永久磁石と電磁石で浮上します。停まっている時も常に浮いているそうですよ。
乗り込んでみると、あっさりとした車内。
近未来的な雰囲気はなく、シートなどは安っぽく感じてしまうほど。まぁ1,000円もしない乗り物ですから、こんなものでしょうか。もちろん並走する地下鉄2号線よりは圧倒的に快適です。
座席は自由席。
いわゆる集団お見合い式のシート配列になっています。
走行中は電光掲示板に速度が表示されます。
最高速度は時速430キロですが、時間帯によって速度が異なるようで、この時は300キロでの走行でした。
車内は空いており、浮かれてビデオを撮ったりしているのは僕くらいのもの。
2002年12月に運行を開始した上海トランスラピッド、今さらはしゃいで乗るのは田舎者っぽいかな?(笑
こちらが運転台。
簡素な作りで、何かを操作しているようには見えませんでした。
乗り心地は、かなり揺れます!走行音も大きい。
浮いて走ると聞けば無音でヒューッと滑って行くイメージでしたが、結構横揺れしながらゴォーッって感じでした。
とは言ってもさすがリニア。30キロの距離をわずか8分で結んでおり、あっという間に到着です。
駅の片隅では上海トランスラピッドのグッズも販売されていました。
安いし綺麗で快適なので、もう少し時間帯ごとの運行間隔や市内交通とのコネクションが外国人にも分かりやすいと助かります。終点の龍陽路の駅は、隣接しているとはいえ地下鉄の駅と建物が分かれています。帰りは荷物が多いってこともあり、ホテルから空港まで直接タクシーで向かってしまいました。走行速度がいくら速くても、運行間隔や駅での乗継ぎに時間がかかっちゃ意味ないですよね…僕は荷物が割と多いので、タクシーの方が合っているかも知れません。
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