アクロポリスのパルテノン神殿 (ギリシア・アテネ)
ギリシアの首都アテネの本格的な観光は、長かった東欧旅行の最後に持ってきました。何はともあれ、とりあえずアクロポリスに向かいます。アクロポリスというのは、断崖絶壁にある古代ギリシアの聖域で、地上からの高さは何と70mもあるそうです。どこからでも良く見えますので、アテネの街中をブラブラと見て回りながら、適当にアクロポリスの方角を目指しました。この気ままなお散歩が旅で一番楽しいんですよね!
アクロポリスは石灰岩の丘の上にあり、西側の斜面を登って入ることができます。街のど真ん中にあるのですが、アクロポリスの西側は緑が濃く、こちらからの眺めも絵になります。
チケットを買い、いざ中へ!柱列が並ぶ聖域への前門、プロピュライアは観光客でごった返していました。ギリシアの経済危機なんて、どこ吹く風といった様相です。
こちらが、古代ギリシア建築の最高峰、パルテノン神殿!
非常に古い遺跡なので、思い思いに神殿を見上げて、意外にもあっさりアテネ観光のハイライトは終わりです。
アクロポリスは世界遺産にも指定されていますね。
他にも、ディオニソスの劇場、ヘロド・アティクス音楽堂、エレクティオン神殿など、舌を噛みそうな名前の遺跡がいくつかアクロポリスにあります。
丘の東端の崖っぷちからは、アテネの街を俯瞰できます。真ん中に見えるベージュの建物が国会議事堂で、その前が街の中心にあるシンタグマ広場。向こうに見えている丘はリカヴィトスの丘で、翌日こちらにも歩いて登ってみました。
夜のライトアップも素敵です!
滞在先のホテル・グランド・ブルターニュのお部屋からも、アクロポリスが見えます。
アクロポリスの遺跡が造られたのは紀元前の5世紀と大変古く、この時代にこのようなものを作ったことも、それが今に残っていることも、大変驚かされます。ちなみに日本は弥生時代で稲作を始めたころ、古墳を作ったりするのはもっと後の時代です。古代ギリシアに神殿が作られていた時期の遺跡としては、ナスカの地上絵(紀元前2~6世紀)が思い浮かびます。