2013
04.20

コンチキ号博物館

イースター島のモアイ像

オスロにあるコンチキ号博物館 Kon-Tiki Museetにやってきました。ここは冒険家として知られる人類学者トール・ヘイエルダールについての博物館で、大西洋の横断や太平洋の探検で使われた筏船が展示されています。

冒頭の写真はイースター島のモアイです、ノルウェーではありません。

トール・ヘイエルダールThor Heyerdal は1914年にノルウェーで生まれ、オスロ大学で動物学を学んだ人類学者。1947年にバルサ材で組み立てた「コンチキ号」で太平洋を横断したことで有名になります。

コンチキ号

なぜこのようなことをしたかと言えば、旅行で訪れたマルキーズ諸島で「なぜ島に人が住むようになったのか」に疑問をもち、人類はいかだ船で南米からポリネシアに渡ってきたという自説を証明するために自ら冒険して見せたのです。
また1955~56年にかけて、世界で初めてイースター島の発掘調査を行なった学者でもあります。

ノルウェー旅行記 オスロ観光

3年ほど前にイースター島を旅しましたが、最も近い島まで 2,000kmもある絶海の孤島です。
そこへ小さな筏船で行ったというのですから、ぜひ実際の船を見てみたいと思いここを訪れた次第です。

オスロ市内観光 見所おすすめ

館内にはモアイの模型も置かれています。とても大きいですね!
ちなみにイースター島の本物のモアイはこちら。Kitagawaの身長と比べると、いかにモアイ像が大きいのか分かるかと思います。

イースター島のモアイ像

その後1970年には、葦を使って「ラー2世号」を作り…

ラー2世号

大西洋の横断が可能なことも証明しています。

トール・ヘイエルダール Thor Heyerdahl

その様子は写真によるパネル展示のほか、館内で上映されている映画でも知ることができます。
もうとんでもない大冒険ですが、詳しく映像が残っていることにも驚かされます。

コンチキ号博物館

ヘイエルダールは冒険を通じて、「コンチキ号漂流記」や「アク・アク」などの書籍を著しており、その業績は高く評価されています。2002年に亡くなった際、ノルウェーでは国葬が営まれたそうです。

かなりマニアックな博物館で、規模もそれほど大きくはありませんが、展示されている船は大海を渡った本物です。冒険話に興味がある方は充分楽しめると思います。

コンチキ号博物館
Kon-Tiki Museet

【URL】 www.kon-tiki.no/
【住所】 Bygdøynesveien 36, Oslo, NORWAY
【TEL】 +47   23 08 6767

オスロ中心部からは市バス30番でアクセスするのが一般的ですが、今回は91番のフェリーで訪れてみました。オスロのフィヨルドも楽しめておすすめです。
2013年4月現在、入場料は 50NOK。オスロ・パスがあれば無料で入れます。

なお、現在の人類学や考古学の研究結果としては、人類は東南アジアからポリネシアへ渡ったとする説が一般的であり、ヘイエルダールの唱えた南米からポリネシアへ筏船で渡ったという考えへの賛意は少ないことを付け加えておきます。これはかなり重要な点なんですけどね…ほとんどの解説やガイドブックには書かれていませんのでご注意を。

コンチキ号博物館

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2020年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を15824枚と心に残った体験を1020件公開しています。(2020.09.25)

2013年, '13 ノルウェー

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA