2014
11.07

ル メリディアン・チェンマイ Le Méridien Chiang Mai

ルメリディアン・チェンマイホテル

チェンマイで泊まった ル メリディアン・チェンマイ Le Méridien Chiang Mai のホテル宿泊記です。
タイ北部の主要都市チェンマイの中心部にあって、立地・サービス・設備ともにチェンマイでトップクラスのホテルです。1年でもっとも混合う時期にも関わらず、丁寧な対応が印象に残りました。チェンマイでの宿泊先におすすめ、今後もぜひこちらに滞在しようと思います。

ルメリディアンチェンマイホテル

エントランスにはベルが常駐していて、車が着くと常にドアの開け閉め・荷物の積み下ろしを手伝ってくれます。雨の日にはすぐに傘を貸してくれるなどスタッフの動作も機敏。笑顔を忘れないところも好印象です。

天井の高い一階は開放的。一続きになっているバーやレストランの存在も分かりやすくて広々としています。メリディアンらしく全体的に控えめなトーンながらセンスあるデザインがなされており、夕方以降は火を灯したキャンドルでライトアップされて雰囲気が高まります。

終日多くのゲストを見かけましたので、ロビー全体の撮影は遠慮させていただきました。ソファも常に観光客で埋まっているような状態。ただし格安ツアーが泊まるようなホテルではないため、良い感じの賑わいです。

Le Méridien Chiang Mai

チェンマイ観光について

ホテルは Chang Klan Road に面し、市内観光にも便利な立地。ナイトバザールにも歩いて行けます。もっとも、今回のチェンマイは友人がアテンドしてくれて車でしか出入りしておらず、ナイトバザールすら見ていませんが…(汗

チェンマイはタクシーがバンコクほど発達していませんが、ベルに車を頼めばドライバーとの金額交渉まで済ませて大型のバンを呼んでもらえます。2014年11月現在、空港までは1台160バーツ、所要15分が目安です。もちろん自分でレッドカーを呼んだりドライバーと交渉しても構いません。

なお、チェンマイは山中の見どころが多く、現地の外国人向けツアーや遠方への車のチャーターは意外に高く付きます。毎回同じ提案をしていますが、旅慣れた方はレンタカーでも借りて自分で運転して見て廻ると良いでしょう。歩いて行ける範囲で観光客にも利用しやすいレストランとしては、タイ料理店 The Whole Earth をおすすめしておきます。

Le Méridien Chiang Mai

ル メリディアン・クラブルーム

ルメリディアンチェンマイのゲストルームは383室。20~22階にある ルメリディアンクラブルーム に宿泊です。
今回はロイクラトーンの時期、つまり チェンマイのイーペン祭り に合わせての滞在です。全館満室という中、最上階のお部屋をアサインしていただき感謝!
広さはスタンダードなお部屋である デラックスルームアーバンルーム と変わらず36㎡となっています。

ルメリディアンクラブルーム

ルメリディアンクラブルーム

デスクのチェアーは少し座りにくく感じましたが、窓側のリラックスコーナーは寝転んでも余裕のサイズで快適です。
入口すぐのスライドドアを開けるとラゲージスペース。このスライドドアはバスの扉を兼ねていて、なかなか考えられた作りです。

ルメリディアンチェンマイホテル

バスには独立したシャワーブースがあり、レインシャワーも付いています。今や見慣れた感もありますが、バスとベッドルームの間は一部がガラスになっています。

バスルーム

そうそう、ここは歯ブラシが置かれていませんでした。僕は使いませんので困ることはありませんが、クラブフロアで歯ブラシを置かないとはアジアでは珍しい対応ですね。電話でリクエストすれば持って来てもらえると思いますが、こういうポリシーある姿勢は今後も続けていただきたいものです。

ミニバー

ミニバーの内容。
クラブフロアだとすべての階からラウンジにアクセスできるので、あまり利用する機会は無いかも知れません。

ミニバー

フリッジを覗いてみると、ビアチャーン Chang Beer が目を惹きました。タイではシンハやハイネケンが定番ですが、あえてチャンを選ぶところがユニークです。
ChangのExportは美味しいので夜の一杯にぜひ!

メリディアンチェンマイ

メッセージカードとともにマカロンが届いていました。
チェンマイはマカロンが流行ってますね、SPGプラチナ会員向けサービスでしょうか?

SPGプラチナ会員

フロアマップはこちら。
クラブフロアからはキーカードなしでラウンジにも直接アクセスできます。

フロアマップ

ル メリディアン・クラブラウンジ

21階にルメリディアンクラブラウンジが設けられており、午前6時~午後10時のオープン。
クラブフロアの宿泊客のみ無料で利用できます。

ルメリディアン・チェンマイホテル

ここは快適な空間で気に入りました。
スタッフの気配りも細やかで、チェンマイでこれほどしっかりしたラウンジサービスが提供されているとは!パソコンやプリンターも置かれています。

ルメリディアンクラブラウンジ

クラブフロア、すなわち20~22階からはリフトを使わず階段で直接アクセスできます。
久しぶりに滞在しましたよ、クラブラウンジを中心にきちんと動線が設計されているホテルに。吹抜けで採光が良く、なかなかの開放感です。

ルメリディアンクラブラウンジ

チェックインは好きなドリンクを飲みながらテーブルで行なわれます。
ホテル内のサービス、場所および時間がリストアップされた資料も渡されましたが、コピーではなくきちんと宛名が印字されたもので感心しました。

メリディアンチェンマイ

チェックアウトの際も、車寄せに迎えが来たとの連絡をベルから受けて教えてくれるほど。さらにスタッフがそのままエントランスまでお見送りしてくれて、最後まで丁寧な対応が印象に残りました。僕らも、また来年の同じ時期にお会いしましょう、という言葉を気持ち良く残すことができました。

