ル メリディアン エトワール ホテル宿泊記 （フランス・パリ）

フランスのパリで ル メリディアン エトワール Le Méridien Etoile に宿泊しました。
古い狭いと口コミを聞いていましたが、内装はモダンにリノベーションされておりスイーツの美味しいクラブラウンジもあり。レンタカー会社に近く空港とのアクセスにも優れ、ビジネスだけでなく観光にも使いやすい近代的なホテルでした！

エトワール凱旋門 の西、ポルト・マイヨー Porte Maillot に位置します。
再開発の進む都会的なエリアで、地下鉄１号線「ポルト・マイヨー駅」まで徒歩３分、シャンゼリゼ大通りやコンコルド広場、ルーブル美術館にも乗換え無しに行けます。ホテルの前に建つショッピングモール Les Boutiques Du Palais にはスーパーも入っていて便利、そのエントランスから左手にホテルが見えました。周辺にお手頃なカフェやレストランが軒を連ね、飲食も楽しめそうです。

今まで泊まる機会がありませんでしたが、今回はレンタカーの返却とその後の空港への動きやすさでここルメリディアンエトワールを選択しました。市内は渋滞が激しいので、ノルマンディからブルターニュへのドライブ旅行を終えてパリに戻り次第、まずはお世話になったボルボを返します。

レンタカーの返却は Les Boutiques Du Palais の地下駐車場 -6 レベルに自分で車を入れます。パーキングには誰も常駐していないので、適当に車を停めたらキーと駐車券をレンタカー会社の窓口へ自分で持って行くようにとのこと。AVISレンタカーは横断歩道を渡った先、RER の Neuilly Porte Maillot 駅舎に入っており、ホテルからも南に200mと近い。それぞれの位置関係をピンクのアイコンで地図上に示しました。

また、シャルルドゴール空港とを行き来するエアポートバス Le Bus Direct がホテル正面、通りの反対側に発着しています。エントランスに立てば目の前なので分かりやすいですね！チケットは車内で購入でき、クレジットカードで支払い可能。路線は LIGNE 2 で、2018年5月現在の運賃は片道 17ユーロでした。
www.lebusdirect.com/en/lines-and-schedules/cdg-airport-paris-etoile-champs-elysees-line.html

チェックイン

エントランスにはベルがいるので車から荷物の積み下ろしを手伝ってくれますが、その後は自分で運ぶゲストが多いようです。スーツケースを曳いてロビー左手のレセプションでチェックインし、やはりスーツケースを曳いて自分でお部屋まで向かいました。レセプション前には無料のお水が置かれ、自由に飲めます。

人の出入りが多い大型ホテルにも関わらずレセプションは空いており、チェックイン時の説明も丁寧に感じられました。ベネフィットについて英語でまとめたレターをくれるのも助かります。リフトの前にエクスプレスチェックアウトの投函箱があったので、チェックアウトの際はレセプションに立ち寄らずにこれを利用しました。

宿泊費は早期予約の30％引き前払いレートで税込み 133.50～145.40ユーロ（17,908～19,504円）なり。
まだ春先ということもありますが、パリの４つ星ホテルとしては安く泊まることができました。

セーヌ川クルーズ

２度目に宿泊の際、なんとホテルからセーヌ川クルーズの２名分の乗船券をプレゼントされました。これはプラチナ会員向けローカルギフトのようで、チケットは好きな時に予約無しで使えるようです。何度もパリに来ていますがセーヌ川を往来する船には一度も乗ったことが無く、良い体験になりました！

ル メリディアン クラブルーム
　Le Meridien Club Room

ゲストルームが1,000室を超えるホテルで、スタンダードなお部屋は18～24㎡と面積に余裕はありません。幸いステータスに応じて111室あるクラブフロアにアップグレードされることが多いようです。

９階のクラブフロアの中でも、広めで窓の大きなお部屋をアサインしていただけました。
彩度の低いブルー系でまとめられたコンテンポラリーな内装、ライティングが明るくシェードも面白い。３つ置かれたイスの形の違いがユニークで、ブティックホテルに近いセンスを感じました。

バス

フランスらしくバスとトイレが分かれています。
バスタブの無いホテルが多いパリにあって、バスタブが備えられているのは嬉しいですね。ミラーの縁や内側にライティングを施す流行りのデザインも取り入れられていました。

アメニティ

バスアメニティは マリンアンドゴッツ MALIN+GOETZ に置き換えられています。
パステルカラーのコースターなど、細かいところまでメリディアンのアイデンティティが及んでいるようです。なお、ヨーロッパのホテルなので歯ブラシは用意されません。

ベッド

ヘッドボードにはセーヌ河岸をあしらったシルエット。
これはアーバンルームとクラブルームに共通しており、フランス人デザイナー ジャン＝フィリップ・ニューエル Jean-Philippe Nuel 氏による設計でリノベーションされたそうです。

ワークデスク

クローゼット

通路に沿ってミニバーやセーフティボックスが並ぶ典型的な作り。
クローゼットにはアイロンも置かれていました。

以下は同じ９階の一番奥にあるお部屋。
わずかに奥行きが広くなっているのと、用意されているアイテムにも変化があり、ハウスキーピングには少しブレがあるのかも知れません。

ル メリディアン クラブラウンジ
　Le Meridien Club Lounge

ホテルの８～９階にあたるクラブフロアに滞在のゲストは８階にあるクラブラウンジを利用できます。
９階からも階段で簡単にアクセスできました。

午前10時半～午後10時半は無料のリフレッシュメントを提供しており、デスクは無いもののスタッフが常駐しているようです。

朝食は午前6時半～10時半のサービス。
ひとり10ユーロで地上階にあるレストラン Latitude のフルバッフェにアップグレードも可能です。

また、午後7時～9時はカクテルアワーとなり、ワインやチーズのほかハムやサラダなどのオードブルが用意されていました。夜が遅く美味しいものの多いパリなので、ここで一杯飲んでから町に繰り出すのがオススメです。

スイーツは日替わりで、特にチョコレート系はさすがパリと思わせる洗練された仕上り。
日中は何かしら食べるものが置かれているようです。

ラウンジの屋外テラスからは エッフェル塔 が見えました。
距離は3kmでタクシーで15分くらい、馴れていればパリは市バスも便利でポルトマイヨーのバス停から82番バスでエッフェル塔の前まで行けます。

余談

Kitagawaがスターウッド（現 マリオット）に泊まるようになったのは、ニューヨークにあった ル パーカー メリディアン（現 パーカー ニューヨーク）でメンバーシップのお誘いを受けたのがきっかけでした。メリディアンホテルはかつてエールフランス航空によって設立され、ここメリディアンエトワールが第１号のプロパティ。いつか泊まりたいと思いつつ、気付けば10年も経ってしまいました（汗

ビジネス客が多いホテルなのでパリらしさには欠けますが、他の国のメリディアンと変わらず快適に過ごすことができました。気取ったところが無く、館内で英語が話されているのも気楽です。今後もレンタカーでパリに着く時には利用したいと思います。
なお、パリ中心部にある伝統的な高級ホテルとしては プリンス ド ガル Prince de Galles, Paris にも今年泊まってみましたので比べてみてください。

2018年, '18 フランス