サンデーランチバッフェ@ウェスティン・グランデスクンヴィット・バンコク
バンコクのホテルでランチの話題です。今日はリクエストをいただいたので、ウェスティン・グランデスクンビット・バンコク のものをご紹介します。
(先に結論を書いておくと、向かいの シェラトン・グランデスクンビット・バンコクのバッフェの方がおすすめです…)
ウェスティンホテルのランチブッフェは 日曜日のみ で、料金は 1人 1,790バーツ++ (約5,500円)。
ホテル内 3ヶ所のカフェやレストラン(ロビー横の「ゼスト バー&テラス」、朝食会場でもある「taste (テイスト)」、日本料理「吉左右 (きっそ)」)をまたいで実施されるのが特徴です。
ちなみに吉左右は一つ上の階にありますので、フロアを超えてバッフェが行なわれるということで…お客さんが手にお皿を持ち、ホテル内の階段を降りたり昇ったりという光景は、ちょっと奇妙でもあったり。
さて、お席を取るなら taste 内がおすすめ、明るくて雰囲気も良好です。
テーブルに対してイスの高さがちょっと低めなのは、いかにもウェスティンらしい中途半端さです。
taste では洋食がメイン。パスタのブースや、珍しいものとしてはチーズフォンデュなどが目を惹きますが、手の込んだホットミールは数えるほどです。
ロブスターやフォアグラなどは無く、バンコクの同価格帯のバッフェと比較すると規模の割にこれといった目玉がありません。評価できるのはオイスターで、小粒ながらクリーミーで味わい深いものが用意されていました。他のホテルではタイで養殖された大味なものが多いだけに、これは嬉しいところです。
前述の通り、このバッフェでは他のレストランからお料理を取ってくることも出来ますので、ロビー横の階段を登って一つ上のフロアにある吉左右も覗いてみましょう。こちらの和食がローカルのお客さんに人気が高く、これがウェスティンホテルのランチブッフェの特徴なんですが…日本人からすれば珍しく無い内容で、実際のところ同胞の姿を見かけることは稀です。
小鉢は品数が多く楽しめます。お寿司のネタは平凡かな。和食コーナーでは、お蕎麦や茶碗蒸しが美味しく、おすすめです。
日本人ゲストが多いホテル内の和食処が出しているだけあり素材は悪くありませんが、味付けがハッキリしており、ホテルが出す和食としてはちょっとくどいかな…なんて気がします。まぁしかしここはバンコク、数少ない日本食のバッフェは貴重な存在です。
奥の方には、鉄板焼き、天ぷら、うどん鋤きのコーナーがありますので、訪れた方は見落とさないように。
ちなみにこの吉左右、ローカルのお客さんで結構な混みようです。どうやらタイの口コミサイトで評判らしく、リピーターも多いとのこと。日本人の方は下のフロアに席を取り、遠征して来るのが良いかと思います。
(昔はここ、結構いい日本料理のお店でしたが…長期間リノベされておらず、照明も蛍光灯で、今やまるで 昭和の大衆食堂のような感じ になってしまっているのが残念です。)
最後にデザートのご紹介を。
タイは高級ホテルでも割と甘めなスイーツを出すところが多い中、ここはちゃんとパティシエが作っていると見えて、なかなか上品な仕上がりです。チョコレートやフルーツも美味しく、チョコレートフォンデュも楽しめます。また、アイスクリームは MÖVENPICK のもので、これもおすすめです。(モーヴェンピックはスイスの高級アイスクリームブランド)
食後のコーヒーも淹れていただけますので、taste にお席を取った場合は是非に。
※ 本稿ではtasteと吉左右の2ヶ所に席を取って写真を載せていますが、一度着いたお席は会計をせずに移動することはできませんのでご注意ください。
※ 以前も書きましたが、このウェスティンはスタッフのスキルがイマイチ。この訪問時も、どういう訳かレストランに予約が通っていないという…。毎度のことなので、blog上にも苦言を残しておきます。
※ 日本人観光客には、このホテルの向かいにある シェラトン・グランデスクンビット・バンコクのバッフェの方が手の込んだホットミールが多く、満足度が高いと思います。先日の記事や、同じく日曜日に開催のサンデーブッフェの記事をご参考に。
※2012年1月現在、スターウッドプリビレッジが使用できます。(2名で総額 1,952.73バーツ)