朝食

ラウンジの朝食は午前6時~11時。
バッフェ+オーダー式で、卵料理などは頼んでから作ってもらえます。

ルメリディアンクラブラウンジ

一方、1階のレストラン Latest Recipe でいただく朝食は午前6時~10時半。
こちらもエッグステーションがあり卵はオーダーで作ってもらえますが、例えばサーモンなどはなくタイにあるスターウッド系ホテルにしては内容がシンプルです。

朝食

アフターヌーンティー

午後3時~5時の間はアフターヌーンティーサービス。
ケーキと一緒にいただいているのは、今タイで大人気の The Dhara Dhevi で買ってきたマカロン です。

アフターヌーンティー

今回はチェンマイ在住の友人がホテルに訪ねて来ましたが、アフターヌーンティーの時間帯であれば宿泊客以外のゲストも1名まで一緒にラウンジを利用できて助かりました。この辺りのイレギュラーな対応はホテルとの関係や混み具合によっても変わるので、その都度ホテルに確認が必要です。

イブニングカクテル

夕方、午後6時~8時はイブニングカクテルのサービス。
ビールやワインだけでなく、メニューからカクテルも無料で作っていただけます。

イブニングカクテル

写真はウィスキーベースのマンハッタン、右はスパークリングワインです。
アルコール強めのショートドリンクばかりラインナップされていました。

メリディアンチェンマイ

他にもガス入りのお水を頼むとS.Pellegrinoが出てきたりと、細かい部分までこだわりが感じられました。
各スタッフのスキルも高く、タイの田舎でここまで行き届いたサービスを提供するとは驚きです。バンコクに2つあるメリディアンホテルも、もう少し踏み込んだサービスができるようになると良いのですが…

ホテルからの眺め

最上階、22階から眺めるチェンマイの街並み。
チェンマイの高層ビルはメリディアン周辺に集まる数棟のみなので、眼下に広がるのどかな光景を楽しめました。山がある景色って落ち着きますね。

チェンマイ

上の写真で見えているのは ステープ山 Doi Suthep
山中にはチェンマイきっての有名なお寺 ワット・プラタートドーイステープ や、山岳民族の観光村 メオ・トライバル・ビレッジ などの見どころがあります。

チェンマイ

美しさに見惚れてラウンジから撮影したサンセット。
三脚無しの一発撮り、Nikon D60 270mm f8 1/4000 です。

タイ旅行記

夜はお部屋の窓から、夜空に舞い上がるコムローイを見ることができました。
年に1度だけのお祭り、もちろん僕自身もコムローイを上げてみました。

コムローイ チェンマイ

近代的な作りとサービスのためオリエンタルな雰囲気は感じにくいホテルかも知れませんが、スタッフの皆さんにはとても良くしていただき快適な滞在となりました。混合う時期こそホテルの対応力や真価が分かりますね。
ツアーだともう少しリーズナブルなホテルに宿泊することが多いようですが、ここルメリディアンチェンマイはおすすめです!ぜひ日程に余裕をもって、高層階のクラブフロアに滞在を。次回、イーペン・サンサーイ祭りを見に来る際にはこちらのスイートルームに泊まってみようと思います。

ル メリディアン・チェンマイ
Le Méridien Chiang Mai

【住所】 108 Chang Klan Road, Chang Klan, Chiang Mai, 50100 THAILAND
【TEL】 +66   53 253 666
【FAX】 +66   53 253 667
【URL】 lemeridien.com/chiangmai/

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.03.30)

2014年, '14 タイ

コメント

    • 東人
    • 2014年 11月 14日

    チェンマイは日本人シニアのロングステイヤーの人気らしいですね。
    アラフォーやアラフィフにはどうなんでしょうか?

    • kitagawa
    • 2014年 11月 14日

    東人さん、こんばんは。
    チェンマイ・チェンライの国内線ではロングステイと思しき日本人をけっこう見かけました。
    ただ40~50代よりもっと上の年代だと思います。チェンマイは住みやすさより生活コストの安さが魅力のようですね…
    ロングステイの皆さんがどの辺りでどのような生活をしているのか寡聞にして知りませんが、バンコクに住んでいる日本人とは価値観やライフスタイルがかなり異なるそうで、実際近寄りがたい雰囲気を感じました。

  1. 北川様、はじめまして。
    以前より時々訪問させていただいておりました。
    お若いのにスマートな旅の仕方に、いつも私も、かくありたいと思うしだいです。

    私達もたまたま、2年前にコムローイのお祭りに参加しました。
    運よく、ジュニアスイートにUP/Gしていただき、このホテルの印象はかなり良いです(笑)
    また近々滞在予定なので楽しみです。

    私はアラフィフですが、チェンマイは旅先としては良いと感じました。
    ロングステイにはちょっと・・・

    • kitagawa
    • 2014年 11月 23日

    パザパさん、初めまして!
    コメントいただき、ありがとうございます。

    たまたまチェンマイのイーペンに当たるとは、なんという幸運!ホテルも軒並み満室で、今回は割と手配に苦労しました。
    長期でのご旅行をされているようで羨ましい限りです。観光客とは少し違った目線で各国お感じになる部分もあるのではないでしょうか?かくいう僕も割と長めの滞在が多いものの、ついついダラダラと時間ばかりが過ぎてしまい…
    今回チェンマイではだいぶ頑張って回ったのですが、それでも一つもお寺に行けずじまいという体たらくです。(笑

    来年はベルギーへの旅行を計画しており、ぜひ情報交換させていただければと存じます。
    今後とも、どうぞよろしくお願いします。

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