04.04
アムステルダム国立美術館(オランダ)
フェルメールやレンブラントの傑作をこんなに落ち着いて間近で見られるとは感動!アムステルダム国立美術館にて、オランダの黄金時代である17世紀の名画を鑑賞して来ました。
Rijksmuseum
【住所】 Museumstraat 1, Amsterdam, NETHERLANDS
【開館時間】 午前9時~午後5時
【休館日】 年中無休
【入場料】 € 20(18歳以下は無料)
【URL】 www.rijksmuseum.nl/
前回オランダを旅行した時はゴッホ美術館を見学したので、今回はアムステルダム国立美術館を訪れました。両美術館が面するミュージアム広場も美しいですね~
建物は1885年築。
10年に渡るリノベーションが2013年に完了しており、内装は極めてモダンです。
名誉の間
17世紀の作品は二階に展示されており、その中央にある「名誉の間」に有名な絵画が集められています。訪れた時はコロナ禍のため観光客をほとんど見かけず、修学旅行と思われる子供たちで賑わっていました。
フェルメール
Johannes Vermeer(1632~75年)
ヨハネス・フェルメールの作品はまとめて展示されており、なんとも贅沢な区画。
左から「小路」、「牛乳を注ぐ女」、「手紙を読む女」の三作品が並んでいます。
中央が、教科書やツイッターでもお馴染みの、牛乳を注ぐ女。こんな小さな絵だったのですね!それなのにこの緻密な描写は驚異的です。また、フェルメールの使う青色は「フェルメール・ブルー」と呼ばれるほど有名で、その原料であるラピスラズリという宝石は当時金と同じくらい高価だったのだとか。以下の三作品は縮尺を合わせて撮影してあり、960万画素で掲載しているので拡大して細部までご覧ください。
小路
Het straatje(1658年)
牛乳を注ぐ女
Het melkmeisje(1658年)
手紙を読む女
Brieflezende vrouw(1663年)
レンブラント
Rembrandt van Rijn(1606~69年)
もう一人の巨匠はレンブラント・ファン・ライン。
夜警、こと「フランス・バニング・コック隊長の市警団」は 379.5 cm × 453.5 cm にも及ぶ大作です。2019年から修復作業に入っていますが、その間もガラス越しに作品を鑑賞することができます。Kitagawaの見学中も、足場をリフトアップして作業を行なっている様子が見られました。
夜警
De Nachtwacht(1642年)
織物商組合の幹部たち
De Staalmeesters(1662年)
ライブラリー
そのほか、美術館の片隅にあるライブラリーが目を惹きました。
文献を手に研究をしている人の姿もあり、実際に使用されている書物や書架のようです。
17世紀はオランダの世紀、と村山秀太郎先生がスタサプの授業で繰り返し話していたのが思い出されますが、そんなオランダの黄金時代を代表するフェルメールやレンブラントの名画をこんなに落ち着いて間近で見られる機会はそうありません。紹介した作品は二階の中央、名誉の間に集められており、短時間でも見学しやすいミュージアムです。オランダを訪れたら、ぜひ隣接するゴッホ美術館と合わせてアムステルダム国立美術館にも立ち寄ってみてください。
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