August 08, 2011

カンポン・アイール(水上集落)@ブルネイ

Kitagawa@ブルネイです。
カンポン・アイールと呼ばれる水上集落を見に行ってきました。

カンポン・アイール

ブルネイでは昔から水上に集落が作られており、今も多くの人が生活をしているようです。バンダルスリブガワンの周辺には3万人もの人が暮らしており、水上集落としては世界最大とのこと。

カンポン・アイール (水上集落)

ブルネイホテルホテルの前が水路になっているので、そこから出発することに。後ろに見えているのは、宿泊先のブルネイホテルです。

スピードボートボートはとんでもない速度で飛ばします。航法も滅茶苦茶…この国には船舶の操縦に免許は要らないんでしょうか?(笑

危ない!危ない!
橋桁が低いにも関わらず、減速せずに突っ込んでいきます。

ちゃんと前を見つつ、橋に近づいたら屈まないと、頭を橋に激突させかねません。

ジャングルブルネイ川にはいくつもの集落があります。そのうちの一つに入っていきます。

カンポンアイール到着です!
水際ではなく、本当に完全なる“水上”に家も道も作られていますね…凄い。

ちなみに降り立ったのは、一般家庭のお台所の横…こうやって勝手に他人のお宅を“船着き場”として使ってしまっていいんでしょうか?

看板集落の中は意外にも整然としておりビックリです。コンクリート製の通路が縦横に走り、通りには名前までついて看板も出ています。
電気や水道などの生活インフラも完備。

民家みんな同じ形のおうちがずらり。ここは分譲?なんでしょうか。

猫小屋猫を飼っているご家庭が多いようです。猫って水が苦手なはずですが、金網で作られた水上の小屋なんて、ちょっと可哀想です。

ブルネイ旅行記ブルネイは天然ガスや石油を豊富に産出するため経済的には豊かな国ですが、暮らしぶりを見る限りは質素な感じ。

水上集落

国としては陸地への移住を推奨していながら、多くの人が今もここで生活しているということは、涼しげな環境や交通渋滞が無いことなど、陸の生活では得られない魅力があるのだと思います。しかしながら、僅かな見学ではそれを感じることができませんでした。

一見すると貧しそうにも見えてしまうのですが、驚くなかれブルネイの平均所得はアセアン諸国の中では日本に次いで 2位だったりします。
さらに統計データを見てみますと、ブルネイの国民一人あたりのGDP(名目、2010年現在)は約3万ドルで世界 26位。アジアではなんと4番目で、シンガポール 15位、日本 16位、香港の 25位に次いでいるんですよね…。

そのうえ所得税が無かったり教育が無料だったりするようなので、生活には全く困らないお国かとは思いますが、住んでみたいかと言われると…
とっても不思議なブルネイという国、来てみてますます疑問が深まってしまいました。(笑

さて、カンポン・アイールは観光名所ではなく生活の場そのものなので、いくつかのご家庭やモスクや学校を覗いた後、適当に引き上げることに。
来た時と同様、まるで海のようなブルネイ川を猛烈な速度でブッ飛ばし、あっという間にバンダルスリブガワンの街に到着です。あぁなるほど、皆さんこうやって通勤しているんですね!

バンダルスリブガワン

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