August 14, 2010

Air Asia エア アジア

久しぶりに Air Asia の話が出たついでに、改めてこの航空会社を紹介しておこうと思います。

エアアジアエアアジアはクアラルンプールやバンコクをハブに多数の国内線・国際線を運行する LCC(ローコストキャリア、格安航空会社)の一つです。現在65都市に路線をもっており、東南アジア圏では近年ますます存在感を増している航空会社です。

安さはもちろんですが、割と魅力的なルートを飛んでおり便数も多く、タイではスワナプーム国際空港で発着するなど、利便性も高いと思います。

Kitagawaは 1~2泊程度の近距離旅行ではLCCを利用することがあり、アジアでは Air Asia、ヨーロッパでは Easy Jet がおすすめです。その価格や内容は衝撃的なので、機会があれば是非一度利用してみてください。

Air Asia エア アジア

搭乗券予約はWEBで行ないます。最近は日本語ページも出来たようですね。運賃の他に 1名片道当たり 50THB(約135円)の手数料がかかりますが、燃料サーチャージが不要という販売スタイルは好感が持てます。

予約後は控えがPDFファイルで届きますが、特に空港に持参する必要は無く、パスポートのみでチェックイン可能です。また搭乗券は写真のようなレシートです。

機内エアアジアの場合は近年すべてのシップが エアバス A320-200 に入れ替えられています。
アブレストは 3-3、座席数は 180。モノクラス(全席エコノミー)運行です。以前は自由席のため席取り合戦が常態化していましたが、最近は事前にシートが割り当てられます。

(一方、ヨーロッパの Easy Jet では「優先搭乗」を有料オプションで販売しています。)

座席僕は近距離でしか乗らないので、座席リクエストはしたことがありません。(事前指定は有料です)

シートは革張りとなっています…これはファブリックに比べて掃除がしやすいためだとか。1時間足らずで折り返し運行に入るエアアジアらしい工夫ですね。
非常口など“足元の広い席”も追加料金で取ることが可能です。

メニューと安全のしおりメニューや安全のしおり。

機内サービスはすべて有料です。基本的にミニマムのサービス、即ち 安全かつ定刻に目的地に着く、という点のみが料金の範囲であり、それ以外はすべて有料です。清々しいですね!

機内食機内食はこんな感じ。

種類は多いのですがお味は当たり外れが多く、意外においしいものもあれば、とても食べられないものもあります。当然この食事は1品ずつ有料で、また水を含め飲み物も有料です。1~2時間のフライトだと水平飛行の時間が短いので、急いで食べないと目的地に着いてしまいますよ。

バスハブ空港以外では沖留めとなることが多く、タラップで乗降しバスでターミナルまで移動というパターンです。なぜなら、PBBを使用すればコストがかかり、航空券の値段も上がりますからね…

ちなみにエアアジアは、バンコクでは他の大手キャリア同様に スワナプーム国際空港 に発着しており、使い勝手が良いと思います。


LCC(格安航空会社)について

LCCは、一般の航空会社や格安航空券とは全く違います。徹底したコスト削減を行なうことで低料金での旅客輸送を実現しています。そのため省けるサービスはすべて省略されており、必要な人はお金を払って購入するというスタンスをとっています。食事も飲み物も、荷物の預かりも座席の指定も、全て有料です。
反面、何も要求をしなければ数千円程度で(時として数十円~数百円という破格で)飛行機に乗ることが可能です。

安さゆえ不安を感じる方もいるでしょうが、安全性や乗り心地は他の航空便と同様です。
(むしろLCCは新しい機材を積極的に導入していることが多く、エアアジアはこの数年で全てのシップをA320に入れ替えており、現在100機も保有する航空会社です。)
陸上交通と比較した場合の圧倒的な早さや安全性の高さは言うまでもありません。サービスについても一般のキャリアに比べて多少フレンドリーさが目立つくらいで、ごく標準的な対応を期待できるものです。

ただし目一杯のスケジュールで運行されているゆえ、一度トラブルが発生すると連鎖的に欠航や遅延を招くリスクはあり、LCCでタイトな乗継ぎ日程を組むことはおすすめしません。
Kitagawaは手荷物が少なく2時間くらいまでのフライトでは、LCCも選択肢に入れるようにしていますが、実際のところバンコク-シンガポールくらいの距離になると、単純な値段の安さより、機内サービスやフライトの正確性、またマイレージやラウンジなどの付加サービスも勘案して、TGやSQに乗ってしまうことの方が多いのも事実です。

Air Asia, A320-200

ちょっと検索してみたら、このblogでAir Asiaを初めて紹介したのは、2005年のようです。
この時はまだボーイングのシップを使っている時代ですね。
https://kitagawa.ws/mt/archives/000279.html