January 16, 2012

ル メリディアン・バンコク Le Méridien Bangkok

ル メリディアン・バンコク Le Méridien Bangkok

Kitagawa@Bangkok です、こんばんは。
このところメリディアンホテルの話題が続いているついでに、まだアップしていなかったタイの ル メリディアン・バンコク Le Méridien Bangkok を紹介しておきます。


ル メリディアン・バンコク Le Méridien Bangkok

場所はバンコクの歓楽街、スラウォン通りに位置します。ホテルのホームページでは「バンコクのビジネス地区、シーロムに位置し」なんて紹介されていますが、どちらかというと「日本人向けカラオケの集まるタニヤや、怪しげな夜店の密集するパッポンなど、夜遊びエリアに位置し」と表現した方が正確かと思います。(笑

しかしながら、ホテル内は付近の猥雑さを微塵も感じさせないモダンなデザイン。観光でこのエリアに泊まってみたい、という方には最良のホテルだと思います。シーロムは大型ホテルが少なく、かつてはデュシタニや旧パンパシ(現クラウンプラザ)くらいしかなかったので、メリディアンのオープンは嬉しいですね。

ルメリディアンバンコク

建物は 24階建てで、全館がホテルとなっており、ゲストルームは 282室。
レセプションがグランドに位置し、スペースが小さいため、ロビーはたいてい混み合っています。ただしスタッフの対応はなかなかスピーディーで、長々と待たされることはあまりなさそう。時間帯によっては日本人スタッフもいらっしゃいます。

ゲストは様々で、日本からの出張者やツアー客、バックパックを背負った欧米人、サンダルTシャツ姿の韓国人などなど…相当に色々な人達が絶え間なく出入りしています。場所が場所なので、随分と雑多な雰囲気ですね。欧米のメリディアンのようなクールでお洒落なイメージをされませんよう。

ル メリディアン・バンコク Le Méridien Bangkokロビーから続く階段、その途中や先にはバーやレストランなど。デザインは良いものの、席数が少なかったり落ち着かない作りだったり。もしかして、長居させないようにとの意図をもったレイアウトなんでしょうか?バーがあちこちにあったり、全体的に中途半端な印象は否めません。
右手にあるシースルーエレベーターは客室へ向かうものでは無く、地下の駐車場へ降りていくものです。

ロビーホテルの入口付近の様子。陽が沈んでから賑やかになる一帯で、夜が更ければますます人通りも増してきます。猥雑なエリアではありますが、間違ってもお部屋に“現地のお友達”を連れ込まぬよう。高級ホテルなのでジョイナーフィーというものはありませんが、僕の知る限りそのようなゲストを目にするホテルではございませんので。

ゲストルーム

エレベーター8~15階が一般フロア、16~24階がSPGフロアとなっているようです。ル メリディアン・バンコクのお部屋については、別ページでご紹介します。

エレベーターは混んでいることが多く、そのうえサービスリフトが無いのかスタッフも利用するようで、結構待たされる感があります。

プラチナベネフィット

スターウッド系ホテルですので、メンバーには様々なベネフィットが提供されています。プラチナ会員向けのサービスをいくつかご紹介しましょう。
SPGのプラチナステータスの条件は、スターウッド系ホテルに年25滞在または年50泊です。

テディベアチェックインの際は、希望のプラチナベネフィットを選択できます。Kitagawaはポイントではなくローカルギフトを選ぶことが多いのですが、ここ ルメリディアン・バンコクではテディベアが用意されていました。物はチャチですが、こういうユニークなギフトには好感が持てます。

朝食バッフェ予約カテゴリに関わらず、レストラン「Latest Recipe」での朝食バッフェを付けていただけます。
(午前6時~10時半)

このホテルにはラウンジがありませんが、代わりに朝食時は「Tempo」のスペースがプラチナメンバー専用とされており、また朝から泡を付けていただけるなど、なかなか気持ちの良いサービスです。

クリエイティブアワー夕方にはバー「Bamboo Chic」にてドリンクをいただけます。
(午後5時半~7時半)

このサービスは「クリエイティブアワー」と名付けられていました。ワンプレートのスナックが付き、カクテルなどもメニューから選択可能と、こちらも嬉しい内容です。小さなグラスに入ったジュースはヘルシーな味わいで、思わず材料をスタッフに訊いてしまい…言われれば「あぁ確かに」って感じですが…とある野菜から作られています。

この他、お部屋のアップグレード、室内でのインターネット接続、16時までのレイトチェックアウト、衣類のプレスサービス(到着時に2着まで)などが無料特典として提供されています。
(2012年1月現在)

プール

プール6階にスパやフィットネスやプールがあります。プールは夜も閉鎖されずに、ルームキーでアクセスできるようです。

ルメリディアンバンコク

バンコクのホテルやや閉塞感がありますが、一応 20mのラッププールです。軽く泳いで体を濡らし、バンコクの暑い空気で乾きを楽しむ、という感じでしょうか。ここはカバナに大きなマットが敷かれているので、ごろんと横になって本を読むのがKitagawaのお気に入りです。さすがに日中ここでダラダラしている日本人を見かけることはほとんどありませんね。(笑

感想

新しいだけあり大変に綺麗で、気持ち良く過ごせるホテルだと思います。スタッフの淡々として事務的な態度も、混雑したホテルではスピード感があって、むしろ好印象です。お部屋は凝っており若者向け?のモダンな作り。ハウスキーピングに僅かな雑さが見られますが、料金も手ごろで、観光で泊まるには良いのではないでしょうか。ほとんどの方が満足して滞在できるホテルだと思います。

さて、観光客でも出張者でもないKitagawaの感想ですが…このホテルの建つシーロム&スリウォンという地区に全く興味が無いため、ホテルの新しさよりロビーの騒々しさ、周りの賑やかさより道路の渋滞など、どうしてもネガティブに感じてしまいます。まぁこれは僕の好みの問題…例えるなら、銀座が好きな人が勝手に歌舞伎町に泊まって疲れているだけ、ってところではありますが。

同じメリディアンですと、バンコクには プラザアテネ・ロイヤルメリディアン・ホテルもありますね。こちらはクラブフロアやクラブラウンジも用意されており、静かな時間や丁寧な対応を求める方にはおすすめです。ただし両ホテルのお部屋だけを比較すると、プラザアテネの方はシンプル過ぎて古さを感じてしまうかも知れません。ホテルでは寝るだけ、日中は出っぱなし、という方には ルメリディアン・バンコクの方が旅行中の滞在先としてはコスパが高いと予想します。トリップアドバイザーでも良好な評価が多く、バンコクのホテルとしては10位以内を維持しているようです。

タイ滞在記&ホテル情報 (バンコク・サムイ・プーケット) 2012年